コロナが始まってからというもの日本へ一時帰国ができず、セブでは買えずに困っている食材はいろいろあります。
ぱっと思いつくものをあげてみると、
- 「貝だし」味の液味噌
- 創味のぽん酢
- 美味しい柚子胡椒
- 美味しい梅干し
- 好きなコーヒー店のドリップバッグ
コロナ前はどれも年2回の一時帰国の度に日本で購入していました。
メーカーや味を問わなければ、町屋マートや三河屋などセブの日本食材店でも買えるものが多いです。
でも、液味噌だけはメーカーにかかわらず日本食材店にも置いてなかったんです(2022年現在)。
それがですね、先日久しぶりにSMセブシティのスーパーへ行ったところ、なんと液味噌が普通に売られていたんです!

マルコメ「料亭の味」普通バージョンと減塩バージョン、どちらも169.5ペソ
2年以上欲しいと思い続けていたので、見つけた時は喜びが抑えられず、近づきながら何回も写真を撮ってしまいました。(絶対怪しかったと思います)
普通の味噌であれば、日本食材を置いているスーパーで1キロの袋入りが200ペソ前後で売られています。
なぜ袋入りの味噌でなく液味噌が良いかというと、
- ひとり暮らしで味噌汁を毎日作るわけでもないので、大容量の袋入り味噌はもてあます
- 液味噌はお湯に溶けやすく、だしも入っているので乾燥わかめや葱を入れたお椀に直接入れてお湯を注ぐだけで一人分の味噌汁を手軽に作れる
- 冷蔵庫で保管しやすく調味料としても使い勝手が良い
等の理由です。
ほんとはこの「貝だし」味が好きなのですが、贅沢はいえません。
お味噌汁にするときの具については、日本のように乾燥の「味噌汁の具」が簡単に手に入らないので、乾燥わかめと、メトロスーパーアヤラセンター店で買った豆腐皮(乾燥湯葉)を切ったものを冷蔵庫に保管しておき使っています。

乾燥わかめと豆腐皮(乾燥湯葉)

これにお湯を注ぐだけ。
袋味噌より扱いが楽で、インスタントの小分けのお味噌汁を買うより経済的、調味料として料理にも使いやすいので、私は断然液味噌派です。
液味噌を使った料理としては、豚汁(ごぼう・こんにゃくが買えた時限定)、担担麺、回鍋肉なども作りますが、「マーボナス」が一番手軽にできる料理かと思います。
フィリピンは年中夏でいつでも茄子が安く買えますし、今日は材料少なめで作れる「和風麻婆茄子」を紹介します。
甜麺醤や豆板醤などは不要で、胃にもたれない、でもご飯にはしっかり合うレシピです。
<和風麻婆茄子の材料 1〜2人分>

フィリピンで茄子を買う時は表面に穴があいていないものを。(穴があると虫が入っていることがあります)
- 茄子 長めのもの1本
- 脂すくなめの(=Leanな)豚ひき肉 100g
※The Market Placeで購入 - 葱 1本
- しょうが 1かけ
- サラダ油(私は米ぬか油使用) 大さじ1
- 水 150ml
- 顆粒だしの素 小さじ1/2
※液味噌にだしが入っているので無くてもOKかも - 醤油 小さじ1
- 液味噌 大さじ1
- 砂糖(私はココナッツシュガー) 大さじ1
- 水溶き片栗粉 片栗粉小さじ1を水小さじ1で溶いておく
- ごま油 小さじ1/2~小さじ1
- すりごま、葱など 適量
①茄子は縦に細長くなるように切り、葱としょうがはみじん切りにしておきます。
②フライパンにサラダ油(米ぬか油)大さじ1を入れ、葱としょうがを軽く炒めたら豚ひき肉100gを加えてさらに炒めます。
③ひき肉の色が変わったら切った茄子を入れ、茄子がしんなりするまで大体7~8分ほど炒めます。

これくらいになったら水と調味料を加えます
④そこに、水150ml、だしの素小さじ1/2、醤油小さじ1、砂糖と液味噌各大さじ1ずつを加え、蓋をせずに3~4分ほど煮ます。
⑤茄子がいい感じにくたっとなったら火を弱め、水溶き片栗粉を加えて1分ほど火を通して、とろみがついたら仕上げにごま油少々を垂らして完成です。
器に盛って、お好みですりごまや葱などをかけます。

この写真はレシピの分量で作ったものの半分くらいの量です
この麻婆茄子のいいところは、「ニンニクや辛いものを使っていないので外出前や子どもでも食べられる」「だしと味噌で和風の仕上がりなのでご飯に合い、もたれない」ところです。
最初に葱しょうがと一緒にニンニクと豆板醤も炒め、だしの素を鶏ガラスープに変えて、調味料にオイスターソース小さじ2ほどを追加、仕上げに山椒(セブでは高いですが)をかければ、中華らしいこってり&辛い麻婆茄子にもなります。
通常の袋入りの味噌でももちろんできると思うので、良いひき肉が買えればぜひ一度作ってみてください。
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