フィリピンで風邪ひいた時のおすすめ簡単料理:小田巻蒸し【包丁不要・買い置き材料のみ】

食材・レシピ

前回の記事で、海外在住だと体調不良時の外食先に困る、という話を書いたところですが、あのあとしっかり風邪をひいてしまいました…。

私はフィリピンに住んでいて、風邪をひいたときにはとりあえず買い置きしているゆでうどんとめんつゆでうどんを作って食べることが多いです。

みやこいちのゆでうどん

このゆでうどん、冷凍うどんに比べると味はそこそこですが、安くて(45ペソ前後)常温保存可能で消費期限も長いので、買い置きに便利なんですよね。

ゆでうどん消費期限

未開封常温で1年くらい持ちます

ところが今回は葱を切らしていまして、ネギ無しのかけうどんは食べる気がせず、考えた結果作った料理が風邪の時にぴったりだったので、紹介したいと思います。
小田巻蒸しです!

小田巻蒸しとは

小田巻蒸しとは、うどんを入れた茶わん蒸しのことで、大阪の郷土料理だそうです。
でも私大阪生まれなのに、小田巻蒸しを家で食べた記憶が無いんですよね。

大人になってからその存在を知ったのですが、ひそかに「茶わん蒸しは生地のつるつる具合が美味しいのに、うどんを入れると食べるときに生地がぐちゃぐちゃに崩れるやん…意味ないやん…」と思って、小田巻蒸しを作る意義が見いだせませんでした。

でも茶わん蒸しは食べたいし、鶏肉やかまぼこなどの具は無いけれどゆでうどんはあるし、ってことで作ってみると、風邪の時のごはんにちょうど良くて美味しかったので、2日連続で作りました。
熱がありながらも2回目の時に調味料や蒸し時間などを調整したらより美味しくなったので、2日目のレシピを紹介しますね。

小田巻蒸し(海外在住者向け手抜きバージョン)の作り方

<小田巻蒸し 材料 大きめどんぶり1杯分>

小田巻蒸し(うどん入り茶わん蒸し) 手抜きバージョン 材料

小田巻蒸し(うどん入り茶わん蒸し) 手抜きバージョン 材料

  • ゆでうどん 半玉
  • 冷凍カニカマ 1本
  • 冷凍枝豆 10個
  • 卵 2個
  • 水 250ml
  • 顆粒だしの素 小さじ1
  • みりん 大さじ1
  • 醤油 小さじ2
  • 塩 ひとつまみ

①蒸す用の厚めのどんぶりのような器と、ボウルを用意します。
ケトルなどで分量外のお湯を沸かし、冷凍カニカマ1つと冷凍枝豆10個を器に入れ、そこに熱湯を注いで解凍します。

小田巻蒸し(うどん入り茶わん蒸し) 手抜きバージョン レシピ

②枝豆が柔らかくなったらさやからはずし、カニカマも手で裂いてほぐしながらボウルに入れます。空いた器にはゆでうどん半玉を入れてまた熱湯をかけ、ほぐします。

小田巻蒸し(うどん入り茶わん蒸し) 手抜きバージョン レシピ

しんどいので、まな板もザルも使いません!

うどんがほぐれたら水気を切り、器にうどんとカニカマと枝豆を入れておきます。

③空いたボウルに卵2個を割り入れてほぐし、水250ml、顆粒だしの素小さじ1、みりん大さじ1、醤油小さじ2、塩1つまみを入れてよく混ぜます。

小田巻蒸し(うどん入り茶わん蒸し) 手抜きバージョン レシピ

④うどんと具の入った器に卵液を茶こしなどで漉しながら入れます。

小田巻蒸し(うどん入り茶わん蒸し) 手抜きバージョン レシピ

⑤大きめの鍋に器の半分よりちょっと上くらいの水位になるまで水道水を入れて沸かします。
お湯が沸いたら一旦火を止め、ぐらぐらが落ち着いてから、卵液をいれた器にアルミホイルで蓋をして、中身がこぼれないように器ごと鍋に入れます。

小田巻蒸し(うどん入り茶わん蒸し) 手抜きバージョン レシピ

⑥また火をつけて蓋をして強火で2分蒸してから(ここで卵液の温度を上げて表面に火を通す)、弱火にして蓋を少しずらした状態で8分蒸します(蒸気を蓋の隙間から逃がして少し温度を下げる)。
ここで火を消して、またきっちり蓋をして8分放置します。

⑦蒸しあがりがこちらです。

小田巻蒸し(うどん入り茶わん蒸し) 手抜きバージョン レシピ

1回目は弱火で約15分蒸したのですが、2回目にやった「10分蒸した後8分火を止めて放置」の方が、ずっとプルプル度合いが増して美味しい茶わん蒸しになりました!

画像の茶色っぽい粉は、顆粒だしの素を使うとどうしても出てきてしまいます。
かつお節からちゃんと出しをとればもっと綺麗に仕上がりますが、風邪の時はそんなことやってられないので気にせず食べてください!

感想と小田巻蒸しの良さ

これ、普通のうどんよりも、めちゃくちゃあったまります

小田巻蒸し(うどん入り茶わん蒸し)

  • 卵やネギを入れたシンプルなかけうどんよりも、食感があって飽きずに食べられる
  • 具として冷凍の枝豆とカニカマだけを使うので、包丁もまな板も出す必要がなくしんどくても作りやすい
  • つるんとした茶わん蒸しの食べやすさと、うどんの固形物感の両方味わえる
  • とにかくあったまる。食後に着替え必須。

元気な時なら、鶏肉やかまぼこや銀杏を入れた王道茶わん蒸しの方を食べたくなるとは思いますが、風邪でしんどい時に材料の買い出しをせずに作れるこの小田巻蒸しは、私と同じように海外在住で体調を崩しても自炊しないといけない方には、強くおすすめしたいです。

小田巻蒸しを食べ終わると汗がすごく出たのですぐに着替え、薬を飲んで寝ました。

ちなみに、約1年前に一時帰国した時に、使うかなあ…と迷いながらも日本の風邪薬(パブロン)や龍角散のど飴を買ってきていたので、今回はそれを飲んだのですが、その自分の判断にすごく感謝しました…!

フィリピンの風邪薬、副作用がきついんですよね。

夜はこちらのみかん牛乳ゼリーも作り、やっぱり風邪の時のデザートとして最高(しんどくても楽につくれる雑レシピを作っておいて良かった)と再確認しました。

フィリピンや海外在住の方に、参考にしていただければと思います!

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