フィリピンの格安謎チーズでつくるローカル磯辺ちくわ【モリンガ使用】

食材・レシピ

フィリピンに住んでいると、日本のザ・居酒屋メニューがすごく恋しくなるんですよね。
あさりの酒蒸しとか、甘くてみずみずしい冷やしトマトとか、ちくわの磯辺揚げとか。

でも、日本製ちくわもチーズ(本物)もこちらでは高いので、今日はローカル材料のみで作れる磯辺チーズちくわを紹介します!

フィリピンの謎チーズと本物チーズ

まずは使う食材のひとつ、フィリピンの謎チーズについて。

フィリピンに来た日本人は、こちらのスーパーの冷蔵庫でもない棚にどさっと置いてあるこのチーズもどきを見ると驚くと思います。

スーパーの棚に唐突に出現する冷蔵不要のチーズもどき。13~60ペソ前後。

この冷蔵不要の謎チーズ、とにかく安いです。今日使うミニパックなどは、13ペソ(約30円)ほどです。
さすがにそのまま食べるとチーズ風味の薄さに気づきますが、加熱すると結構分からないんですよね!
現地のローカルレストランやバーなどで出てくる春巻チーズフライとかの安いおつまみは、こういう謎チーズを使っていると思います。

もちろんちゃんとした本物のチーズも、スーパーの冷蔵エリアで売られています。
こちらは容量にもよりますが、大体200~500ペソです。現地ではチーズ(本物)はお高い食材なんです。

フィリピンや海外産の要冷蔵のチーズ。大体200弱~400ペソ前後。

ランダースやThe Market Placeに行くともっといろんな輸入チーズが買えます。大体200~500ペソ前後。

私は、ピザやパスタやサンドイッチに使うのは輸入の本物チーズ、揚げ物にはローカルの謎チーズ、と使い分けています。

おすすめのミニちくわ

また、ちくわは普通の日本のものを日本食材店で買うと高いので、リーズナブルなこちらを使います。

Akai Food Ocean Ria ミニちくわ 500g 215~236ペソ

Akai Foods Ocean Ria ミニちくわ 500g 215~236ペソ

マレーシア生産のものですが、セブ・マンダウェの会社が輸入販売しているミニちくわです。
最初に日本食材店の町屋マートで発見し、美味しくて便利だったのになかなか再入荷しないので他のスーパーで探したら、ガイサノカントリーモール(バニラド・リニューアル後)のスーパーで215ペソで売っているのが確認できました!

青海苔とモリンガ

最後に磯辺ちくわに欠かせない青のりについて。
実は町屋マートで、小分けの冷凍青のりが1パック58ペソと安めの価格で売られています。
ただ、今回は100%ローカルの磯辺チーズちくわにするために、普段使っているモリンガパウダーを使うことにしました。

モリンガ(現地語でマルンガイ)は栄養価がとても高く、日本でもスーパーフードとして知られる野菜です。
日本ではパウダーやオイルやタブレットに加工されたものが健康食品屋さんなどで買えますが、高いです(2000円とか)。
一方フィリピンでは、スーパーで30ペソ前後で新鮮な生のモリンガが買えます。

モリンガ=Malunggay

モリンガ=Malunggay

私は生のモリンガを乾燥させてミルサーで粉状にし、手作り入浴剤に混ぜたりしているので、冷蔵庫に作りおきのモリンガパウダーがあり、こちらを使ってみることにしました。
もちろんフィリピンでもパウダー状のモリンガは買えますし、安いので普通に町屋マートの青のりで作ってもいいと思います。

青のりとモリンガパウダー

左が町屋マートで買える冷凍青のり(20g58ペソ)、右が手作りモリンガパウダー(8g程度で材料費8ペソくらい?)

ローカル磯辺チーズちくわレシピ

それではレシピを紹介します。

<ローカル磯辺チーズちくわ 材料 1人分>

フィリピンローカル材料で作る磯辺チーズちくわ

  • ローカルミニちくわ 5個
  • Edenの謎チーズ ミニパック1個の1/4くらい
  • 薄力粉=Cake Flour 大さじ1
  • モリンガパウダー(もしくは青のり) 大さじ1/2 
    ※生のモリンガを乾燥させて砕いたもの。
    冷凍青のりの小分け袋は町屋マートで20g58ペソで買えます。
  • 水 大さじ1
  • 油 大さじ1

①ボウルに薄力粉大さじ1とモリンガパウダーまたは青のり大さじ1/2を入れて混ぜ、水大さじ1を加えて軽く混ぜます。

②Edenの謎チーズを包丁で細く切り、解凍したミニちくわの穴につめます。

③②のチーズちくわを①のボウルに入れて、衣をつけます。

ローカル磯辺ちくわチーズ

③フライパンに油大さじ1を熱し、多めの油で揚げ焼きのようにします。時々転がしながら、大体5分くらい。

④完成です!

こちらがローカルのモリンガ使用バージョン。

ローカル磯辺ちくわチーズ

そしてこちらが青のりバージョンです。

ローカル磯辺ちくわチーズ・青のりバージョン

感想

上の写真を見ると、青のりを使ったものの方が明らかに色鮮やかですよね。
ところが味を比較してみると、意外にも、モリンガチーズちくわの方が美味しかったんです!
青のりバージョンは、冷凍青のりを使ってますがちゃんと海苔の風味がします。でもその分、ローカルの謎チーズと日本のプロセスチーズの違いがはっきり分かって、ローカル謎チーズの甘いようなクリーミーなような中途半端なチーズ感が際立つ気がします。

対してモリンガバージョンは、もちろん海苔の磯っぽい香りはありませんが、生のモリンガの青臭さが飛んで、クリスピーさだけが残っているんですが、それが謎チーズのクリーミーさをいい感じに中和してるんです。
なんというか全体のバランスが良い感じです。

料理としては、ローカル(モリンガ使用)バージョンの磯辺チーズちくわの方が完成度が高いのが、意外な発見でした。

ローカルバージョンの方は(モリンガをパウダーにする手間はありますが)、材料費も40ペソ未満位だと思うのですごく安く作れます。
謎チーズが安すぎて怖くて手を出していなかったフィリピン在住の方は、ぜひ磯辺ちくわチーズで試してみてください!

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