前回の記事で、セブ在住12年で試した4通りのお米の炊き方について書きましたが、私は現在お鍋でご飯を炊いています。
2022年現在のお米の値段や玄米の美味しい炊き方、ラクなとぎ方や保存方法について、私のやり方を紹介します。
フィリピン・セブのお米の値段(2022年)
現地の普通のスーパーに行くと、いろんなお米が量り売りで並んでいます。
米の値段は時期や天候などによって変動しますが、ローカル米は大体キロあたり50ペソ前後です。
日本米が置いてある場合もたまにありますが、スーパーでは高いことが多いです。
私は、日本食材店の町屋マートで日本米(ささにしき2kg入り)を買っています。
そして日本米2合に対し玄米1合を混ぜて炊いています。
玄米はこちらのもの。
この玄米は、アヤラセンターのThe Market Placeで買っています。
大袋や量り売りの玄米なら他のスーパーにもあるのですが、異物や虫などが混入しづらそうな真空パック(フィリピンでは大事!)で、かつ開封後は冷蔵庫で保管しやすい小さめの袋が良いのでこれに決めています。
日本米はローカル米の約3~4倍、玄米はローカル米の約2倍の値段ですが、美味しいご飯を食べるためにこれに落ち着きました。
ちなみに、ご飯に玄米を混ぜはじめてから2年ほど経っていますが、その間に4キロ痩せました!
玄米、お勧めです。
お米のとぎ方「米研ぎシェーカー」で水と労力をセーブ
私、お米をとぐのがあんまり好きじゃないんです。家事の中で一番嫌いかもしれません。
それなのに、セブでは無洗米がほとんど売られていないんです…。
あと、フィリピンでは水道水は飲めないので、配達される飲料水でといでいるのですが、移住当初からお米をとぐたびにお水がもったいないなあと思っていました。
ローカルの人は水道水でとぐと思うのですが、お米って、といでる間も水分を吸収すると聞くので、できれば全部飲料水でとぎたいのです。
そこで4年前の引っ越し時に購入したのがコレです。
米と水を入れて、振るだけでお米がとげるという私のためにあるようなグッズです。
この米研ぎシェーカー、水を入れると結構重いので、カクテルのシェーカーのようには軽々と振れないですが、エクササイズになりそうと思って、うろうろしながら片手に持って振っています。
米2合と水を入れて量ってみると約1キロの重さでした。
お水の量はそれなりには使いますが、普通に研ぐよりは効率的にお水が使えるし、筒状なのでフィリピンのウォーターディスペンサーから水を注ぐのもやりやすいです。
普通にとぐのと違って、手は濡れないし、お米をこぼす心配もないです。
そして玄米を使っている人にとってさらに便利なのは、長時間の吸水がしやすい(冷蔵庫に入れやすい)ことです。
玄米は、洗ってから8時間~1日吸水させた方がいいらしいのですが、ボウルに入れると冷蔵庫のスペースを取りますし、フィリピンでは常温でおいておくと傷みそうで心配ですよね。
この米研ぎシェーカーなら、冷蔵庫のドアポケットに入るので、前の晩にこれでといだら水を注いで冷蔵庫に入れて保管し、翌日炊くことができます。
デメリットも一点あり、割れたお米のかけらが水切りの目に引っ掛かることがあること。
これは日本のような米の品質が良い国ではあんまり問題にならないのかもしれません。
目にお米が詰まったら、面倒ですが爪楊枝で取っています。
4年使ってパッキンが劣化してきているので、次の一時帰国の際には念のためパッキンだけ買っておこうと思いますが、今後も使い続けると思います。
フィリピンや水の貴重な海外でお米を研ぐ方にはとくにおすすめしたい愛用品です。
玄米+白米の美味しい炊き方
私は玄米と白米を混ぜて鍋で炊いていますが、最初は適切な水の量が分かりづらかったので、現在私がやっている炊き方を紹介します。
- 米研ぎシェーカーで玄米1合をとぎ、水を入れて冷蔵庫で8時間~給水させます。
- シェーカーから玄米を出して鍋に入れておきます。
- 日本米2合を米研ぎシェーカーでとぎ、30分吸水させます。(常温でOK)
- 鍋に日本米を加えて軽く混ぜ、お水660mlを入れて、蓋をずらして強火にかけて沸騰させます。
- 沸騰したら弱火にして蓋をきちんとしめ、10分炊飯します。
- 10分経ったら火からおろし、蓋をしたまま15分蒸らしたらよくほぐして完成です。
炊きあがりはこちら。
玄米が混ざっているので色が美味しそうに見えませんが、表面にたくさん穴が開いているのは「蟹穴」といって、お鍋で上手く炊けた時はこれがたくさんできます。
お鍋で炊くのは意外と簡単ですし、今使っている鍋(鋳物ホーロー)ではしつこい焦げ付きなどもありません。
フィリピンの現地製炊飯器の方が、よっぽどこびりつきました。
分厚いお鍋をお持ちであればお鍋で炊くのはおすすめです。
お米の冷凍保存容器について 日本購入品 VS セブ購入品
炊いたお米は1食分食べたら残りは冷凍保存していますが、ご飯の保存容器は日本で購入しました。
この保存容器、底が丸くなっていてその中心にくぼみがあるのですが、電子レンジで温めた時にふっくらいい感じに蒸気が回るんですよね。
実はこれの良さをちゃんと実感したのは、セブでご飯の保存容器を買い足して使い始めてからでした。
最近、SM系のスーパー(SMやJセンターモール内など)の一角に、日本のダイソーで買えるようなキッチン便利グッズのコーナーができているのですが、そこで下画像の「ご飯の冷凍保存容器」を見つけました。
2個75ペソと安かったので購入しました。
ですが、温めた後のご飯の味が、上の保存容器と全然違うんですよ!
このセブ購入の方はレンジ加熱した後のふっくら感があまりありません。
そのため、冷凍ご飯を食べる時は日本のアマゾンで買った底が丸い容器の方を優先して食べてしまい、セブで買った長方形の容器で保存したご飯は、炒飯や雑炊等に使うことが多くなっています。
次の一時帰国時、底の丸い方の保存容器は買い足さなければ!と思っています。
まとめ
フィリピンはお米をたくさん食べる国ですが、お米の種類が全く違うので、日本人が美味しいと思う品種のお米や炊飯関連の道具を現地のものから見つけるのは難しいです。
(昔は現地生産の日本米や日本米に近いカリフォルニア米がスーパーでキロ100ペソ以内で買えたのですが、今は見かけなくなってしまいました)
現地のお米は水分や甘みが少ないので、もっちり感はありませんが、炒飯などには良く合います。
私はジョリビー等ファーストフードでチキンをテイクアウトした時、頼んでないのについてくるライスがあると、ほぼ毎回それを使ってパラパラチャーハンを作っています。
幸い、日本製のお米の冷凍保存容器や米研ぎシェーカーなどは、日本製炊飯器と違って安価に導入でき、ご飯生活の質が一気に上がります。
移住の際には、ぜひ日本人の工夫が詰まった日本の炊飯アイテムを持って臨んでいただくことをおすすめします!
コメント