先日(2023年5月)、フィリピン・セブから日本へ1週間ほど一時帰国をしてきましたが、日本滞在中のネット回線として、初めてeSIM(実物のSIMカードの購入が不要でスマホだけで契約や利用が完結するもの)を使ってみました。
私が使ったのはUbigiというサービスですが、結論から言って、これまでの20回以上の一時帰国で使った中でダントツに楽で費用的にも最安レベルだったので、その使い方を紹介します。
また記事の後半では、初回費用が20%OFFになる割引コードも案内しています。(こちらのコードは紹介上限に達したため無効となります)
eSIMのメリット(Ubigiの場合)と使える機種
eSIMとは、特定の機種のスマホなどで使える、物理的なSIMの出し入れ無しに、訪問先の国で使える通信プランの登録や設定がオンラインのみで完結するサービスです。
メリットは色々あり、私の場合は以下の3点が選んだ決め手です。
- 事前にSIMカードを購入しておいて受け取り、日本入国後にそれまで居住国で使っていたSIMを取り出して入れ替えるという、物理的なSIM入手や差し替え作業が不要
- 居住国で使っている通信会社のローミングサービスも手軽だけど、それより大幅に安い(フィリピンの場合、私が使っているGlobe社の海外ローミングサービスが2023年に結構値上げされてました)
- 30日などの日数や容量が決まった買い切りタイプのプランを購入すれば、一時帰国前に登録や設定を済ませる→入国後にワンタッチで利用開始→使用期限が過ぎればそのまま使えなくなるだけ=解約作業等は不要!
私が使ったUbigiのeSIMの場合、使える機種は以下のリンクから確認できます。
私が使ったことのある日本滞在中のネット回線4種類
海外在住者が日本滞在中のネット回線を選ぶとき、いくつか方法があって、どういった使い方をしたいかによって選ぶものが変わってきます。
例えば、1つの契約で複数の端末を使ったり、家族やカップルなど2名以上で常に一緒に行動するならポケットWi-Fiレンタルの方が便利な場合があるし、日本滞在中に日本の携帯番号が必要になるなら「電話番号が付いてくるSIM」を選ぶ必要があります。
私はこれまでの一時帰国では以下の4種類の方法のいずれかを使っていました。
①ジャパンSIMなど一時帰国用のSIMカードを事前にアマゾン等で購入しておき、帰国する日に空港内のコンビニ受け取りに配送指定しておいて、受け取ったら友人に頼んでSMS認証を行い、使用する。
← 事前のSIM選びや購入、空港の無料Wi-Fiが繋がるうちに友人に連絡してアクティベーション(日本の電話番号でのSMS認証が必要)に協力してもらうのが面倒
②居住国のフィリピンで普段使っている通信会社「Globe」社の海外ローミングサービスを使う。
← SIMの事前手配が不要でスマホ上で完結するので便利だけど、2023年5月に見たら2019年よりもだいぶ値上がりしていた。
③日本の空港にあるお店で短期滞在者向けのポケットWi-Fiをレンタルする。
← 一番費用が高いけど、日本滞在中に仕事でパソコンとタブレットと携帯2台、みたいな複数の端末でネットを使う必要がある時に一度だけ使いました。
機器の返送やデポジット(ポケットWi-Fi自体の紛失時の保証金)などが面倒で、その時以外は使っていません。
④楽天やDMM、LINEなど複数の日本の通信会社が出している格安SIMプランを新規契約し、一時帰国から居住国に戻る直前もしくは戻った後に解約する。
← 今の格安SIMは月額千円程度と安いので、通信料だけを見ると①~③の方法より安くなることはあるんですが、サービスによっては契約時の初期費用や解約手数料がかかる場合もあります。
また、「企業が長期契約してもらうことを前提に用意している格安サービスを、数日間から数週間の短期だけ利用して(無料で)解約する」というのは、どうも罪悪感があっていけません。
少なくとも私は、一度だけ使ったDMMの格安SIMプランの契約を解除するときに「安かったけれど、なんか後味悪いなあ…」と思ったのでそれ以降は使っていません。
Ubigiの事前設定:所要時間約5分
今回の一時帰国では、上記①②③④のどれでもない、eSIMを初めて利用しましたが、設定など事前の準備は上のどれよりも簡単でした!
私が実際に使ったUbigiの例で、どんな感じで購入や設定をしたのかを紹介しますね。
まず、Ubigiの公式ページへ行って、使う端末を選択し、その次のページにあるリンクから、Ubigi公式アプリをダウンロードします。
ここから、私のスマホ(iPhone)の場合で説明しますね。
スマホでUbigiアプリを開くと、以下のeSIM利用の3ステップが表示されます。
あとはアプリ上で指示に従っていくだけです。
フリーeSIMをインストール は仕組みは良く分からないけど、上の該当部分をスマホ上でタップして指示通り進むだけで数十秒で完了しました。
Ubigiアカウントを作成 では、名前、メールアドレス、居住国、パスワードなどを入力していき、メールアドレス認証を経て、いつでも自分のアカウントにログインできるようにしました。
ここで私は居住国:フィリピンを選択したのですが、たぶんそのせいで(おかげで?)、後に選ぶデータプランの料金がドル表示になりました。日本と入れていると日本円表示になると思われます。
※2023年5月の時点では結果的にドル料金の方がお得でした
最後のデータプランを追加 というところは、日本入国前にやっても、日本入国後でも大丈夫です。Ubigiアプリで自分のアカウントにログインしていれば、いつでもデータプラン追加が可能です。
注意点として、データプランを購入した時点で、そのプランの日数カウントがスタートしてしまいます。
例えば30日の買い切りプランを使うけど日本滞在が30日ちょうどの場合、日本入国の数日前にプラン購入をしてしまうと日本に入る前から30日のカウントが始まるので、日本滞在最後の数日は使えなくなってしまいます。
私は今回1週間だけの日本滞在だったのでその心配はなく、日本入国の1日前、フィリピンの自宅でゆっくりしている時にデータプランの購入までを終えてしまいました。
私は有効期限30日で3GBまで使える買い切りプラン(5月の時点では9ドル/日本円表示にすると1200円)のプランを選びました。
というか6月の今見ると、9ドル→8ドルに値下がりしてました…。
Ubigiのプラン料金は結構頻繁に更新されるようです。
今現在のプラン料金は、以下のリンクからご覧ください。
データプラン購入時の支払い方法は、クレジットカード(JCBを除く)とPayPalが選択できました。
私はプロモーションコードで割引を利用して9ドル→20%引きの6.4ドルでクレジットカード払いをし、後日カード会社の請求明細を見ると907円請求されていました。
1200円の20%引きだと960円になると思うので、私のプラン購入時のレートだと、日本円よりもドル料金でプランを選んで購入した方が安い、ということになります。
購入後、3GBの使い切りプランのデータ残量や有効期限は、アプリに以下のように表示されます。
日本入国後の操作:所要時間5秒
このUbigiのeSIM、日本入国後の操作がほんとにラクでした。
私のiPhoneの場合、設定→モバイル回線を選択し、
次の画面で、上で説明した手順で事前に設定しておいたUbigiをタップするだけでした。
この切り替えにかかった時間は、わずか数秒です。
これまで一時帰国の度に、関空や成田のコンビニに行って事前購入したSIMを受け取ってスマホに入れ、空港Wi-Fiに繋いでから友達に連絡してアクティベーションして…、という作業をしていたのがバカみたいです。
この楽さ、eSIMが使える機種を持っている、一時帰国予定のある方皆におすすめしたいです!
1週間の一時帰国で使ったデータ量:1.71GB
私は貴重な日本滞在中は、ゆっくり動画を見たり長々とサイトを見たりはしないので、セブにいる時よりも使用データ量は少ない傾向になると思います。
今回は、おもにグーグルマップやLINEやバイバーやFBメッセンジャーなどの通信アプリを使って、たまーに仕事のメールやアプリも使っていました。
最終的に、1週間で使ったデータ量は1.71GBでした。
3GBプランを購入して半分少ししか使っていません。余裕ですね。
今後も1週間前後の一時帰国ならまた3GBプランにすると思いますし、3日以内とかの弾丸一時帰国の時は、1GBプラン(4ドル/570円 ※2023年6月時点の料金)でもいいかもしれません。
Ubigiのいいところは、万が一購入したデータプランを使い切ってしまっても(アプリでデータ残量がゼロになっていても)、Ubigiアプリには無料で接続ができるので、データが無くなってもあせらずにアプリで500MBや1GBなどの追加データを購入できることです。
ネット速度は、電車移動中などは遅いこともありましたが、私のようなライトな使い方なら特に問題に感じないレベルでした。
次回の一時帰国のネット回線は、もうUbigiのeSIM一択で考えています。
割引コード「LJZVMEUY」と仕組み説明 ※上限に達したため利用不可
Ubigiでは、アカウントを持っている人は誰でも紹介コードというものをもらえ、そのコードを他の人がUbigiデータプラン初購入の時に入力すると、購入する人が20%の割引を受けられる、という紹介制度があります。(上限20名まで)
私の紹介コードはLJZVMEUYです。初回のデータプラン購入時に「プロモーションコード」という欄にこの文字列を入力すると、支払い額が20%割引になります。
プロモーションコードを使っても、私に使った人の個人情報が知らされることは無いので、特にデメリットもありませんし、この記事を見てUbigiを利用してみようかな、という方はぜひ気軽にコードを使ってください!
2023年8月追記:↑このコードは20名までの紹介上限に達したようで、使えなくなってしまいました。
「Ubigi 割引コード」などで検索し、比較的新しいブログ記事などで他の方の紹介するプロモーションコードを探してみてください!
ちなみに、誰かが上のコードを使って初めてのプラン購入をすると、紹介者である私には、紹介のお礼としてUbigiから「次のデータプラン購入時に50%割引になるクーポン」がもらえるそうです。
一瞬「50%割引は大きい(喜)!」と思ったのですが、調べてみると、私が普段住んでいるフィリピンでのUbigiのデータプランは、やたら高いんですよね。
1GBで12ドル(2023年6月現在)もします。
実際に50%オフのクーポンをもらって半額になったとしても、1GBあたり6ドルです。
私はフィリピンでは現在、外出中のネット回線としてSmart社のポケットWi-Fiを使っていて、48GBで599ペソ=約1,500円で有効期限なしのプラン(1GBあたり約31円)を利用しているので、Ubigiのフィリピン用のプランはコスパが悪すぎて、今の料金体系だとクーポンがあっても使うことはまずないと思います。
もちろん、私がまた日本や他の国に行くときにクーポンがあれば、喜んで使わせていただきますね!
結論:日本一時帰国に使うならベストな選択
上でも説明したように、日本→フィリピンへ行くときには、Ubigiのデータプランinフィリピンは高いのでおすすめできません。
でも、フィリピンや海外在住の方が日本へ一時帰国するときにはとてもお得で、事前の準備や入国後の切り替えも非常に楽なので超おすすめな方法といえます。
(eSIM対応機種をお持ちの方で)今後一時帰国をする方に、参考にしてもらえればうれしいです!
コメント
LJZVMEUY のコードが期限切れと表示されます。
最新の紹介コードはありますか?
こんにちは、お問合せありがとうございます。
アプリで調べてみたところ、私の紹介コードは既に20名の方が利用されていて、上限に達してしまったようです。
1アカウントにつき紹介は20名までのようなので、すみませんが他の方の比較的新しいブログ記事や投稿などから新しい紹介コードを探していただければと思います!