昨年最後の記事で、年末の大掃除用にお掃除グッズや洗剤を少し買い足したことを書きました。
ちょっと前には洗濯洗剤についての記事を書きましたが、お掃除用の洗剤についてはまとめて書いて無かったと思います。
そこで今日は、フィリピン・セブ在住の私が現在愛用中の掃除用洗剤一式を紹介します!
キッチン関連:食器洗い用洗剤・シンク掃除・パイプクリーナー
まずはキッチンで使う洗剤類から。
食器用洗剤は、もう7年くらいずっと浮気せずに使い続けているものがあります。
フィリピンのナチュラル系ブランド、Human NatureのNatural Dishwashing Liquidです。
私はグレープフルーツオレンジの香り・1リットル入りの大ボトルの方を毎年Human Natureのセブの店舗から通販で買っていて、小さいボトルに詰め替えて使っています。
1人暮らしの私の場合、1リットル入りは9~10か月くらいもちます。
500ml入りの方なら、The Market Placeやロビンソン系の大きめスーパーでも買えます。

Human Nature Natural Dishwashing Liquid 500ml 199.75ペソ
フィリピンのスーパーにも、普通の食器用洗剤はたくさん並んでいます。
でも移住して数年の間にローカルの有名どころ洗剤をいくつか使って、「油落ちが悪い」「洗いあがりがなんかぬるぬるする」「使用後に手がかゆくなったり乾燥する」「どれも色がやたら派手で香りもきつい」と日本の食器用洗剤と比べて常に不満があったんですよね。
特に手荒れは困りました。それが、Human Natureの食器用洗剤に変えた途端ほんとに手が荒れなくなって、香りも他とは全然違う自然さで、とても気に入りました。
普通の食器用洗剤より少しだけ高いものの、使い心地が段違いなので一度使ってからはもうこれ一択です。
油落ちは最高とまでは言いませんが、自宅で食器がそこまでギトギトになる事も無いので問題ありません。
日常的なキッチンシンクの掃除には、クリームクレンザーが使い慣れていて、以前ランダース記事で書いた、ジフの海外版・Cif Cream Cleanerを使っています。
最近のランダース・セブでは売られていないかもしれないですが、SM系のモールによく入っている、Ace Hardwareというホームセンターで売られているのは何度か見かけました。
キッチンやお風呂の排水が遅くなったかな?という時には、配管の詰まりを解消する(Drain Declogger)パイプクリーナー、パイプユニッシュ的なものもたまに使います。
私はフィリピンの普通のスーパーで安く買える、このLiquid Zosaという洗剤、というか薬剤?を、年に1回くらいの低い頻度で使っています。
小さい方のボトルの半分を排水溝に流し入れ、15分ほど置いてから熱めのお湯を入れて流すと、詰まりが溶けて流れが良くなります。
でもこれ、たんぱく質や髪の毛を溶かしたりする、たぶん結構強い成分なので注意は必要です。使用中は換気をしっかりし、猫が絶対に近寄らないように目を光らせています。
また、セブのコンドミニアムに住んでいる友人から、このSosa(別メーカーの類似商品はSosaソーサと呼びます)を頻繁に使いすぎたためか、配管に穴が開いてシンク下から水漏れして大変なことになった、と聞いたことがあり、配管を傷める可能性があるのかなとも思ってます。
うちは今の家に住んで約6年間、半年~1年に1回程度の使用なので今のところ問題は起きていません。
もう少しマイルドなものが良ければ、たぶんこういうメーカーのもの(Drain Declogger:配管の詰まり解消剤)の方が安心かもしれません。
水垢系の汚れにはお酢またはクエン酸
フィリピンの水道水は硬水なのでカルシウム分を多く含んでいて、日本にいる時よりもシンクや道具類に白い跡が残りがちです。黒いプラスチック製品なんかは、日本よりも早く汚らしい見た目になるので要注意です。
かといって、いちいち仕上げに飲料水で洗いなおしたり、水滴をきれいに拭き取るなんて、やってられません。
私はそういう水垢系の汚れは、軽い時はローカルスーパーの激安のお酢(200mlで10ペソほど)を使って掃除します。
シャワーヘッドの目詰まりや歯磨き用のコップの白い汚れなどは、お湯で薄めたお酢につけておくと結構取れます。

左は重曹、右がローカルの安いお酢
ちょっと蓄積した汚れの場合は、通販で1キロ99ペソで買っているクエン酸を使うと、酢よりもさらに効果的です。
クエン酸は、Citric Acidという名前で大きめの製菓材料店などでも買えます。

私は通販アプリLazadaで購入

金属の容器や蓋で保存すると錆びるのでガラス瓶&木のスプーン
スーパーで買うよりLazadaで購入するほうがお得なので、クエン酸と重曹は大容量のものを定期的に通販で買っています。
お風呂・トイレ掃除用の洗剤
お風呂とトイレ掃除には、フィリピンの多くのスーパーで買えるこのMr.Muscle(ミスター・マッスル)シリーズをずっと使ってます。
なんか直球すぎる名前が気に入って…(笑)でもちゃんと汚れ落ちも良いです!
トイレの汚れ防止にはいろいろ試した結果、同じMr.Muscle のこのFresh Discsというのが一番効果的でした。
便器の内側に固いジェル状の洗剤をスタンプのように張り付けるんですが、似たようなシール状のやつよりも剥がれにくいし、水に色がつかないし、結構もちもいいんです。

6回分入ってて9ヶ月くらいもちます
でも、最近普通のスーパーで買えなくなったので、無くなったら次はLazadaで購入しようかな、と思っています。
追記:
この記事を書いた翌月にG Mall of Cebuの地下スーパーG Marketに行ったら、普通に売ってました!買っておきました。

Mr. Muscle Fresh Discs 6回分(36週分)137.70ペソ
床掃除について
私は今住んでいるコンドミニアムに越してくる前は一軒家の社宅に住んでいたのですが、そこでは定期的にメイドさんが掃除をしてくれていました。
その時に使われていた、フィリピンでメジャーな床掃除洗剤といえば、このPine-solやGreenexあたりです。
でもどちらも香りがきついんですよね。
特にうちはペットがいるので、タイル床の掃除にはなるべく化学的な物質が残りそうなものは避けたいんです。
そして、私が今住んでいる家には掃除機はありません。
猫の毛の掃除+タイル床にはモップ系の方が良いと思っていて、はたきで家電や家具の埃を落としてから大きめのゴミがあれば普通のほうきとちりとりで少し綺麗にし、ロボットモップ機のブラーバで床を拭き掃除しています。
はたきはかわいいのを買った方がこまめに使う気になると思って、ちょっと奮発してレデッカーのオーストリッチ羽はたきを日本帰国時にネットで買いました。
静電気もないし汚れにくく使いやすい、そしてやっぱり可愛いので、買って正解でした。

買いたては猫がじゃれつく獣臭がありましたが今は問題無しです
ロボットモップ機は、①フィリピンでも電圧変換せずにそのまま使える②使い捨てのウェットシートをはめて使えるお手軽拭き掃除と、付属の特殊クロスでのしっかり水拭き掃除の2通りの掃除ができる、という理由でブラーバ(アメリカ版)を選びました。
機種名はiRobot Braava 380tです。
もう買って8年目になり、バッテリーは消耗するので3回以上買い替えてますが、本体はしっかり現役で働いてくれています。
うちはワンルームで狭いので自分でモップがけすることも可能ではあるのですが、自動でやってくれるのはやっぱり楽です。
使い捨てのウェットシートは安いこれ↓を日本一時帰国の時に大量に買っていますが、切れてもセブのダイソーで似たようなものが買えます。
大量に買いすぎると、未開封でもちょっと水分が飛んでドライシート気味になるのですが(笑)、ブラーバ380tでは問題なく使えています。
特に遊びに出かけて帰ってきたら床がピカピカになってるとテンションが上がります。
(ルンバみたいに自分で掃除開始しないため、お出かけ前に開始ボタンは手動で押します)
今よりドルが安い時に買ったので、昔買っておいて良かったな~と思う電気製品の1つです!
ただ、普段洗剤をほとんど使ってないと、タイル床がうっすら汚くなってきていたので、去年の大掃除の時はこの強めのCloroxの洗剤を買って、ちゃんとゴシゴシ洗い→水拭き→乾拭きをしました。

Clorox Kitchen Cleaner Spray 500ml 149.95ペソ
キッチン用とありますが、床の蓄積汚れや冷蔵庫・洗濯機などにも使ってピカピカになったので、またがっつり掃除するときはランダースで買おうと思っています。
買う場所が限られる輸入の専用洗剤3種
他にも用途に合わせて使い分けている洗剤がいくつかありますが、ここからは輸入のお気に入り洗剤3つを紹介します。
・オキシクリーン:布製品のつけおき洗いや床や家具の軽い表面汚れに
・クリーンキング:ステンレス鍋の掃除専用
・Brasso Metal Polish:真鍮や金属の小物・部品の掃除専用
オキシクリーンは日本でも人気の酸素系漂白剤です。
フィリピンでも塩素系漂白剤(キッチンハイター的なもの)は買えますが、オキシクリーンのような強力な酸素系漂白剤はなかなか無くて、会員制スーパーのランダースで見つけたときに買いました。
アメリカサイズで超大容量なので、ガラス瓶に入れて使っています。
フィリピンでも確か2000円以上はしましたが、買ってから4年以上もっているのでコスパも悪くないです。
お湯で溶かして枕カバーや布製バッグをつけおき洗いしたり、薄めて床や家具の軽い汚れを落とすのに使っています。

布製品の汚れはだいたいオキシ漬けで対処してます
フィリピンで一般的な漂白剤といえば、塩素系のZonrox(ゾンロックス)がメジャーで、これはローカルスーパーでも安く買えます。
私もまな板やコップ、プラスチック製品の消毒にはZonroxを使っているのですが、全体的にオキシクリーンの方が洗浄力・漂白力が高いと感じることが多いです。
次に、ステンレス・銅製品専用のクリーンキングの洗剤について紹介します。
私がよく使っているステンレスの片手鍋は、調べたら2017年に3,000円台で買ったものでした。
でも、8年使ってるやっすいお鍋の割には、綺麗に保てていると思いませんか?
普段は食器用洗剤とスポンジだけで食器と同じように洗っていますが、ステンレス鍋特有の焦げや跡が気になってきたら、このクリーンキングの洗剤をラップにつけてこすると、ピカピカになります。
この洗剤は、もともとシリットというドイツ製のフライパンと両手鍋のお手入れ用に買ったもので、洗剤も2000円くらいと高かったんですが、効果が類似品に比べてものすごく高いので、一人暮らしになって大きめのフライパンや両手鍋をあまり使わなくなってからも愛用しています。
あとうちの場合、今はほぼステンレス片手鍋にしか使わないので消費量は少なく、1本買うと数年はもちます。
フィリピンでは買えないので、次の一時帰国でまた補充しておこうと思います。
最後に、使う頻度は一番低いものの、フィリピンでお得に買えてかつ機能性も高かった金属磨き用洗剤を紹介します。
フィリピンのいくつかのモールに入っている、輸入品多めのホームセンターTrue Valueは、ローカルホームセンターには無いタイプのキッチン用品や洗剤、空気清浄機のフィルターやペット用品が買えるので、私はよくのぞいています。
輸入で値段が高いものが多いと思いきや、わりと頻繁に半額などの大幅値引きセールを特設会場などでしていることがあり、何かとちょこちょこ買っています。
うちのインテリアや小物の一部に真鍮製の部品を使っているものがあり、それの掃除をどうしようかなと考えていた時にちょうどTrue Valueのセールがあり、そこでこのBrasso Metal Polishが160ペソくらい(約430円)と安かったんです。
その場でAmazonアプリで調べたところ、日本円で2,000円以上&レビューの評価も悪くなかったので速攻買いました。
真鍮製品の他に、銅やステンレス、クローム、アルミなどの色々な金属に使え、ブランドバッグの金具の手入れに使う人も多いようです。
薬剤っぽい独特の匂いがありますが、暗い金色になっていた真鍮製の部品の汚れが綺麗に落ち、簡単に落ち着いたゴールドによみがえったので、買って良かったです。
ただしステンレス鍋の掃除には、使い比べた結果、上のクリーンキングの方が汚れが良く落ちました。
True Valueは品揃えがころころ変わるので今も同じものが買えるかはわかりませんが、たまにこういう海外製品の掘り出し物があるので楽しいです。

ITパークセントラルブロックモール1階のTrue Value特設セール
まとめ
なんだか最後にいくほどニッチな洗剤の紹介になってしまいましたが、以上が今のコンドミニアムで自分で掃除するようになって6年弱で、私が今も気に入って使っている掃除用洗剤一式でした。
ローカルの安いもの、自然な成分のものもあれば、強い成分のもの、輸入で高いものもあります。
掃除関係の消耗品はできるだけフィリピンで現地調達したいと思っていますが、いろいろ探した結果、結局日本で買った方が安い or 便利と判断したものもいくつかあるので、これから移住する方やフィリピンからの一時帰国のついでに買っておきたい方に、参考にしていただければ嬉しいです。
コメント