少し前に、うちの最寄りのメトロスーパーセントラルブロック店(ITパーク店)で豚ヒレ肉=Pork Tenderloinが買えることを紹介しました。
この豚ヒレ肉で少し時間のかかる料理を作ってみたくて、生まれて初めて、焼き豚を作ってみました。
焼き豚やチャーシューって豚バラ肉や肩ロースでつくることが多いと思うんですが、私は脂が多すぎるのは苦手なので、脂の少ない豚ヒレ肉で美味しい焼き豚が作れたらいいな、と思ったんです。
私の住むフィリピン・セブでは、市販のもので好みに合う焼き豚はまず買えない(フィリピンスタイルの脂身たっぷりの角煮やローストポークならあるけど)というのも大きな理由です。
いろいろレシピを探して美味しそうだったものを、今回は初挑戦なので一切アレンジせずに作っています。
分量だけ、ちょうど元レシピの半分で作っていますが、簡単でしっかり美味しかったので紹介しますね。
元レシピの笠原将弘さんの動画はこちらをご覧ください!
Pork Tenderloin(豚ヒレ肉)でつくる焼き豚
<豚ヒレ肉の焼き豚 200g=1~2人分 笠原将弘さんの元レシピのちょうど半量>
- 豚ヒレ肉=Pork Tenderloin 約200g
※元動画では豚肩ロース ブロック - 砂糖 75g
- 塩 大さじ1/2
- 醤油 50ml
- おろししょうが 小さじ1/2
- おろしにんにく 小さじ1/2
- ウイスキー 大さじ1/2
- サラダ油 大さじ1/2
- 黒胡椒 少々
- からし、はちみつ 適量
※無くてもOK
~付け合わせの胡瓜と葱の和え物~
- 胡瓜 1/2本
- 葱 1/2本
- ごま油 大さじ1/2
- 酢 小さじ1
- 塩 1つまみ
- 砂糖 2つまみ
- 一味唐辛子・白ごま 少々
①豚ヒレ肉(Pork Tenderloin)のかたまり200g全体にフォークで穴を開けます。
②ジップ袋に穴をあけた豚肉と砂糖75g、塩大さじ1/2を入れて袋の上から揉みこみ、砂糖と塩が溶けるまで常温で1時間ほどおいておきます。
③常温で1時間おくと豚肉から水分が出て、砂糖と塩が溶けてきます。
(私が作った日は暑かったので傷むのが心配になり、途中30分冷蔵庫に避難させました)
ここに追加の調味料、醤油50mlとおろした生姜とにんにく各小さじ1/2ずつ、ウイスキー大さじ1/2を加えてまたもみこみ、冷蔵庫で3時間以上おきます。
(私は半日置きました。結構味濃いめになりました)
ウイスキーを使うのがポイントだそうです。
④焼く1時間ほど前に冷蔵庫から袋ごと出して常温に戻しておきます。
その後、漬け汁からお肉を取り出してキッチンペーパーで水気をふき、フライパンに油大さじ1/2を熱して弱火で豚肉の外側全体に焼き目をつけていきます。漬け汁は後で使うので残しておきます。
大体10~15分くらいかけて、側面も含めて各面まんべんなく焼いて行きます。
美味しそうな見た目になりましたが、この時点ではまだ中まで火が通っていません。
全体的にいい色になったら火を止めて蓋をし、15分休ませます。
⑤15分休ませてる間に、胡瓜と葱の和え物の準備をします。
胡瓜は千切り、葱は斜め切りにして、冷水にさらしておきます。
⑥豚肉に戻ります。
フライパンの蓋をとり、ジップ袋に残っていた漬け汁を注いで、中弱火で5分ほど、たまに豚肉を返しながら煮からめていきます。
煮汁が煮詰まってきてとろみがついたら、火を止めて蓋をして冷まします。
⑦先ほどの胡瓜と葱の水気をしっかり切り、ごま油大さじ1/2、酢小さじ1、塩1つまみ、砂糖2つまみ、一味と白ごま各少々を加えて和えます。
⑧焼き豚が手で触れるくらいに冷めたら、好きな厚さに切ります。
良い感じです!
豚肉の脂・命のフィリピンでは、こういう脂が少ない豚肉加工食品にはなかなかお目にかかれないので、よけいに自分で作る甲斐があります。
お皿に盛り、煮詰めた漬け汁少々と黒胡椒適量をかけて、胡瓜と葱の和え物を添えたら完成です。
脂は少ないもののパサパサ感はなくしっとり仕上がっていて、中まで味もしっかりついてました。
元動画では、蜂蜜や辛子を少々添えることをすすめられていましたが、私は黒胡椒だけで十分でした!
半日漬けたからもあると思いますが、濃いめの味付けなので、そのままおかずとして食べるよりも、焼き豚丼やお酒のおつまみにするのが良い感じでした。
(半熟卵と胡瓜と葱を多めにのせた焼き豚丼、美味しかったです)
もう1つ、ぜひおすすめしたいのが、煮詰めた漬け汁の残りを使って、味玉を作ることです!
煮詰めた漬け汁がすこしだけ余ったのを捨てるのがもったいなくて、ミニビニール袋(Sando Bag)に入れてゆで卵を半日漬けてみたら、めっちゃ美味しい味玉ができました。
いつも作る、めんつゆや白だしメインの味玉よりずっと深みのある、お店レベルで美味しい味玉になったので、焼き豚を作った際にはぜひ!味玉も一緒に作ってみてください。
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