少し前に、私がフィリピン・セブで何年も気に入って使っていたGold Seasのツナ缶・オリーブオイル漬けミニサイズが最近全然買えない、という話を書きました。
その後、Gmall of CebuのスーパーやITパークのメトロスーパー、ガイサノカントリーモール、SMスーパーなどで大きい方の缶は買えたこともあったのですが、↑の記事を書いて以来、やはりミニ缶は一切見かけていません。
私は1人暮らしなので、180g前後ある普通サイズのツナ缶は1回で使い切れなくて、持て余すんですよね。

Gold Seas Tuna in Olive Oil 左が通常缶185g(2022年65ペソから2024年は86ペソに値上がり)、右がミニ缶90g(2024年は一度も見てない)
気に入っていたけど、そろそろ諦めて別のツナ缶を探すか…と思い、最寄りのメトロスーパーで簡単に買えるローカルの小さめツナ缶を3種類買ってきました。

San Marino、Century、La MiaのFlakes in Oil(オイル漬けツナ缶)
今日はこの3種類のツナ缶を食べ比べた結果をレポートしたいと思います!
3種類のローカルツナ缶
今回取り上げた3種類のツナ缶を選んだ理由はこんな感じです。
- フィリピンはやたら味付きのツナ缶が多い(カラマンシー味・チリ味・ガーリック味など)。私は人工的な味が気になるので、フレーバー無しのシンプルなオイル漬け一択。
- 最寄りのメトロスーパーで買いやすいこと。
- 小さめサイズ(160g以下)が買えること。
- 缶切り不要のプルトップタイプであること。(フィリピンではいまだに缶切りが必要な缶詰も多い)
フィリピンのツナ缶で一番人気というかどのスーパーでも見かけるメジャーなブランドはCenturyだと思います。
今回買った3種類のうち、値段はSan Marinoが一番高く、次にCentury、一番安いのがLa Miaでした。
150g or 155gで32~42ペソの範囲内と、Gold Seasより一段階安い感じです。
カロリーや成分表などは一応写真を撮りましたが、3種類の表示方法が微妙に違っていて、計算が面倒だったので(笑)考慮していません。
食べた感想のみで比較します!
ローカルツナ缶食べ比べ実験 そのまま&玉ねぎポン酢
3つのツナ缶を開けて、それぞれ目についた一番大きな固まりと一番小さな固まりを1つずつお皿に移しました。
3種類とも、Gold Seasのもの(細かめにほぐしてあって使いやすかった)よりも大きいというか長さのある固まりが多い気がします。
まずは火を通さず、味付けもせずに、そのままで食べ比べてみます。
例によって、なるべくメーカー名を見ないようにお箸で少しずつ味見した感想がこちらです。
しばらくツナを食べていなかったからか、意外にも全部結構おいしく感じて、順位がつけづらかったんですよね。
塩味が一番強いと感じたLa Miaは、そのジャンクな味に「なんか下品やな(笑)…でもそれが旨いな!」と思いました。
食感や舌触りが一番柔らかくて良かったのはSan Marinoです。私が好きなGold Seasも柔らかさが良かったんですよね。
でも、味に関してはCenturyが一番バランスが取れていて、癖のないオーソドックスなツナ缶!という感じの味がしました。
この3種類、食べる時の気分によって順位が変わりそうです。
次に、スライスオニオンとツナを合わせてぽん酢をちょっとかける、というシンプルなアレンジで比べてみました。
使ったぽん酢は普通のものよりもちょっと凝った味の「創味のぽん酢」で、おろした蕪や人参、リンゴ・パイナップル・ゆず・レモン果汁、ごま油のようなコクも加わったもので、ドレッシングや和風のおろしダレのような使い方もできるぽん酢です。
結果はこうなりました!
味が一番美味しかったのはCenturyでした。
でも食感は、Centuryよりキシキシ感の少ないSan Marinoがやっぱり良かったので、CenturyとSan Marinoのどちらを1位にするべきか決められませんでした。
一方、La Miaははっきり3位だと思いました。
そのままだと美味しかったのに、味付けしたとたん、「味濃いわ!(日本から持ってきた&高い)創味のぽん酢の味を掻き消さないでもらえます?」と思ってしまうんですよね(笑)
ローカルツナ缶食べ比べ実験 ツナマヨ&ツナチーズトースト
私がフィリピンでツナ缶を使って料理する時は、玉ねぎや大根や胡瓜と合わせてサラダにしたり、パスタの具にしたり、キムチチャーハンを作る時にお肉代わりにしたりなどしています。
でも、味の濃いパスタやチャーハンだとメーカーの違いはそれほど気にならなそうなので、他にどんな料理に使うかな、と考えてみたら、ツナマヨおにぎりだな!と思い当たりました。
普段ツナマヨを作るときは、マヨネーズだけでなく醤油やカラマンシーを少々加えることもあるのですが、この日はシンプルに、マヨネーズだけであえて、塩胡椒も加えずに比較してみました。
結果、順位は1位:Century 2位:San Marino 3位:La Mia でした。
もうこのあたりで、Centuryは流石フィリピンのツナ缶で一番シェアが高そうなだけあるな…と思い始めてきました。
なんかバランスが一番いいんですよね。
最後に、たまーに作るツナチーズトーストでも比べてみます。
玉ねぎ少々とツナをパンに載せてケチャップを2滴ほどたらし、その上にスライスチーズをのせてから焼いて、軽く塩胡椒しました。
これは、味の濃い(一番安い)La Miaがなかなか健闘しました。
洋風だと味が濃い方が美味しいのかもしれません。
結論:超王道には理由がある?Centuryツナ缶が安定!
今回、3種類のローカルツナ缶を味付け無し、サラダっぽい和え物、ツナマヨおにぎり、ツナチーズトーストで比較しましたが、結論は、どの使い方でも安定感のある味だったCenturyのツナ缶が総合的に1位です。
私が好きだった(けど今は買えない)Gold Seasのオリーブオイル漬けミニ缶に比べてしまうと、ほぐし方が大ざっぱ&オイルがあっさりしてない、というデメリットはあります。
それでも、最寄りのメトロスーパーはもちろんコンビニやサリサリストアでも買えるほどの普及ぶり&Gold Seasより安い、というメリットも大きいですし、これからしばらく、少なくともGold Seasオリーブオイル漬けミニ缶が買えない間は、このCenturyのFlakes in Oil (155g缶)で代用しようかという気になりました。
Centuryはフィリピンのツナ缶としてはメジャーすぎて、皆さんとっくに試し済みではあると思うのですが、参考にしていただければと思います。
また、味濃いめが好きな方はLa Mia、柔らかめの食感を求めている方はSan Marinoも試してみる価値ありかと思います!
追記:Centuryツナにミニ缶を発見!
2024年12月に、Centuryのツナ缶により小さいサイズがあるのを発見しました!

95g入りミニ缶 26.5ペソ@ガイサノカントリーモール
1つ95gと、一人暮らしの1回分としてちょうどいいので、これからはこのミニ缶を買いたいと思います!
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