土井善晴さんの塩むすびとべーじゃがが美味しかった話

ご飯もの

フィリピンのセブに住んでいても、私が毎週見ている日本のバラエティ番組といえば「家事ヤロウ」ですが、先日料理家の土井善晴さんが出ていまして、レシピをたくさん紹介していました。

土井善晴さんって有名な方ですが、私の中では「ザ・大阪の優しいおっちゃん」というイメージでなんとなく好感度が高かったものの、これまでレシピを作ったことが無かったんです。
でも、「家事ヤロウ」で紹介された中から作ってみた2つのメニューがどちらも簡単なのにとても美味しくて、さすがレジェンド!と思いましたので紹介します。
塩むすびべーじゃがです。

Instagramの家事ヤロウ公式アカウントでも簡単にレシピ紹介されてますが、インスタには載ってないテレビで詳しく言っていたコツや、海外(フィリピン)で実践する場合のポイントも合わせて紹介しますね。

土井善晴さんの塩むすび

こちらは、土井善晴さんが昔NHK「きょうの料理」で紹介して神回となった「伝説の塩むすび」だそうです。
そんなの聞いたら作りたくなりますよね!

①お米は洗ってから水につけずに、ざるにあげたままで40分ほど吸水させます。

土井善晴さんの伝説の塩むすび レシピ

水につけないのはお米をふやかし過ぎないためで、ざるにあげた状態でも必要な水分は吸収するそうです。(知らなかった!)

②その後炊いて、手を良ーく洗います。
私はセブで買った1人用土鍋で炊きました。
前に紹介した電子レンジ炊飯器のちびくろちゃんも便利ですが、この土鍋を買ってから1合炊きにはこっちの方がおこげもできて美味しく炊けるのでよく使っています。

土井善晴さんの伝説の塩むすび レシピ 土鍋ご飯

私はいつも水に浸した後柔らかめに炊いていたのですが、今回はいつもよりご飯の粒がしっかりしているように感じました。
ザルあげ効果でしょうか…!?おにぎりにはこっちのご飯の方がよさそうですよね!

③炊き立てご飯をほぐし、美味しいところをしゃもじで(表面の真ん中以外をぐるりと一周)とって、濡らしたお椀に一杯分よそいます。
片手の上に濡らして固く絞った綺麗な布巾をひろげ、そこへお椀のご飯をあけて、布巾で包むように両手で2回くらい軽く握って一旦杉板の上に載せます。

土井善晴さんの伝説の塩むすび レシピ

濡らした布巾で包むことで、炊き立てご飯でも全然熱くないし、杉板に載せると余分な水分を吸収するそうです。
この時、決してぎゅっとは握らず、ふわっと形を作る程度で良いそうです。板の上で勝手に割れてきても、中の蒸気が適度に抜けるのでそのままで良いんですって。

土井善晴さんの伝説の塩むすび レシピ

フィリピンセブの私の家に、杉板なんてあるかいな!と思ったら、昔セブのダイソーでなんとなく買った「桐のまな板」がありました(笑)もうなんのために買ったかも覚えてませんが、役立ちました!

それから料理用の綺麗なふきん(うちでは買い置きのガーゼで代用)を新しくおろすのが面倒だったので、Plentyの破れないキッチンペーパーをビタビタに濡らして絞ったら良い感じでした。
今後もおにぎりの時には活用したいと思います!

④水(飲料水)で濡らし、塩を広げてまぶした手で、力を入れずに軽く握ってから再度板に載せます。
塩は結構多めに見えました。手に直接まぶすことで塩の壁ができてお米が手にくっつきにくいそうです。
最後のにぎりも本当に軽く2回くらいでささっと握っていました。

土井善晴さんの伝説の塩むすび レシピ

⑤器に盛って完成です!

土井善晴さんの伝説の塩むすび 

この方法で作ったおにぎり、ご飯粒が全然つぶれてなくて、食べたらふわっと崩れて塩加減もちょうど良く、めちゃめちゃ美味しかったです!

普段の自己流の「水に浸してから米を炊く&塩を溶いた水を手につけて握る&熱いのでたまにラップで握る」のとは明らかに違いました。
やり方ひとつで、セブで買える安い日本米でもこんなに変わるんだな、と感動しました。

インスタの公式レシピはこちらです。

土井善晴さんさんのべーじゃが

次に作ったのがべーじゃがです。
セブでもたまにミニじゃがいも=Marble Potatoが買えます。
フィリピンでは使ってる農薬は少なそうなんですが(よく生きた虫がついてるので)、ここは日本ではないので買ってきた根菜を皮つきのまま料理するのはためらって普段あまりしないんですよね。

でも、テレビで見て久々に皮つきじゃがいもの煮物が食べたくなったので、ものすごく念入りに洗ってから挑戦することにしました。

材料はこちら。インスタ公式に載ってるレシピは4人分ですが、私はその半量(2人分)で作っています。
じゃがいも200g、ベーコン(あれば塊)60g、にんにく1かけ、サラダ油大さじ1/2、料理酒50ml、砂糖大さじ1/2、醤油大さじ1弱。シンプルです。

土井善晴さんのべーじゃが レシピ 材料

①じゃがいもは泥を落として良ーく洗い、芽や青い部分があれば取り除きます。
私はスキレット(鋳鉄製ミニフライパン)洗い用に大きなタワシシート(Scrubbing Pad)を小さく切って置いています。新しいのを使って念入りにゴシゴシしました。

Scrubbing Pad

Scrubbing Pad 激安なので頻繁に替えています

土井善晴さんのべーじゃが レシピ マーブルポテト(Marble Potato)

②ベーコンの塊を1cm幅に切り、にんにくは皮つきのまま軽く潰します。
ここセブでは塊ベーコンは手軽に買えないので、いつものKings American Premium薄切りベーコンを使いました。
そしてにんにくは、セブで手に入るものが中国製かもしれないので、皮は使いたくなくて剥きました。

③サラダ油大さじ1/2をしいた鍋にじゃがいもを入れて、皮を焼くように炒めます。
その後ベーコンとつぶしたにんにくも加えて軽く炒めます。

土井善晴さんのべーじゃが レシピ

④水250mlと酒50mlを入れて沸いたらアクを取り、砂糖と醤油各大さじ1/2ずつを加えます。

土井善晴さんのべーじゃが レシピ

アクはしっかり取ってから蓋をします

落し蓋をして、じゃがいもが柔らかくなるまで25分ほど煮ます。

土井善晴さんのべーじゃが レシピ

落し蓋はアルミホイルで代用しました。

⑤やわらかくなったら蓋を取って煮汁が少なくなるまで煮詰め、仕上げに醤油大さじ1/2弱を加えてから、鍋をあおって残った煮汁をよく絡めて完成です。

煮ている間に醤油の香りが飛ぶので最後にもう一度醤油を少々入れるのですが、レシピ通り(半量の場合大さじ1/2)だと濃そうなので私は少しだけ薄め(小さじ1~大さじ1/2弱)にしました。

ベーコンの脂で乳化したとろみのついた煮汁を最後に絡めることで一気にツヤが出て美味しそうになります。焦げる直前くらいまで水分を飛ばした方が皮のカリッと感が楽しめます。

土井善晴さんのべーじゃが レシピ

美味しかった…。酒と砂糖と醤油だけの味付けなんですけど、なんで?っていう深い味でした。
土井善晴さん、スゲーてなりました。またセブでミニじゃがいもを見かけたら絶対リピします!

日本にいる方は、厚切りベーコンと美味しいじゃがいもで作ればもっと美味しくなりそうです。
インスタの公式レシピはこちら。

塩むすびもべーじゃがも、フィリピンでも美味しくできました!
どちらも材料は非常にシンプルで工程も簡単、コツさえ守れば美味しくなるのでぜひ作ってみてください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました