先日、フィリピンで安く買える野菜・茄子を使って私が良く作るレシピを紹介しました。
今回は、私が茄子と同じくらい頻繁に買っている白菜のレシピを紹介したいと思います。
白菜は、フィリピンの普通のスーパーの野菜売り場で年中売られています。
スーパーでは「Wombok(ウォンボック)」と呼ばれていることが多いため、タガログ語とビサヤ語のどっちなんだろうと調べてみたら、なんとオーストラリアでもWombokと呼ばれているという情報が出てきて、なんで!?と思いました。
どうもフィリピン現地語じゃなくて、中国語由来の呼び名のようです。
フィリピンで売られている白菜は小ぶりのものが多く、日本の冬の白菜ほど甘みはありませんが、レタス等に比べて安く買え、価格や供給量も安定している気がします。
私はいつも小さめの1個20ペソ台から60ペソ台のものを買うことが多いです。
1.白菜のカラマンシーかつおサラダ
めちゃくちゃ簡単な副菜その1です。
レタス等の買い置きが無いけどあっさりした生野菜が食べたくなった時や、暑くてカラマンシー(フィリピンの柑橘)の酸っぱさを堪能したくなった時に作ります。
①白菜約100gは、葉っぱ部分をざく切りに、芯の部分を7ミリ幅くらいの太めの千切りにして、塩小さじ1/2をふりかけてもみこんでから5分ほど置いて水分を出します。
②そこへ飲料水を入れて、塩をよく洗い流してから水気をしっかり絞ります。
③醤油とカラマンシー果汁各小さじ1/2をかけ、かつお節の小袋1パックを全部入れて混ぜたら、完成です!
かつお節はケチらずにたっぷり使うのがポイントです。
また、私は醤油とカラマンシー果汁は1:1の割合が好きですが、酸っぱすぎると感じられる方もいるかもしれないので調味料の量は好みで調整してください。
2.白菜と揚げ玉の和風マヨサラダ
生の白菜を使った副菜で、1よりもこってり感と食べ応えがあるのが、マヨネーズとだしベースのサラダです。
私は揚げ玉(セブの日本食材店で購入)もカニカマも冷凍してあることが多いので、これも白菜さえあれば買い置き材料だけで作れます。
①白菜約100gは、葉っぱ部分をざく切りに、芯の部分を7ミリ幅くらいの太めの千切りにします。Japanese胡瓜1/3本は千切りにします。
そこへ塩小さじ1/2をふりかけ、もみこんでから5分ほど置いて水分を出します。
②水分が出たら飲料水を入れて、塩をよく洗い流してからしっかり水気を絞ります。
③刻んだカニカマ1本、マヨネーズ大さじ1.5、顆粒だしの素小さじ1/3、醤油数滴を加えてよく混ぜます。
④最後に揚げ玉を加えますが、セブで買える揚げ玉は大体冷凍なので、可能であればトースターやオーブンで1分ほど焼いてから加えた方が、よりカリカリした食感になって美味しいです。
揚げ玉を加えたらざっと混ぜて、器に盛って好みですりごまをかけて完成です。
3.白菜の中華クリーム煮
生で食べるにはちょっとくたびれてきたな…という白菜があるとき、それからハムや牛乳が残っているときに作ります。
肌寒い日にシチューが食べたくなっても作るのは少しめんどいですよね。クリーム煮なら材料少なめですぐにできます!
①白菜100gはざく切りにし、ハム1~2枚も適当に切ります。しょうが1/2~1かけはみじん切りにします。
②ごま油小さじ1としょうがのみじん切りを鍋に入れて温め、白菜を加えて軽く炒めます。ハムと水200mlを加え、鶏がらスープの素小さじ1.5と砂糖小さじ1/3もいれて、白菜が柔らかくなるまで5~6分ほど弱火で煮ます。
③白菜に火が通ったら、牛乳150mlを加えて沸騰直前まで温めます。
④一度火を止めてから水溶き片栗粉大さじ1を2回に分けて加え、また火をつけて1~2分煮てとろみがついたら完成です。
黒胡椒をかけて食べても美味しいのですが、柚子胡椒を添えると意外とご飯とよく合います。
青梗菜で作っても美味しいです。
4.白菜と豚肉と春雨のピェンロー鍋
10年くらい前にネットで見て作り始めたピェンロー鍋は、本来は干し椎茸の戻し汁をだしとして使います。
でもフィリピンでは干し椎茸はすごく高いし、私はもともと椎茸の味があまり好きじゃないので、簡略化して昆布とだしの素だけで作っています。
日本の干し椎茸がある方はぜひ本式レシピ(ピェンロー鍋でググるとたくさんでてきます)で作っていただきたいです。
でも、簡略バージョンでも美味しいんですよね、このお鍋…。
鍋なのに葱や豆腐も不要(むしろ入れない方が良い)で、材料や調味料も少ないけど美味しいので、フィリピンでもう20回以上は作っています。
①鍋に水600mlと出し昆布を入れ、1時間以上おいておきます。
白菜200gは芯の部分を1cm幅くらいの細切りにし、葉の部分はざく切りにして芯と葉を分けておきます。
鶏もも肉100gは一口大に切ります。
豚バラ肉または豚薄切り肉(私はPearl Meat Shopのサムギョプサルかモクサル)150gと春雨25g(セブのスーパーで買える中で一番小さいパックの半分くらい)も用意しておきます。
②①の昆布だしが入った鍋に、顆粒だしの素小さじ1と白菜の芯の部分を入れて火にかけます。お湯が沸いたら昆布を取り出して、蓋をして約20分、白菜の芯が透き通るまで弱火で煮ます。
③白菜が透き通ってきたら鶏もも肉100gを入れ、ごま油大さじ1を1周回しかけてからまた弱火で10分煮ます。
④10分たったら豚薄切り肉150gをばらしながら加え、その上に白菜の葉の部分をどっさりのせて、また蓋をして10分ほど火を通します。この間に春雨を水に5分つけて戻しておきます。
⑤最後に戻した春雨の水を切って入れ、ごま油大さじ1/2をまわしかけてから3分ほど煮て、春雨が柔らかくなったら火からおろします。
⑥食べ方が肝心です。取り皿に塩(できれば美味しいもの)と一味唐辛子を少々入れ、お鍋のスープを少量とって塩と一味を溶かします。そこに鍋の具を付けて食べます。
途中で塩や一味を追加しながら好みの味に調整します。
スープは残しておいて、雑炊にすると美味しいです!
白菜はどんなお鍋にしても大体美味しいですが、このピェンロー鍋が一番白菜を美味しく大量に食べられると思います。
良い鶏もも肉があるときや、翌日が休みで朝から美味しい雑炊をゆっくり食べたいときによく作ります。
その他
白菜は、セブのスーパーではたいてい安く買えて、茄子のように中に虫がいるリスクも低く、生でも煮ても焼いても食べられるので重宝しています。
今日紹介した4つのレシピの他にも、昆布茶で和えたり、ツナ缶やベーコンと合わせてサラダにしたり、スープやお味噌汁に入れたり、油揚げやシーフードトーフ(練り物)と煮物にしたり、炒め物にしたりと、とにかく何にでも便利に使っています。
私は週末の冷蔵庫野菜整理によくあんかけ焼きそばを作るのですが、あんかけにも白菜はマストですよね。
こちらもお気に入りのレシピなので良かったらご覧ください!
コメント
こんばんは🌙😃
白菜のレシピ、良いですね👍
料理は、とっても時間をかけて頑張って作る時と、簡単にささっと手早く作る時と、私は極端です。
和食を食べたくなって日本料理屋さんに行く時もありますが、自分で作るより美味しくない場合が多く、和食はもっぱら自炊しています。
ですから、セブキッチン日記さんのレシピは、自分が作らないものもあるので助かります。
イタリアンや中華、韓国料理など自分が作れない物は外食してみて、「これだったら作れるかな~」と思ったものは、後日、トライして作ったりしています。
今回の白菜にように、セブで簡単に買える食材で、美味しく料理がありましたらまたレシピ、よろしくお願いします🙇♀️⤵️
Kyokoさんこんばんは!
そうそう、セブで外食に行くと、日本にいる時とは段違いに「自分で作るより美味しくない」「これなら自分でも作れそう」と思う機会が多いんですよね。
なので自炊のしがいがあります。
ちょっと頑張れば店よりおいしいものが自宅ですぐに食べれるんですから…外食のレベルが高い日本だとこうはいきませんよね。
ところで、ここのコメントは、皆が見られます。
記事よりだいぶ下のほうにあるので、コメント欄までスクロールして読まない方も多いとは思いますが。
これまでいただいたコメント内容は大丈夫だと思いますが、もしこれからもコメントいただけるなら、個人情報などは入れないようにお気をつけくださいね。
プライベートなことで伝えたいことがあれば、ブログ端のお問合せフォームからメールで教えてください!
私はブログで書いたことに反応していただけると嬉しいので、Kyokoさんのコメント楽しみにしています。
ブログ、やったことがないのでわからないのですが、私がセブキッチン日記さんに書いたコメントって、他の人も読むのでしょうか?
私は、セブキッチン日記さんだけに向けてコメントしていましたが~