以前このブログでフィリピンで買った家電のレビュー記事をいくつか書いた時、テレビ代わりに買ったプロジェクターについてもまた紹介します、と書いていました。
が、記事にする前に故障してしまいました…。
私が買ったのは、中国Xiaomi(シャオミ)の家電ブランド、Miのプロジェクター「Mi Smart Compact Projector」(Model:M055MGN)です。
販売価格は24,995ペソ、当時のレートで約57,000円くらいでした。
購入時期は2020年6月、セブでコロナのロックダウンが少し緩和されたタイミングです。

ITパークにあるセントラルブロックアヤラモール4FにあるMiストア
テレビじゃなくてプロジェクターにした理由
もともと私はずっとテレビの無い生活を送っていて、動画や映画はタブレットやスマホで見ていました。
ですが2020年3月にコロナのロックダウンが始まり、特にフィリピン・セブでは3月末から5月末にかけて、薬局とスーパーと一部デリバリー可能な飲食店以外は全部閉店(家電店含む)というなかなか厳しい状況でした。
それで規制が少し緩和された6月に娯楽的な買い物がしたくなって、久々に開いた家電店にテレビを探しに行きました。
ところがその時の家電店ではテレビが相当品薄となっていて、普通に選んで買うことができませんでした。
ロックダウンの影響で物流が滞っているためと、他にも同じような考えでテレビを購入した人も多かったんだと思います。
その後立ち寄ったMi Storeでは、テレビはすべて在庫切れだったけれど、プロジェクター1台のみ在庫があったのでした。
その頃「セブ市はあと2週間でまた厳しいロックダウン=ECQに戻るかも」という話もあり(実際戻った)、あまり考える余地もなくMiのプロジェクターを購入してしまいました。
なので、プロジェクターを選んだというよりはそれしか選択肢が無かった、という理由です。
シャオミプロジェクターのスペックと値段
私が使っていたMi Smart Compact Projectorのスペックはこんな感じでした。
- 解像度 1080P Full HD
- Android TV搭載
- 自動ピント合わせ機能
- 音声でのスマートコントロール可能
- 最大120インチまで投影可能
ちょうど最近後継のMi Smart Projector 2が発売されていて、アヤラセンターセブのMi Storeで見られました。デザインや大きさは私が使っていた第一世代とほぼ同じです。
日本でも同じ名前のものが、2022年8月に8~9万円ほどで販売開始となったようです。

XIAOMI Mi Smart Projector 2(Mi Storeアヤラセンターセブ店)30,999ペソ

アヤラセンターセブに2022年9月頃オープンしたばかりのMi Store
第一世代プロジェクターの画質の雰囲気がわかる写真を探してみると、購入後にアプリ追加やVPNサービスの設定をしてアマゾンプライムで日本の番組が見られるようになった時に撮った写真が出てきました。
ドラマ『逃げ恥』のワンシーンですね。
テレビとの比較のため、プロジェクター故障後新たに買ったアクオスのテレビ(42インチ)で同じシーンを映してみました。
テレビの方が確実に明るく、画像もくっきりはしていますが、プロジェクターの大画面もなかなか捨てがたい魅力があります。
(上の画像ではわかりにくいですが、プロジェクターの投影サイズは42インチテレビの2倍以上の大きさがあります)
ちなみに、このシーンで映っている手前の黒い物体は、以前炊飯記事で私がおすすめしていた電子レンジ炊飯グッズの「ちびくろちゃん」っぽいです(笑)
プロジェクターのメリット・デメリット
一般的に、プロジェクターのメリットとデメリットとしては以下のような点があげられると思います。
~プロジェクターのメリット~
- 大画面で見られて迫力がある
→ ほんとそう。没入感があるので特に大作・名作系の映画やドラマを観るのにはとてもおすすめ。バラエティやYoutubeを観る時はムダに大きすぎると感じるかも。 - 場所を取らない
→ 部屋の白壁に映していたのでちょうどいい大きさ・位置に調整するために三脚を買って置いていましたが、軽いので移動も簡単でした。 - Android TV搭載の場合、アプリを追加してプロジェクター単体で各アプリの動画を観られる
→ 購入後のアプリとVPNの設定で日本のTVや動画配信サービスを見られるようにできたので、選んで正解でした。 - 集中しやすい
→ 基本暗くして観ることが多いので。
~プロジェクターのデメリット~
- 部屋を暗くしないと見づらい
→ 夜しか見ないので問題無し(日中はスマホかタブレットで十分) - 画質はテレビより落ちる
→ プロジェクター購入までテレビ無し生活をしていて、動画はスマホやタブレットで見ていたので気にならず。ただ今回新しくテレビを買って初めて、プロジェクターより明るさも画質も良いことを実感しました。
テレビ購入についてはまた今度書きます。 - ファンがまわる作動音がうるさい
→ 私はプロジェクターで見るのは集中して観る映画や大作系ドラマなので、ヘッドフォンをつけて観ていたためファン音は気にならず。
結局、プロジェクターのデメリットは私の生活では大した問題にはならず、コロナの混乱期の突発的な買い物にしては満足できたと思っていました。
何より、見ない時は部屋での存在感があまり無く、邪魔にならないのが良かったです。
ただ、2年ちょっとで故障するのはあまりにも短命すぎて、さすがに後継機を買う気にはなれませんでした。
シャオミプロジェクター故障の原因と修理について
故障のしかたですが、ある日突然画面がいつもより暗い?と気づき、そこから1~2日で画面端の操作ボタンが暗すぎて読めないくらいまで悪化しました。

故障に気づいた1日目の様子です(自動ピント合わせ画面)
再起動はもちろん、コンセントの場所を変えたり乾いた布でレンズを拭いたり、追加アプリを全削除して初期化までしてみましたが、一向に改善されず、中身の劣化と判断しました。
購入店のMi Storeセントラルブロック店(ITパーク店)に相談したところ、「今は修理はアヤラセンターセブにできた新しいMi Storeのほうで受け付けてるからそちらに行って」と言われました。
そこで、次の休みにアヤラセンターセブ店へ行ったら、なんと「修理受付担当のスタッフが来月にならないとセブに来ないので、それまでは受付できない」と言われてしまいました。
もともと保証期間も切れていたし、ネットで調べた感じだと、プロジェクターが故障した場合、修理が難しいことは多く修理費用も高額になる傾向があるようです。
私も、たとえ修理スタッフが来るのを待って本体を店頭に持っていっても、1万ペソ以上修理代を請求されるとか、なおる保証もないのにマニラや中国に送って長期間待たされるだけで結局なおらず、という結果がなんとなく想像できたので、潔くあきらめることにしました。
次にテレビを購入した理由
故障するまでは快適だったプロジェクター生活をもう少し安く再開したくて、まずは一万ペソ以下の安めのプロジェクターをいろいろ探してみました。
この価格帯だと、大体は中国のよくわからないブランドのものです。
でも、明るさや機能などのスペックがやっぱりシャオミのものよりは落ちるんですよね。
加えて、格安系のプロジェクターはネット販売が主流で、また壊れた時に修理を依頼する窓口もよくわからなくなりそう(そもそも会社がそれまで存続するかも不明)です。
一部の家電店やPC店では3万ペソ以上の高級なプロジェクターなら店頭に置いてあることもありましたが、3万ペソ以上出してまた2年ほどで壊れるのは勘弁です。
そこで渋々ながら、42インチ前後・Android TVという条件でテレビを探してみると、ブランドやスペック別に15,000ペソ〜20,000ペソ前後で買えることがわかりました。
プロジェクターより安いし、さすがにテレビなら2年で壊れる事はなさそうと思って、セブの家電店で買うことに決めました。
こちらがそのテレビです。
SharpのAQUOS(アクオス)2T-C42CG1X、42インチでAndroid TV搭載です。
使用して2週間ほど経っていますが、プロジェクターに比べて明るいし静かだしで、邪魔ではあるのですが、まあ満足しています。
このテレビにした理由と、フィリピンで買ったAndroid TVで日本の番組を見るための最初の設定などについては、また次回紹介したいと思います。
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