日本への一時帰国前にやることリスト【航空券・SIM手配・免税準備2023】

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先日の記事に少し書きましたが、3年半ぶりの一時帰国が決まりました!!

コロナ禍もありましたが、ACR I-Card(フィリピン長期滞在ビザ所持者は入出国時に必須な外国人登録カード)の更新にやたら時間がかかったせいで、ここ1年はずっと帰りたくても帰れない状態が続いていました。

5月1週目にACR I-Cardを受け取ってから急いで5月4週目の日本着を決め、準備を開始しました。
その過程で、3年半ぶりの帰国でいろいろと状況が変わっている点もあったので(特に日本でのSIMや免税について)調べたことをまとめておきたいと思います。
近々一時帰国する方は参考にしてください!

航空券手配

ACR I-Cardを受け取ってからすぐに一時帰国を決めたのには理由があり、私は、6月10日までに使わないと無効になるエアアジアの航空券予約用のポイント(クレジット)約1万円分を持っていました。
2020年コロナでフライトが軒並みキャンセルになったときに欠航になったチケット分のポイントです。

このポイントを使うために、いつもはあまり使わない、でも遅延が多いのだけは知っているエアアジアで、セブ発マニラ経由成田着便を予約しました。
約1万円を差し引いた後の支払額は片道で21,627円(荷物20kg込み)。
一時期に比べると日本行きのチケット費用がだいぶ安くなりましたよね!

今回の旅行では成田から入って東京で2日過ごし、新幹線で大阪へ行って4日過ごした後関空からセブへ戻る予定です。

関空-セブ間の直行便はまだ再開していないので、復路便の選択肢は安い順に①ジンエアーなどの韓国経由便②セブパシやエアアジアなどのマニラ経由便③フィリピン航空のマニラ経由便、でした。
最終的に、午後出発の便&荷物の追加がしやすいなどの理由で、エアアジアの関空発マニラ経由セブ着便にしました。これは行きよりも高く、片道41,890円(荷物40kg込み)でした。
内訳は、【航空運賃(関空→セブ片道)23,400円+税金と燃油サーチャージ8,540円+受託手荷物40kg9,950円】です。燃油が高いんですよね…。

あと荷物代もたっかいですが、3年半ぶりの日本で買いたいものや日本から持ってきたいものがあり過ぎたのでしょうがないです。(高いけど荷物が46キロまで持って帰れて、食事や席指定も可能なフィリピン航空も以前はよく使っていましたが、今回はエアアジア+荷物追加料金よりもだいぶ金額が上がってしまったのでやめました)

また、東京のホテルや新幹線も合わせて予約しました。

日本帰国中のSIM手配 Globeローミング値上がりと初のe-SIM

さて、日本一時帰国で毎回悩むのが、日本滞在中のネット回線の確保です。
私はこれまでの移住13年で、コロナ禍以前は年に2~3回一時帰国をしていましたが、滞在期間等に応じて以下の方法を使い分けていました。

一時帰国用の短期SIMを事前にアマゾン等で注文して配送日時指定・到着空港内のコンビニ受け取りにし、日本の空港に着き次第アクティベーション(日本の電話番号でのSMS受信が必要なので家族友人に頼む)して使う:数日から1週間で大体1,000円弱から3,000円くらい

②フィリピンで普段使っているスマホの通信会社・Globeのローミングサービスを使う(2019年までは1日で80MBで199ペソや5日間500MB550ペソ等のプランがあり、SIM受け取りや入れ替えやアクティベーションが不要なので楽だった): 1週間で大体1000ペソ前後(当時のレートで2,000円ちょっと)

のどちらかのパターンを使っていました。
ですが、2023年の今は、3つ目の選択肢があります。e-SIMです!

e-SIMとは、特定の端末(例:iPhoneなら2018年9月以降発売のSIMフリーのe-SIM対応機種)で使える、物理的なSIMの出し入れをせずに、訪問先の国で使える通信プランの登録や設定がオンラインのみでできるというものです。
従来のように日本帰国時にSIMカードを入手して、それまでフィリピンで使っていたSIMを取り出して入れ替える(&旅行中無くさないように保管する)必要はありません。

いくつかの候補を検索し、LINEMO【運転免許証等の本人確認書類の住所が日本なら海外在住者も契約可能?、毎月3GBのプランは990円、やめる時は手数料は不要だけど解約手続きが必要】かUbigi【買い切りプラン3GB 1200円初回10%割引あり。不足したら500MB360円でデータ追加も可能】で迷いました。

が、LINEMOはどちらかというと継続契約向け(&フィリピンに戻ってからも日本の電話番号を月990円で使いたい人向け)のような感じです。
以前一回だけ似たような「長期契約前提のものを短期のみ使用してすぐに解約する」ことを、たしかDMMのSIMで一時帰国時にやったことがありますが、解約の時に罪悪感もあり、なんとなく面倒に感じました。

Ubigiの方が旅行者向けの買い切りプランがあり、HPの説明がシンプルで分かりやすかったので、Ubigiにしました。

Ubigiの日本での買い切りデータプラン一覧(2023年5月)

Ubigiの日本での買い切りデータプラン一覧(2023年5月)

ちなみに、これまで使っていた別の方法は、以下の理由で辞めました。

①物理的なSIMを事前に手配して入れる→そこまで安くないし事前手配が面倒。そしてなぜか私のiPhoneは今、SIMカードの挿入口が固くなっていて開けられない(アップルストアに行けば開けてくれそうだけどめんどい)

②Globeのローミングサービスは、最後に使った2019年よりだいぶ高くなってしまっていました。(1週間使えるプランは7GBと容量は大幅に増えたけど、2199ペソ=約5,500円は高い!)

2019年9月のGlobeの日本でのローミング料金

2019年9月のGlobeプリペイドSIMの日本でのローミング料金

2023年5月のローミングのプランはこちらです。

2023年5月のGlobeプリペイドSIMの日本でのローミング料金

2023年5月のGlobeプリペイドSIMの日本でのローミング料金

e-SIMに関しては、実際の使い勝手などをセブに戻って来た後(6月)にまたレポしたいと思います!

追記Ubigiめっちゃ良かったです!30日間有効3ギガのプランを907円(割引後)で利用し、実際1週間で使ったのは1.71GBのみでした。
以下の記事で登録方法や日本での切り替え方法、20%割引コードなどを紹介しています。

免税の準備

これに関しては、2023年4月から日本政府のルール厳格化により、かなり面倒になってしまいました。

前提として、以前は「永住権や長期滞在ビザ(フィリピンの場合は9Gビザも可)を所持していて、日本への滞在が短期と証明できれば(パスポートの日本入国スタンプや日本から出国するチケット予約内容提示)、日本国内で消費しないものを10%免税で購入できる(店により免税不可や免税手続き手数料がかかる場合もある)」という状況でした。

2023年4月からは、「海外在住の日本人が日本での短期滞在中に免税で買い物するためには、パスポートや短期滞在の証明に加えて「在外公館で取得する在留証明(発行するのに、手数料約千円超戸籍謄本2年以上の居住証明が必要)または日本の本籍地の役所で取得する戸籍の附票の写しが必要」となってしまいました。
さらに利用時はパスポートだけでなく、在留証明書か戸籍の附票の写しの原本提示が必要になります。書類の発行日も、日本入国から6ヶ月前以内のものでなければなりません。

他の海外在住者の反応では「大使館や領事館が遠くにあるのでそこまでの交通費を考えると免税で得する分を超えてしまう」「免税用の在留証明を取るのに必須な戸籍謄本を海外で入手できない or 取得にかなり手間がかかる」「2年以上海外在住だけど途中で引っ越して領事管轄が変わったのでややこしい・または証明書類が用意できない」「本籍地が遠いので貴重な日本旅行中に戸籍の附票を取りに行く時間を捻出できない」「外国人旅行者は免税利用時にアプリでQRコードを見せれば良いように変わったのに、日本人の海外永住者や在住者は在留証明または戸籍の附票の写しの原本持ち歩きが必要というのは非常に面倒」など、不満の声が大きいようです。

私は今回は家電など大きいものを買わない予定なので迷ったのですが、空港以外のお店で3年半買えなかった化粧品をたくさん購入する予定で、これに免税が受けられれば大きいと思ったので、セブで在留証明を取る方法を調べてみました。
ITパークからならバス15ペソで在セブ日本総領事館に行けますし、日本大使館のホームページを見た上で、わからなかったところは電話で問合せました。

その結果、2023年5月時点では、

  • 以前別の用事で日本で取得した戸籍謄本(数年前発行のもの)を偶然持っていた → 戸籍謄本の発行日は問わないとマニラの日本大使館情報にあるため、セーフ!
  • 2年以上の継続居住を証明する書類が必要 → 私の場合はVECOの電気料金請求書(私名義で5年分全部ある)※賃貸契約書やバランガイサーティフィケートも可
  • パスポート(9Gビザスタンプあり)とACR I-Cardの提示と手数料500ペソ(約1,200円)の支払いも問題無し

ということで、無事在留証明(免税用)を取得できました!領事館でかかった時間は20分ほどです。

在セブ日本国総領事館のある2Quadビル(アヤラセンターセブ近く)

在セブ日本国総領事館のある2Quadビル(アヤラセンターセブ近く)

特に問題なく日本で免税利用ができたら、また6月に追記か別記事で必要書類の取得方法や利用実例などを報告したいと思います。

ちなみに、海外在住者の一時帰国時に免税利用と一緒に語られることの多いジャパン・レール・パス(外国人旅行者や10年以上海外に住む日本人が、一定条件で一部新幹線やJRの電車やバス乗り放題のお得なパスを購入できる)というものもありますが、今回は短期滞在で新幹線も1回(東京→新大阪)しか使わないため、調べていません。

その他もろもろの準備

他にも以下のような準備を進めています。

  • 食べたいものリスト作成(ほぼ完了) → 東京・大阪のお店のリストアップや予約  蕎麦と寿司は必須!フルーツパフェも食べてきます。
  • ペットホテルの予約 1泊400ペソで確保完了
  • 日本での健康診断の予約 会社と調整して予約完了
  • 買い物リスト作成(途中) 化粧品・食品・キッチン用品・猫用品・電化製品関連消耗品などたくさんありすぎてまだ作成途中。一部はネット注文して滞在最終日に泊まるホテルへ日付指定で配送予定。
  • 日本入国時のアプリVisitJapanWebの登録(予定)2023/4/29から日本入国時の検疫手続きが不要になったので、税関手続きのみVisitJapanWebアプリで事前登録する予定です(ある空港で、紙の税関申告書を使うよりもVJW利用の方が時間節約になったという情報があったため)
  • パッキング(予定) 行きはお土産以外ほぼ空のスーツケースで、帰りは40キロに限りなく近い重量を持って帰ってきます!

あとはフィリピンで打ったワクチン接種証明書(国際的に使える「VaxCertPH」のほう)も、今の日本では不要かもしれませんが一応持っていきます。

久しぶりの日本、楽しんできます!

追記:実際行ってきた後の報告記事

実際行ってきた結果どうだったかの報告記事のリンクはこちらです。

コメント

  1. YORIKO より:

    いつも大変参考にさせて頂いています。
    セブキッチン日記さんの大ファンです♪
    久しぶりの日本、楽しんで下さい!!

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