フィリピンの人は豚肉が大好きなので、ベーコンはどのスーパーにもあります。
ただその味は、日本のベーコンとはかなり異なっています。
フィリピン人に受けるベーコンは、「甘めの味付け」「脂多め」「焼くとカリッカリになるタイプ」だと思います。
Honey Curedと書かれているものが多いです。
日本のこういうあっさりなベーコンはまず見当たりません。
実はコロナ前は、フィリピン・セブでかなり気に入って使っていたベーコンがありました。
PL Aguilaという会社のCountry Style Baconです。
ところが2020年のコロナ騒動以降、このAguilaの商品(ベーコンの他にウインナーやハムもありました)をセブのスーパーで見かけなくなり、あまりにも無いのでFBでメーカーさんに問い合わせたところ、「今はマニラ首都圏にしか出荷していなくて、セブのスーパーに卸せてないんです」と言われてしまいました。
ホームページにも書いてありました。
マニラでは普通に買えるみたいなのが、余計悲しいです。
その後、セブにあるレストラン併設のデリ(イベリコ豚のベーコン)やスモーク専門店やソーセージ専門店でもベーコンを注文してみましたが、「塩味や甘みが強すぎる」「アンモニア臭がする(スモーク製品は製造過程でそうなる場合があるようです)」「やっぱり脂が多い」のような感想で、どれも二度目の注文には至りませんでした。
そんなこんなで、もう2年はベーコン食べてないわ、といつもおしゃべりする美容師さんに愚痴ったら、これならいけるかも!と教えてくれたのが、このKing’s アメリカンプレミアムベーコンです。
どのスーパーにもあるわけではありませんが、アヤラセンターセブのThe Market Placeと、ガイサノカントリーモールのスーパーでも買えました。
フィリピンのベーコンはやたら派手な色使いのパッケージが多いのですが、King’s アメリカンプレミアムベーコンはベージュのパッケージが逆に目立つので見つけやすいです。
また、会員制スーパーのランダースにも、1キロ入りの大きいサイズがありました。
このベーコン、説明は「Smoke-flavored thick strips of salt-cured boneless, skinless pork」となっています。
脂は控えめで、変な甘さがありません!
フィリピンの加工肉にありがちな後味の悪さもほとんど感じません。
それでいて、他のフィリピンのベーコンと比べて高すぎることもないのがまた良いです。
日本のベーコンと同様とまでは行きませんが、クセがあまりないので、サンドイッチ、パスタ、炒め物やスープにも使いやすいです。
おかげで最初に教えてもらってからもう2袋使って、久々にベーコンを使った料理をいろいろ作っているところです。
フィリピンのベーコンは、大体冷凍で売られています。
なので私は買ってきて自宅に着いてほんのり解凍しかかったところで、1回分くらいずつに切り分け、ラップで包んで冷凍しています。
使う前に冷蔵庫に移して自然解凍してから使っています。
セブでベーコン難民だった方、King’s American Premium Baconを見かけたら一度試してみてください!
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