フィリピンの野菜シンカマスを5種類のおかずで試してみました

野菜料理

私、結構前から気になっていたフィリピンのローカル野菜がありまして、今回やっと購入しました。
こちらのシンカマスです。

フィリピンの野菜シンカマス(Singkamas/ヒカマ/クズイモ)

キロ当たり105ペソで、かなり大きいの1個で53.55ペソでした

シンカマス(ヒカマ・クズイモ)とは

シンカマス=SINGKAMASは、もともとメキシコ原産のマメ科の植物で、メキシコではヒカマ(Jicama)、日本ではクズイモと呼ばれているそうです。

根の部分を食べるので根菜ですが、フィリピンではグリーンマンゴーと同じようにバゴオン(オキアミの塩辛ペースト)を付けておやつ的に食べたり、サラダに入れるのが一般的なようです。

皮が里芋みたいに見えるのでなんとなく面倒そう…と敬遠していましたが、実際に使ってみると、皮に包丁を入れてひっぱると桃のように(桃ほど柔らかくないけど)皮がすーっと剥けて、生のままで食べられるので結構扱いがラクな野菜でした!

半分に切ったところがこんな感じ。水分多めです。

フィリピンの野菜シンカマス(Singkamas/ヒカマ/クズイモ)

よく、食感が梨のよう、と言われているのですが、ちょうど梨があったので食べ比べてみました。

左が梨、右がシンカマスです。

フィリピンの野菜シンカマス(Singkamas/ヒカマ/クズイモ)と梨の比較

確かに食感は似ています。
でもシンカマスの甘さは梨と比べると相当控えめで、水分も梨の方が多く、同時に食べ比べると「やっぱ梨は美味いな!」と思いました。
甘さがだいぶ足りない梨、みたいな感じです(笑)

まずくはないですし、安くて食物繊維も豊富らしいので、どんな調理法だと美味しく食べられるのか、いろいろ実験してみることにしました。

シンカマスの生食例:オリーブオイル塩と梅肉和え

まず皮をむいたシンカマスを千切りにし、ちょっと固かったので塩をかけて5分ほどおいてしんなりさせてから、飲料水で塩を洗い流しました。

フィリピンの野菜シンカマス(Singkamas/ヒカマ/クズイモ)

最初はシンプルな味付けで試そうと思って、①オリーブオイルと塩とカラマンシー少々 ②梅肉と醤油 で和えてみました。

シンカマスレシピ オリーブオイル和えと梅肉和え

①のオリーブオイルと塩とカラマンシーと黒胡椒は美味しかったです!カラマンシーをたらすと、野菜のほのかな甘みがひきたつ気がします。

②は、食べる前に期待したほどではありませんでした。
梅味とシンカマスが微妙に合わず、大根で作ればよかった…と思いました。

揚げシンカマス

私、食欲がない時に「ゆでた乾麺そば+大根おろしをいれた麺つゆと刻み葱とすりごま+揚げ野菜や揚げハラペーニョ春巻き」という献立をよく作るんです。

おろしそばと揚げ野菜の献立

この揚げ野菜を作るときに、シンカマスも揚げてみました。
衣は、以前紹介した少し味のついたものです。(粉+鶏がらスープ+酒+マヨ+水+白胡椒)

揚げシンカマス

この揚げシンカマスは、美味しかったです!

シンカマスは揚げると梨ではなく、大根とじゃがいもを合わせたような味になります。

揚げシンカマス

断面から伝わればよいのですが、シャキシャキとホクホクの両方の食感が楽しめ、淡泊な味なのでスパイス塩やカラマンシーなどが良く合います。
これはお勧めの調理法です。

シンカマスの和風寄りの一品:たらこマヨ和えときんぴら

それから、普段なられんこんやじゃがいもやごぼうで作るような和風のおかずにも試してみたくなり、たらこマヨきんぴらも作ってみました。

シンカマスのたらこマヨ和えとシンカマスのきんぴら

たらこマヨは…微妙でした!まずくはないけど、別にシンカマスで作らなくても良い感じです。

セブでは、たらこや梅肉って結構貴重品です。(たらこは日本食材店町屋マートで200数ペソで購入したもので、梅肉に至っては町屋マートのS&Bのチューブよりも美味しい無印のやつです)
その貴重な日本の材料を使ったのに合わない場合、「最初から素直にじゃがいもや大根で作っておけばよかった…」と落ち込みます。
今回のシンカマスたらこマヨも、ほんの少量のみで作っておいて良かったです。

でも、きんぴらは美味しかったです!炒めてもシャキシャキ食感は残っていて、きんぴら感がちゃんとありました。

シンカマスのきんぴら

シンカマス自体がごぼうやれんこんより明るい白色なのでちょっと色が薄く見えますが、ごま油で炒めてから砂糖みりん酒で煮て、醤油といりごまを加えて炒めていて、しっかり味がついています。

ごぼうやレンコンが手に入りにくいセブでは、シンカマスきんぴらは今後もまた作りそうな気がします。

まとめ

シンカマスはフィリピンのローカル野菜で値段が安く(キロ100ペソ位、ごぼうやれんこんの四分の一以下!)、お財布に優しいです。

今回紹介した5種類のおかずに使っても、シンカマスだけでいえば30ペソ分くらいでしょうか。まだ手を付けていないものが2/5個分くらい残っています。

ビタミンCや食物繊維が豊富で低カロリー、血糖値の上昇を抑える働きもあるそうで、身体にも良さそうです。

フィリピンの最も暑い時期である4月~5月が旬だそうです。
特に揚げシンカマスきんぴらが美味しかったので、見かけたら挑戦してみてください!

コメント

  1. Kyoko より:

    日本から戻ってきました。

    シンカマス、スーパーで見たことはありますが、食べ方が分からず買ってみようと思ったことはありませんでした。
    天ぷらする時、買ってみます😃🎶

    お勧めの「マルコメ 貝だし 液状味噌」を多めに買ってきました。
    セブの日本人の友人達は大喜びです。

    【●●●●● ← 個人情報保護のため、ここの一文だけ編集させていただきます byセブキッチン日記】
    不躾とは思いましたが気が向いたらいらしてください。
    そこでお渡しできれば嬉しいです😃🎶

    セブキッチン日記さんのブログには私の知らない事や分からない事がたくさん掲載されていて非常に助かっています。
    いつもありがとうございます。

    • Cebu Kitchen Cebu Kitchen より:

      Kyokoさん、コメントありがとうございます。
      液みそ私も嬉しいです~!
      なかなか頻繁に帰国できない&荷物の重量制限に苦労する在住者にとって、最高のお土産だと思います。
      手軽に味噌汁をプラスできて、それだけで食事の日本らしさがアップしますよね…!

      ちょっと今回コメントを勝手に編集(一文だけ伏字に)させていただきましたが、理由をメールさせていただいたので見てください!

      シンカマス、今日ちょうど別のメニューの記事もあげましたが、揚げ物もやっぱり美味しいです。私もまた買ったらまずはシンプル揚げ野菜にすると思います。

タイトルとURLをコピーしました