少し前に、マクタン島でなんとなく入った古道具屋さんで、野田琺瑯のバットが激安で買えたことを書きました。

野田琺瑯のバット@マクタン島Pajoの韓国サープラスショップ
日本の野田琺瑯の製品は人気があり、このサイズのバットの定価は1,430円なのですが、中古品とはいえ、40ペソ(約110円)で購入できたのはお得だったと思います。
でもこのバット、結構大きなサイズなので、一人暮らしの私は餃子を大量に作って冷凍保存する時くらいしか使わないかもな…とも思っていました。
せっかく買ったので他の使いみちを考えていて、かさばる鶏手羽肉に下味をつける&オーブン焼きにするのに使ってみよう!と思いつき、作ってみました。
私は日本の手羽先でも基本塩味系が好きなので、塩系2種類の味付けを試しました。
どちらも美味しく簡単だったので、紹介します。
フィリピンの鶏手羽(Chicken Wing)と参考にしたレシピ
私は、フィリピン・セブの普通のローカルスーパーではあまりお肉を買いません。
これまでいくつかの記事でも書きましたが、豚や牛の薄切りはPearl Meat Shopで、豚と牛の挽肉はアヤラセンターセブのThe Market Placeで、鶏ひき肉はSMのスーパーでそれぞれ買っています。
近所のメトロスーパーで気軽に買えるお肉は、鶏胸肉(Chicken Breast)と、たまに豚ヒレ肉(Pork Tenderloin)ぐらいです。
でも、最寄りのローカルスーパーで簡単に買える鶏手羽(Chicken Wing)で美味しい料理ができれば便利だなと前から思ってたんですよね。
早速近所のメトロスーパーで買ってきました。キロあたり260ペソで、大きめ3個360gが93ペソ(約246円)でした。
フィリピンのチキンウィングは、日本の手羽先よりも肉が付いている部分が多い気がします。
味付けの参考にしたのは、塩味系だけどしっかり味っぽく思えたリュウジさんの無限塩手羽先と、昔TV番組「家事ヤロウ」で観て一度試したら簡単で美味しかった海水焼きです。
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鶏手羽(Chicken Wing)のオーブン焼き・塩味系2種のレシピ
<鶏手羽(Chicken Wing)のオーブン焼き・塩味系2種 材料 1人分>
- 鶏手羽=Chicken Wing 360g(大きめ3個)
~海水焼きの下味~
- 飲料水 100ml
- 塩 小さじ1
~無限塩手羽の下味~
- にんにく 小さめ1かけ
- 塩 小さじ1/3
- 味の素 3振り
- 黒胡椒 適量(多め)
- レモン汁またはカラマンシー汁 小さじ1弱
- はちみつ 小さじ1
~仕上げ用~
- カラマンシーまたはレモン 1個
- 塩・黒胡椒 少々
①3つある鶏手羽のうち、1つを海水焼きにします。
海水焼きの下味は非常~にシンプルで、水100mlに塩小さじ1を溶かし、そこに手羽肉を1時間つけるだけです。
②次に残り2個の手羽肉をバットに入れ、味が染みこみやすいようにフォークで全体に穴を開けます。
手羽肉に切り込みを入れたり骨を抜いたりして食べやすくする方法もありますが、今回は下ごしらえも調理もこのバット1つでやってしまいたかったので、まな板不要の穴あけだけにしました。
③無限塩手羽の調味料を全部かけて、手羽肉に手で揉みこみます。
調味料は、240gの手羽肉2個に対して、おろしにんにく小さめ1かけ分、塩小さじ1/3、味の素3振り、黒胡椒多め、カラマンシー汁小さじ1弱、はちみつ小さじ1です。
調味料が混ざって全体になじんだら、そのまま20~30分置きます。
④オーブンを220度に予熱しておきます。オーブンが無い場合はトースターや魚焼きグリルでもできると思います。
バットを汚したくない場合はオーブンペーパー等敷いた方がいいですが、バットが安かったので雑に使っちゃえと思い、下味をつけたまんまのバットに、①の塩水につけておいたほうの手羽の水気をふいて乗せ、そのままオーブンに入れて220度で25分焼きました。

左が海水焼き、右2つが無限塩手羽
⑤焼き上がりがこちらです!
やっぱりフィリピンの手羽肉大きいですね!手羽先焼きというよりローストチキンに見えます。
お皿に盛って、美味しい塩と黒胡椒を追加で少々かけ、カラマンシーを添えて食べました。
美味しかったです!
2種類の味を比較してみると、味濃いけど万人受けしそうだなと思ったのは無限塩手羽の方です。
塩味だけでなくはちみつのほんのりした甘みも加わって旨味もあり、肉厚の手羽肉でもちゃんと味がついていて食べ応えがありました。
でも私は海水焼きのシンプルな味も好きなんですよね。塩水につけて焼くだけという超簡単な手順にもかかわらず、肉の美味しさがしっかり味わえて、やはりこれも捨てがたいです。
今度作るときもきっと2種類の味付けで作ってしまいそうです。
バットの片づけについて&次回予告
今回、味付け自体には何の後悔もありませんが、あまりに何も対策をしなかったために、野田琺瑯のバットの焦げがやばかったです。
安かったからとはいえ、雑に扱いすぎました。
これは、①手羽肉に下味をつけたあと、オーブンに入れる前に軽く水洗いしてバットの内側についた漬け汁などを一度落としてから焼く②バットにオーブンシートを敷いてから鶏肉をのせる、ということをすれば、かなり軽減できると思います。
ただ上の状態でも、ホーローのバットならそのまま火にかけられるので、脂を紙で軽く拭ったあと、バットに水道水を入れてコンロ(うちはIHコンロ)にかけ、沸騰したら重曹と酢を入れて10分ほど弱火で煮れば、ゴシゴシこすらなくてもある程度は落ちます。
…と思ったら、↑のお湯を捨てて柔らかいスポンジで撫でた程度では結構汚れや焦げが残ってしまいました…。

重曹と酢とスポンジだけで掃除した状態
そこで、秘密兵器を出してきて綺麗にしました。
…その結果が、見てください、これ。
明らかに、調理前より綺麗になってます(笑)
この結果にとても満足したので、次回の記事ではホーローの焦げや変色を綺麗にする方法について、詳しく報告したいと思います。
鶏手羽焼き、フィリピンの普通のスーパーで入手しやすいチキンウィングで作れるのがとても便利ですし、どちらの味付けも美味しくでき、オーブンやトースターや魚焼きグリルがあればほったらかしで調理できるのも楽なので、試してみてください!
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