突然ですが、私はトースターを持っていません。
私が住むフィリピンでは、お店などでオーブンレンジがあまり種類豊富に置いていないのと、家電製品が日本よりも短命な事が多いので電子レンジとオーブンを別々に購入していて、この上トースターまで買ってられないので、今までトーストはオーブンで焼いていたんですね。
(私の場合、電子レンジは1台目が3年ちょっとで壊れました。オーブンは購入から6年経つ今でも一度も故障せず問題なく使えていて、別々の購入で正解でした!)
オーブンはトースターに比べて熱くなるのに時間がかかるので、オーブンでトーストを美味しく焼くためにはちょっとコツがいります。
私は①きちんと予熱してからパンを入れる(ほんのちょっとですが時間と電気代が余分にかかる)②水分が蒸発しやすいので霧吹きで水をかけてから焼く、ということをしていました。
ところが、最近何気なくオーブンの代わりにスキレット(蓋つきの鋳鉄製フライパン)でパンを焼いてみたら、ものすごく楽に焼けたんです。
今更ですが、スキレットがあればトースター要らんやん!と思ったので、紹介したいと思います。
柔らか食パン・インドネシアンブレッド(冷蔵)をスキレットで焼いてみた例
最近よく買っている、フィリピンのローカルパン&ケーキ屋さん「Leona(レオナ)」のインドネシアンブレッドは、サンドイッチやトーストに便利な柔らかめのパンです。
私はこれを買ったらまず生のままサンドイッチなどにして食べるのですが、開封後は冷蔵庫に入れておきます。
ある日冷蔵庫から取り出してオーブンで焼こうとしたときに、オーブンの上に鍋類を置いていたのをどけるのが面倒で(笑)、なんとなくスキレットに載せて焼いてみました。
油もひかずに、スキレットを温めたらパンを入れて蓋をし、片面1分、一度裏返してからまた蓋をして1分焼きました。
すると合計2分で、十分うまく焼けました!
このインドネシアンブレッドをはじめ、フィリピンで買える食パン系のパンは日本の一般的な食パンよりもサイズが小さいので、小ぶりなスキレットでも焼きやすいんですよね。
あと蓋をすると蒸し焼き状態になるからか、霧吹きなしでもちゃんとふっくら焼けました。
厚切りにしたときは、両面2分焼いてから様子を見ながら十数秒追加で焼いたらいい感じになりました。
今までオーブンを使う10分前から予熱して、霧吹きで水分補給してから焼いて…という手間をかけていたのが、すごく無駄だったな…と思いました。
スキレットを使えばたった2~3分で食べられます!
しかもスキレットは、以前にも別記事で紹介したように、お手入れがすごく楽です。
タワシでささっと水洗いしてコンロで水分を飛ばせばOKです。
パンを焼くだけなら大して汚れないので、ほんとにさっとで大丈夫です。
フォカッチャ(冷凍)をスキレットで焼いてみた例
インドネシアンブレッドと同様にLeonaにあるこちらのフォカッチャもよく買っています。
インドネシアンブレッドよりも少し固めのパンですが空気が入っているので固すぎず、ちょっと歯ごたえのあるサンドイッチを食べたい時や、パスタやスープやアヒージョに添えるためによく買います。
これは何個かに切り分けて冷凍してあることが多いです。
これまではオーブンで焼いていましたが、これもスキレットで焼いてみました。
ちょっと厚みがあるのと、冷凍しているので両面2分焼きでは若干真ん中が冷たいままになりました。
私の場合、片面1分半ずつの合計3分で焼けました。合計4分くらいでもいいかもしれません。
このパンは、以前コメントで教えてもらって以来、オリーブオイルと塩をつけて食べるのが一番おいしいと思っています。
パスタの時にちょっと添えるのにちょうどいいです。
スキレットで焼きづらいパン
当然ですが、持っているスキレットの大きさを超えるサイズのパンは上手に焼けないと思います。
また、上面をしっかり焼きたい系のパンを焼く時にも、スキレット+蓋だけではそこまで綺麗な焼き目がつきません。
私は、グラタン用のホワイトソースやパスタ用のトマトソースを作ったら、ほんのすこしのソースをココットなどに取り分けておいて、翌日クロックムッシュやピザトーストにするのが好きなのですが、そういうのはスキレットではなくちゃんとオーブンでやるほうが、断然美味しそうに仕上がります。
もしかしたら、最近気になっているこの調理用バーナーを買えば、スキレットで蒸し焼きにしてからバーナーでチーズに焦げ目をつける、という方法が使えるのかもしれませんが…。
まあ、こういう手作りソースを使ったおかずトーストは、時間のあるときに予熱の段階からワクワクしながら作るのも美味しさのうちなので、これからもオーブンで作ることにします。
もう一度言いますが、パンのサイズが小さいフィリピンでは、シンプルトーストはスキレット(蓋つき)があればトースターやオーブンが無くても簡単に焼けますので、自宅にトースター・電子レンジ・オーブンなどいろいろ置きたくない方は、ぜひ検討してみてください!
スキレットで作った料理の過去記事はこちらからご覧いただけます。
おまけ:Leonaで私が良く買うパン
Leonaに行ったついでに、私がよく買っている定番パンの写真を撮りました。
ここのパンについては以前別記事でも紹介しましたが、改めて貼っておきます。
まず、生でも焼いてもOKで汎用性が高く、柔らかくて食べやすいのがこのインドネシアンブレッドです。
インドネシアンよりも歯ごたえが少し欲しい時はこのフォカッチャを買います。
インドネシアンもフォカッチャも無いけどどうしてもサンドイッチが食べたい時は、アゴが疲れる(一番固い)けど、このチャバタで妥協することもあります。
17ペソは安いけど、サイズも小さく、何よりパンの味が一番薄いので、インドネシアンブレッドやフォカッチャの方がおすすめだと思います。
朝ごはん代わりに甘いものが食べたい時や、チョコ味が恋しくなった時は、このチョコバナナケーキ(くるみも入ってる)のスライスを買います。
そしてLeonaの生ケーキで私が一番おすすめしたいのが、このマンゴーマンボーです。
スポンジ+プリン+マンゴー+生クリームのケーキです。
マンゴマンボーはうちの最寄りのLeona ITパーク店ではスライスが買えない(ホールでしか売ってない)ことが多く、Ayala店やSM店に行ったときにスライスがあったら喜んで買っています。
マンゴーマンボーが買えないけど、甘いものがちょっと食べたいなあ、という時は、このクリームパフ(シュークリーム)かチョコエクレアを買って帰ります。
エクレアはオーソドックスですが、シュークリームは上にかかったほろ苦カラメルソースがちょっとカリっとしてて美味しいです。
どっちも好きだし、1つ29ペソと安いのもいいです。
Leonaは値段も手ごろですし、ローカル店にしては甘さ控えめな商品も多く、日本人の口にも合いやすいと思います。試してみてください!
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