私は練り物が大好きです。
ちくわ、はんぺん、かまぼこ、さつま揚げなど、セブでも日本食材店等で買えないことは無いんですが、とにかく高いんですよね…。
そんな私がセブで見つけて、フィリピンにいる練り物好き日本人に強力に推したい食材が、「Seafood Tofu」です。
魚のすり身とタピオカ粉などを混ぜて揚げたもので、見た目は厚揚げのように見えますが、お豆腐よりははんぺんやちくわに近い味です。
はんぺんほどふわふわじゃないけどちくわよりも柔らかく弾力がある感じでしょうか。
フィリピンでは割とメジャーな食材で、冷凍食品のシーフードコーナーにあります。
一番おすすめのメーカーはこの「Chenies」です。
The Market Placeやロビンソン系のスーパー(BTCなど)に置いていることが多いです。
ただ、上のは高いので、安いもので2番目におすすめするのは、このメーカー「Ocean Ria」。
2種類を食べ比べたところ、Cheniesの方が弾力があり、プリプリ感で勝ります。
でも味も大きさもほとんど変わらないので、「Chenies」が見つからない場合は「OceanRia」を買っています。
一度500g120ペソほどの激安Seafood Tofuを買ったことがあるのですが、全くの別物でした。
原材料は似ているのに、食べると弾力が全然なく、魚の味もせず、粉っぽいんです。あれはひどかったです。
フィリピンはメーカーによる食材の味の差が日本以上に大きいので、安いものを買うときはほんとにギャンブルです。気を付けてください!
また、原材料が似ていて同じような感じかと思って試しに買ったOceanRiaのこれはハズレでした。なんか臭みがあります。(なかなか消費しきれず冷凍庫の奥にあったのをひっぱりだしてきました)
試していただく場合は、ぜひ「Chenies」か「OceanRia」のSeafood Tofuでトライしてみてください!
このSeafood Tofu、メイン食材というより、料理の名脇役なんです。
私はソース味でない焼きそば(台湾風焼きそばやキムチ焼きそば)には必ずSeafood Tofuを細く切ったものを入れますし、お鍋やおでんをするときも毎回使います。
白菜や水菜(セブでもたまに買えます)とだし・醤油・酒・みりんでさっと煮るだけでも美味しいですし、炊き込みご飯に入れても良いです。
ちくわや油揚げを入れる料理には大体合います。
メインっぽく使うのは「Seafood Tofuかき揚げ丼」の時くらいです。これは、冷蔵庫に野菜の切れ端しかない、というときに作るお手軽メニューです。
卵も使わず、材料少なめでできるので、レシピを紹介しますね。
<Seafood Tofuかき揚げ丼材料 1人分>
- 人参 5cmくらい
- 玉ねぎ 1/8くらい
- Seafood Tofu 2個
- 冷凍枝豆 3つ
※無くてもOK。ほんとは三つ葉を入れたいところですが、そんなしゃれたものはセブにはないので枝豆で。 - 薄力粉=Cake Flour 大さじ2
- もち米粉=Gluteneous Rice Flour 大さじ1
※薄力粉大さじ3でもいいですが、もち米粉を混ぜたほうが美味しいです - 冷水 大さじ3
- 4倍濃縮の麺つゆ 大さじ1
- 水 大さじ1
- みりん 小さじ1/2
- 温かいごはん 1杯
①人参は5mm幅の千切り、玉ねぎは薄切り、Seafood Tofuは1個を5等分くらいに短冊切りにします。
枝豆は自然解凍かレンジ弱で解凍し、さやから外しておきます。
②材料の野菜とSeafood Tofuをボウルにいれて混ぜ、そこに薄力粉大さじ2ともち米粉大さじ1を入れて軽く混ぜます。
③冷水大さじ3を②のボウルに加えたら、お箸でざっくりまぜます。
※衣は多すぎず、水は冷たいものを使い、水を入れてから混ぜすぎないのがポイントです
④160度くらいの油で揚げます。油に入れた後、菜箸で表面4か所くらいに穴をあけ、かき揚げの周りだけでなく中にも油が通るようにします。
⑤4~5分揚げて形ができてきたら、お箸とフライ返しなどを使ってひっくり返し、もう3~4分揚げます。
⑥この間につゆを作ります。麺つゆを通常より2倍以上の濃さに水で薄めます。
私は4倍濃縮の麺つゆを使っているので、麺つゆ大さじ1:水大さじ1。そこにみりん小さじ1/2を加え、レンジで1分加熱します。
⑦かき揚げが揚がったら油をきり、温かいご飯にのせ、食べる直前に⑥のつゆをかけて完成です!
卵も使っていないお手軽&節約レシピですが、薄力粉だけでなくもち米粉を入れることによりサクサクして衣の味が良くなります。
もち米粉はお団子も作れますし、常備しておくと便利ですよ。
ちょっとカリっとしたSeafood Tofuはちくわのような味&食感です。
練り物好きの方、ぜひ試してみてください。
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