前回の記事で、激安で買えた野田琺瑯のホーローバットをオーブン焼きに使ったら、雑に扱いすぎて焦げが残ってしまったことを書きました。
チキンの下味つけに使って調味料が残ったバットをそのままオーブンに入れて焼き、チキンだけ取り出した直後の状態がこれです。

オーブンシートくらい敷くべきでした
水道水を入れて火にかけ、沸騰してから重曹と酢をいれてぐつぐつすれば、大きな焦げはこすらなくてもある程度はとれます。

一部の変色は調理前(中古品購入時)からありました
でもこまかい焦げは重曹やスポンジでは落ちなかったので、秘密兵器を出してきました。
数か月前に愛用洗剤の記事でも軽く紹介した、クリーンキング(Kleen King)という洗剤です。
ビタクラフトという高めのステンレス鍋ブランドのお店で売られているステンレスや銅製品用の洗剤で、アメリカ製です。
Amazonでも買えます。
この洗剤、高い(2000円ちょっと)んですが、ステンレスの焦げだけでなく曇りや斑点、変色も楽に綺麗に落ちるので、私は日本にいる時から10年以上愛用しているんです。
上の洗剤記事でも書きましたが、その時は実際使ってみた様子を紹介できなかったので、今回使用方法や結果をお見せしたいと思います。
こげついたホーローのバットと、クリーンキング、ラップを8cmくらい用意します。
乳液のようなテクスチャで伸びが良いので、使用量は大体これくらい。↓
スポンジではなく、ラップでクリーム状の洗剤をくるくると撫でるように全体に薄く塗り広げていきます。
↑ここまで5分くらいでしょうか。
この琺瑯バット、ローカルな古道具屋さんで見つけた時点で、けっこう使用感や、キズにも見える灰色の筋状の変色があったんです。
購入後、自宅で普通の食器用洗剤やオキシクリーンで念入りに洗い、煮沸消毒もしてから使いはじめたのですが、購入時からあった細かな汚れや変色はそれでは落ちなかったのに、今回クリーキングを使ってみるみるみる落ちていくのが分かりました。
そして全体を水で洗い流したところがこちらです。
めっちゃ綺麗になりました!!まるで新品です。
灰色の筋っぽい汚れも、傷に見えたけどそうではなく変色だったようです。
このバットは2枚買っていたので、もう1枚も続いて掃除しました。
買ってきて普通の洗剤で洗っただけのものがこちら。
この角の汚れ、重ねて収納して付いた細かい傷だと思ってましたが、
それもすっかり綺麗になりました。
これが1枚たった40ペソ(約110円)とは、やっぱ良い買い物したわぁ…とニヤニヤしました。
(洗剤は2200円だけど笑)
MECOにも感謝したいくらいです!
日本で買ってからもう5~6年使ってくたびれていた別の野田琺瑯容器も、

右側の変色は塩素系や酸素系漂白剤では落ちなかった
この機会にお手入れしました。
やっぱり琺瑯製品、良いですね。
プラスチック製品は6年も使えばどんなにお手入れしても使用感アリアリになりますが、琺瑯ならきちんとケアすれば長く使えるというのが実感できました。
勢いに乗って、いつも使っているステンレス片手鍋もクリーンキングで掃除しました。
先日風邪をひいたときにこのお鍋で小田巻蒸しを作ったら、お湯に入れた器の跡が少し残ってしまったんですよね。
ステンレス鍋につきやすい白い斑点や細かい焦げもあります。
これもクリーンキングをラップでくるくる広げて塗っていき、5分程度で綺麗になりました!
このステンレス鍋は数か月に一度このクリーンキングで掃除しているので、購入から8年経ってるけど綺麗に使えています。
今回は、もともと使用感のあった白いホーローをオーブン調理で盛大に汚した後に使ったことで、長年愛用しているクリーンキングの実力を改めて再認識しました。
普通のクリームクレンザーとは全然違います。やっぱり好きです。
問題は今私が住んでいるフィリピンでは買えないことですが、アメリカ製の洗剤なので、フィリピンにあるTrue Value(輸入品多めのホームセンター)やランダース、ルスタンスデパートのホームセクションなどでそのうち買えるようにならないかな…とほんのり期待もしています。
現時点ではフィリピンではまだ見たことが無いので、日本帰国時にまた買い足すつもりです。
ステンレスやホーロー製品(あと銅製品にも使えるようです)のお手入れを楽にしたい方がいれば、洗剤としてはちょっと高いですが、数ヶ月〜半年に一回くらいの使用頻度なら何年ももちますし効果はばつぐんなので、ぜひクリーンキングを試してみてください!
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