フィリピンローカル材料でつくる日本風焼きプリン

おやつ・軽食

フィリピンにも「レチェ・フラン」と呼ばれるプリンっぽいデザートがあるのですが、練乳や砂糖がたっぷり入っていて、とにかく甘いです。食感もねっとり濃厚で、ものによってはクリームをそのまま食べているみたいな気分になります。

そのため私が家でプリンを作る時は、生クリームは入れず、卵多め・砂糖控えめな、昔ながらの日本の固めプリンを作ります。

今日は、分量や温度、焼き時間などを何度も調整して完成した、ローカル材料のみでつくる日本風固め焼きプリンのレシピを紹介します。

<日本風焼きプリン材料 直径7cmのプリンカップ2個分>

フィリピンで作る日本風焼きプリン 材料

  • 牛乳 125ml
  • 卵(全卵) 1個
  • 卵黄 1個分
  • グラニュー糖=Refined Sugar 25g(大さじ2弱)
  • バニラオイル 3~4滴
  • 無塩バター 4g(小指の先程度)

やまとやさんの卵が切れた時、私はMagnoliaのCage Free Brown Eggを使っています。
ここのは味が良いのはもちろん、品質が安定している気がする(フィリピンではこれ大事)んですよね。

Magnolia Brown Eggs

Magnolia Cage Free Brown Eggs 12個148ペソ前後

無塩バターはお菓子にしか使わないので、私は8g入りの小分けの無塩バターを買って使っていますが、プリン型に塗るだけなので有塩の普通のバターでも大丈夫そうです。

<カラメルソース材料>

  • グラニュー糖=Refined Sugar 50g(大さじ4弱)
  • 水 大さじ1
  • お湯 大さじ1

カラメルソースはプリン4個分くらい、少し多めにできますが、これ以下の分量で作ると失敗しやすくなるのでこの分量で。

①バター4g(ほんの少しです)を小皿に入れ、レンジに20秒ほどかけて溶かしたら、キッチンペーパーにしみ込ませてプリンカップ内側の側面に薄く塗ります。

フィリピンで作る日本風焼きプリン

プリンカップはローカルの製菓材料&道具店で1個30ペソで購入。

②カラメルソースを作ります。
鍋に砂糖(Refined Sugar)50g=大さじ4弱と水大さじ1を入れ、砂糖をしっかり水になじませてから弱火にかけます。
色が変わるまでは砂糖も鍋も触らず、色が付いてきたら時々鍋を回しながら色が均一になるように火を通していきます。
全体がカラメル色になったら好みの頃合いで火からおろし、用意しておいたお湯(熱湯でも少し冷めたお湯でもOK)大さじ1を入れ、耐熱ゴムベラや木べらなどで混ぜます。
再度弱火にかけ、全体の色が均一になってとろみがついたら、①のプリンカップに流しておきます。

カラメルソース作り

私はこのくらいの焦がし具合が好きです

カラメルソースは、電子レンジ、テフロンフライパン、鍋の3種類で作りましたが、鍋が一番失敗なく綺麗に作れると思います。

③牛乳125mlを耐熱容器に入れ、沸騰させない程度に電子レンジにかけてあたため(牛乳が常温なら40秒/冷蔵なら1分ほど)、砂糖25g=大さじ2弱を加えて良く溶かします。

④別の器(牛乳をはかった計量カップなど)に卵1個と卵黄1個分を割り入れ、泡立てないようにお箸で白身を切るように混ぜたら、茶こしでこしながら③の牛乳に加えます。
このとき牛乳の温度が高すぎると卵が固まるので、牛乳は50度〜60度(かなり熱めのお風呂程度)がいいです。

フィリピンで作る日本風焼きプリン

⑤お箸かヘラをボウルの底につけながら泡立てないように混ぜ、バニラオイルを3~4滴加えて混ぜます。
泡立てるとスが入る原因になります。

⑥卵液を茶こしでこしながら、カラメルを入れたプリンカップに静かに注ぎます。

フィリピンで作る日本風焼きプリン

④の工程でも卵を一度こしてから加えているので、合計2回こすことになり、白身がきちんと液に混ざってなめらかになります。

⑦深めの容器(私は15cmのアルミケーキ型)に綺麗なふきんかミニタオルを敷き、60度くらいのお湯を底から3cmほどまで入れて、プリンカップを並べます。
ふきんやミニタオルを敷くのは火のあたりを柔らかくするためで、キッチンペーパーやハンカチでもいいと思います。

フィリピンで作る日本風焼きプリン

セブのダイソーで買ったこの青いふきんが全く水を吸わなくてふきんとして機能しなかったので、こういう時に使います。

⑧130度に予熱したオーブン中段で40分焼きます。

日本風固め焼プリン 焼き上がり

焼き上がりです

40分焼いて表面が固まり、つまようじを刺してドロドロの卵液がついてこなければほぼ焼けていますが、念のため火を切ったオーブン内で10分放置します。
その後常温で20分放置して粗熱を取ってから、冷蔵庫で2時間~1日冷やします。
じっくり冷やしてから食べたほうが卵の味が良くなります。

⑨型から抜きます。
まず、熱湯を入れた器にプリンカップを型ごと30秒~1分ほどつけ、底のカラメルや側面のバターを溶かします。

フィリピンローカル材料で作る日本風固め焼プリンレシピ

プリンの表面の端の方をスプーンで押さえ、プリンが壁に接している部分をはがすように一周します。

フィリピンローカル材料で作る日本風固め焼プリンレシピ

プリンカップの上にお皿を載せ、ひっくり返して押さえながら上から下に振ります。
ぶりんという感触が伝わって来てカラメルが流れてくれば外れています。
なかなか外れない場合はナイフを型とプリンの間に入れてはがします。

⑩完成です!

フィリピンローカル材料で作る日本風固め焼プリン

昭和っぽくしたくてクリームとチェリーを載せてみました。

フィリピンローカル材料で作る日本風固め焼プリン

余ったカラメルソースはレンジOKなカップに入れておいて、後で牛乳を入れてチンしてカラメルミルクにして飲むといいです。
私はオーブンでプリンを焼いている間に、カラメルを作り終わった鍋に牛乳を入れてヘラでこそげながらあたため、それをコーヒーに入れて飲むのが好きです。

また、オーブンが無い場合は、以前紹介した卵豆腐の要領で蒸してもいいと思います。

私はオーブンで焼くほうが楽ですし、プリンの角の部分などが固めに仕上がるので好きです。
ちなみにうちのオーブンでは、160度・150度・140度どれでやってもスが入り、120度では時間がかかりすぎるので、130度がベストと結論づけました。
オーブンによって違いがあるので焼け具合を見ながら調整してください。

外側は固めで中はなめらかな感触が楽しめる、私のベストプリンレシピです。
甘すぎなくて(カラメルで甘さを補う感じ)あっさりしているので、食後のデザートにもぴったりです。
ぜひ一度作ってみてください!

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