フィリピンの安い茄子でつくる節約茄子レシピ4選

野菜料理

フィリピンに住んで自炊をしていると、食材の値段がローカル向けと外国人/お金持ち向けでずいぶんかけ離れていることに気付きます。
そして、円安が続いている現在(2023年)は、フィリピン・セブでローカル向けに売られている安い野菜を使って日本っぽい料理を作りたい!切実に思います。

以前に別の記事でも書きましたが、フィリピンでは、茄子・白菜・オクラなどが安いです。

特に茄子は、1本10~20ペソ(約20~55円)前後くらいで買えます。

フィリピン・セブ島で買える茄子(Eggplant)

フィリピン・セブ島で買える茄子(Eggplant)

そこで今日は、最近私が良く作っている茄子料理のレシピを4つ紹介します。
どれも日本の調味料は使っていますが、食材自体は現地でも手に入りやすい(高すぎない)もので、調理も簡単です。

1.茄子とベーコンの和風パスタ

私は和風パスタの中ではたらこパスタが一番好きなのですが、たらこはフィリピンの日本食材店で買うと高いので、一時帰国の後に日本で買ってきたインスタントたらこパスタソースがあれば食べる程度です。

一方この茄子とベーコンのパスタは茄子1本があれば、他は私が普段買い置きしている材料ばかりでできるので、気軽に何度も作っています。

①茄子1本は大きめの乱切りにして塩を軽くかけ、5分ほど置いておきます。

②フライパンにオリーブオイル大さじ2とニンニクみじん切り1かけ分、唐辛子少々を入れ、切った茄子を皮目から入れて弱火にかけ、5分焼きます。同時にスパゲティ100gを茹で始めます。

③茄子を裏返し、適当に切ったベーコンを入れてもう3分、ベーコンに良い焼き色が付くまで炒めます。そこへめんつゆ原液小さじ2と水100mlを加えて沸騰させます。

④ゆであがり時間から1分早めにあげたスパゲティを③のフライパンに加え、1分加熱してソースを吸わせます。

⑤好みで塩と醤油ほんの少々で味を調え、みじん切りの葱と大根おろしを散らして完成です。

※フィリピンでは脂が多すぎたり甘みが強すぎるベーコンもたくさん売られています。
ベーコンの味がパスタ全体に影響するので、あっさりしたこちらのベーコンがおすすめです。

2. 茄子と豆腐の揚げ出し

茄子と豆腐の揚げ出し

これはSoy & BeanのKorean豆腐(木綿豆腐)が買えたとき、そして「メインにお肉は重いけど、ある程度食べ応えのあるものが食べたい」というときに作るメニューです。

Soy & BeanのKorean豆腐 500g 50ペソ

Soy & BeanのKorean豆腐 500g 50ペソ

Korean豆腐が固めなので揚げるのも難しくありませんし、めんつゆがあればすぐできます。

①豆腐はキッチンペーパーで包んでからレンジに2分ほどかけ、水切りして食べやすく切ります。表面の水気をふきとったら片栗粉を薄くまぶし、揚げ油で3分ほど揚げます。
一緒に、1本を1/4くらいに切って皮目に斜めの切れ込みを入れた茄子も素揚げします。

②耐熱の器にめんつゆと水(少し濃いめに薄める)、みりん少々を入れ、レンジで熱々に加熱します。

③揚がった豆腐と茄子の油を切り、②のつゆ入り器に入れてから、大根おろしと刻み葱をのせ、おろししょうがやかつおぶしを添えます。

3.茄子のトマトチーズパン粉焼き

茄子のトマトチーズパン粉焼き

台所に立つ時間を最小限にしたい、ちょっと洋風なものが食べたい時はこちらです。

①茄子を5ミリくらいの薄切りにし、耐熱容器に入れてからオリーブオイルとオレガノをかけて全体にまぶします。これをオーブンまたはトースターで約10分、軽く火が通るまで焼きます。

②半分に切ったプチトマト(=Cherry Tomato)、グリーンオリーブ(あれば)、チーズ、パン粉、オリーブオイル少々を混ぜ、それを①の茄子の上に載せてチーズが溶けるまで再度焼いたら、パセリをかけて完成です。

パン粉が入ったザクザクのトッピングと、とろとろの茄子の組み合わせが美味しく、朝ごはんや軽いランチにおすすめです。オリーブの塩気があるので塩は無くても大丈夫ですが、胡椒はかけてもいいかもしれません。
チーズは本物のチーズを使った方が美味しいですが、フィリピンの謎に安いチーズもどきを使ってもそれなりに食べられます。

フィリピンの謎チーズEden

フィリピンの謎に安いチーズもどき

4.レンチン茄子のぽん酢がけ

レンジ蒸し茄子のぽん酢かけ

これは一番楽な料理と言っていいと思います。

①茄子は縦に3ミリほどの薄切りにし、レンジOKなお皿の上に重ねていきます。そこへ塩少々とお酒大さじ1をふりかけ、ラップして4分ほど加熱します。

②ぽん酢大さじ1とごま油少々を回しかけ、刻み葱とすりごま、あればもみじおろしを載せて完成です。

ボリュームが欲しいときは、豚肉の薄切りやトマトを一緒に重ねることもあります。
日本への一時帰国の時に必ず買っている「創味のぽん酢」があれば、もみじおろしもすりごまも不要で、これをかけるだけでより美味しく食べられます。

創味のぽん酢

他の茄子レシピ&フィリピンで茄子を買うときの注意点

他に、豚ひき肉と味噌があるなら和風麻婆茄子もたまに作ります。

食欲が無い時は、酸味のある南蛮漬けもいいですね。

ちなみに、フィリピンで茄子を買う時は、茄子の皮をよく見て穴が開いていたり、表面に不自然なデコボコがあるものは避けましょう。

フィリピンの野菜は農薬が少ないのか?茄子の中に、芋虫が住んでいることがたまにあります…!
普通に生きていることもあり、切るとコンニチワしてくるので、しっかり選ばないと悲しいことになります。

こちらでは野菜に虫がついていることは結構あるのでもう慣れましたが、このせいで、いまだに茄子を「丸ごと」オーブンで焼いて焼き茄子にする、ということができないでいます(笑)
焼き茄子を作るときは、いつも半分に切って誰もいないことを確認してから焼いています。

虫は嫌ですが、やっぱり茄子は安くて用途がたくさんあって、フィリピンでの自炊には欠かせない野菜なので、良ければ作ってみてください!

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