私はフィリピン・セブに移住して13年になりますが、その間にケガや病気で何度か現地の病院にお世話になっています。
これは防げなかった、というもの(おもに病気)もありますが、「…防げたやろ、自分!」と言いたくなるようなケガと病気もいくつかしていまして、つい先日も、典型的なマヌケなケガをしてしまいました。
今日は自分への戒めと注意喚起(?)のために、私が経験した3つの事例について書きたいと思います。
マヌケなケガ① 水をこぼしたらちゃんと拭くこと!
今から7年くらい前のことです。
当時住んでいた家の床はフィリピンに多い「つるつるしたタイルの床」で、これはこれで掃除がしやすいので気に入っていました。
ある日、床に水をこぼしてしまったのですが、まあ暑いからすぐ乾くやろ!と思って放置した結果、数分後には忘れてそこで滑ってしまい、思いっきりクローゼットの角に足の指をぶつけました。
悶絶する私を、飼い猫がじっと見ていたのを覚えています。
その時点では病院に行くことは考えず、とりあえずマキロンで消毒したのですが、足の指は腫れてなんか大きくなってくるし、爪の中に血豆ができて、翌日には爪がとれかかってきたので怖くなって、お医者さんに往診に来てもらいました。(※当時は日本の加入保険とセブのジャパニーズヘルプデスクのサービスを利用して、自宅にドクターを呼ぶことができていました)
ケガの見た目のグロさに、破傷風の注射も必要だったりする?とお医者さんに相談したのですが、室内のケガでその必要はないということで、軽い処置をしてもらって抗生剤も出してもらいました。
ケガの程度としては軽いものの、原因がただ水をこぼしたのを面倒で放置していたため、というのがマヌケ度が高く、情けない気持ちになったのをよく覚えています。(あと猫の冷ややかな目)
マヌケな病気② カットフルーツを買うときはよく観察!
私は昔はチェーンのBBQ店やなんちゃって日本食屋さんなどのローカルなお店に行くことも今より多く、セブのそういったお店でお腹を壊したことも何度かありますが、そっちは一応お店の責任が大きいと思うので、マヌケ度は低いです。
自分の注意不足でしかなかったと思うのは、セブのスーパーで買ったカットフルーツをよく見ずに食べたら、カビが生えていて見事に食中毒になったことです。
私が買ったのは白っぽいメロンで、種があったあたりがふわふわしていたのを完全に見過ごしてしまい、何個か食べた後に味がおかしいことに気付いたんですよね。。。
気付いた時点で飲み込んでいないものはすぐに吐き出しましたが、数時間後に熱が出て腹痛や下痢も襲ってきて、でもどう考えても原因ははっきりしてるので、ただただアホやん自分…と思いながらお医者さんを呼びました。
薬だけもらうつもりでお医者さんとしゃべっているうちに熱が上がり、38.5度を超えてめまいや吐き気がしてきたところ、お医者さんが脱水症状と判断して入院が決まりました。
保険がきいて無料でしたし、入院すれば脱水症状を防ぐ点滴もしてもらえるので、自宅で水分をこまめにとって気を付けるより楽です。たしかこの時は1泊2日で帰れた記憶があります。
ちなみに、フィリピンのスーパーではカビが生えたもの、消費期限が切れた商品が置いてあることなんて、本当に日常茶飯事です。
それをお店に訴えてもまず損害を賠償してくれることなんてないので、商品はしっかり観察してから買うことをお勧めします!
今までスーパーで買ってすぐに食べたのに傷んでいた商品で覚えているのは、
- 一部のフルーツ…苺(500ペソ以上するのにカビてるとかありえない)、ぶどう(枝がかびやすい)、メロン(色がわかりにくいので注意)など。↑の件以来、特にカットフルーツを買う時は断面をよ~く見ています。
- 要冷蔵の牛乳…フィリピンでは常温保存できる牛乳の方が多いので、要冷蔵の牛乳は珍しい&値段も高いです。でも管理が適当なせいか傷んでいることも結構多いので、買うのは勇気いります!
- 豆腐…前に別記事でも書いた通り、物流途中で放置されすぎ!
- ピザ用チーズ…多分袋に傷がついていて、買った時点でカビが生えていました…。
などです。
マヌケなケガ③ 歩くときは地面の状態をしっかり見る!
今回のケガがこれです。
フィリピンの道路は舗装状態が悪く、でこぼこしていたり、マンホールの蓋がずれていたり、野良犬のう〇こが落ちていたりすることも珍しくありません。
(1回だけう〇こを踏んでしまって、自分の靴のあまりの臭さにお出かけをキャンセルしたこともあります笑)
ITパークは比較的道路も綺麗ですが、それでも細いヒールを履いて徒歩で出かけるとか、歩きスマホなんかは自殺行為です。
なので私も日本にいる時よりは、気を付けて歩いているつもりではいました。
ですが先日、久しぶりにフェンテオスメニアに行って歩道橋を渡っている時、あまり地面を見ずに歩いていたら、歩道橋に落ちていたバナナの皮を思いっきり踏んづけてしまいました。あのへん、結構ゴミが落ちているんですよね…。
普通転ぶ時ってどこかにつかまろうと焦ったりスローモーションになる時間が一瞬でもできることが多いのですが、この時は本当に綺麗にバナナの上に乗っかってそのまま勢いよく回転し、何も出来ないまま次の瞬間にはあおむけに倒れていた、というような見事な転びっぷりでした。
お尻と腰を強打してものすごく痛かったし、近くにいたホームレスの方が私の派手な転びように若干引いているようなのが恥ずかしかったです。
頭は打たなかったのと、見えるところに傷ができなかったのが不幸中の幸いです。
しばらくうずくまった後、すぐに歩道橋を降りてタクシーで帰宅して患部を冷やしましたが、1日経っても痛みがあったので、コロナ後初(4年ぶり!)の病院に行ってきました。
診察してもらったところ、痛みの程度や患部を動かせる(痛いけど)ことから骨折の疑いはありませんでしたが、消炎・鎮痛ジェルと痛み止めを出してもらい、温冷両用の使いまわせる湿布ももらいました。
ケガしてから1週間ほどは、タクシーに乗るのさえ振動が腰に響いてきてつらかったですが、1週間薬を服用しておとなしくしていたらだいぶ良くなってきました。
もう、バナナの皮でこけるとか、不注意にもほどがありますよね…。
骨折や頭部のケガじゃなくてほんとに良かったです。
まとめ
上記3件とも、日本で生活していたらあまり無いパターンのケガ・病気で、かつ私がもうちょっと注意深かったら避けられたことばかりだと思います。
だからこそ自分が情けなくて、よく覚えています。
フィリピンにも慣れたと思って油断してないで、この地ならではのケガや病気には今後も気を付けなければ…と思いました。
私ほどうかつじゃない方ばかりかと思いますが、皆さんも気を付けてください!
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