セブの自宅インターネットをファイバーへ無料アップグレードした結果【停電時の検証追記あり】

移住情報

つい2ヶ月ほど前、自宅のインターネット(Globe Home Wi-Fi)プランがいつの間にか同価格で良い内容へアップグレードされていて、ルーター交換もしてもらったことでネットが4倍速くなったことを以下の記事に追記しました。

◆2018年4月に加入したGlobeの最初のプラン:
月1299ペソ(約2,858円)・速度10Mbpsまで・月500GBの容量
◆2023年1月に自動アップグレードされたプラン(GFiber 1299 50Mbps UNLI):
月1299ペソ(約2,858円)・速度50Mbpsまで・容量無制限

5年前に今のコンドミニアムに越してきたときに加入したプランは2023年現在はもう存在しないため、同じ価格でより内容の良い新しいプランに変わったようです。

それ以降、自宅ネットは安定して40~50Mbpsの速度が出ていたので特に不自由を感じることもなく過ごしていたのですが、先日通信会社のGlobeから電話がありました。

ファイバーへの無料アップグレード提案と技術者派遣までの流れ

Globeからの電話は、「あなたの地域がファイバーに対応しました。無料でアップグレードしますか?するなら技術者を派遣しますよ」という内容でした。
かかってきた番号が普通の携帯番号だったので「めっちゃ詐欺っぽい…」と最初は警戒しながら聞いていたのですが、一応ちゃんとGlobeの人らしく、プランの変更は不要で、ただ私の住んでいるコンドミニアムがファイバーに対応したのでそっちの線に切り替えるだけでよい、追加料金も本当に不要です、ということでした。

「ぜひお願いします」というと「明日技術者を派遣します!」と言われたので、早速コンドミニアムの管理部にオンラインでワークパーミット(業者さんを居住エリアに入れる時に提出する許可証)を申請しました。
するとGlobeから「すみません、やっぱり3日後に派遣します」「やっぱり明日にします」「やっぱり明後日にします」と立て続けに日程変更のメッセージが届きました。

Globeからのテキスト

まあ、このへんはいつものフィリピンです。以前の記事にも書いた通りです…。

翌日、「今日は来ないんだっけ」と思っていると、お昼頃に技術者の方から「今から行きます」とメッセージが入りました。「明日行くって言われたんだけど、今日来れるなら来て!」と返事するとすぐに到着しました。

ファイバー切り替えの作業について

来てくれた2名の技術者の方には、一番最初に「プランの変更も追加料金も要らないと聞いたけど本当?」と尋ねました。
「はい、本当です。今使ってるCopper(銅?)のケーブルをこのFiberのケーブルに交換するだけです。ルーターもファイバー用のものに取り換えます。」とのことでした。

コンドミニアム敷地外からうちのコンドミニアムの建物内にはもうファイバーが敷かれていて、それぞれのユニットのドア上(共用廊下側)にあるボックスのようなものの中まではファイバーの配線が完了している、ということです。

フィリピン自宅ネットをファイバー回線にアップグレード

右上の長方形のボックスから伸びている線がファイバーのケーブルです

このケーブルを、ドアの枠に小さな穴をあけて部屋の中へ通し、ルーターを置く場所まで伸ばしていきます。

フィリピン自宅ネットをファイバー回線にアップグレード

技術者の方は、ケーブルを壁に固定したり隠したりするための器具は持っていないとのことで、そのまま部屋の奥までケーブルをただ伸ばすと見苦しくなりそうだったので、「ケーブルが目立たないように、壁際の家具の裏に通したいです。私が家具を動かすのでそこにケーブルをはわせてくれますか?」と頼むと、快くOKしてくれました。

※日本なら当たり前のことかもしれませんが、フィリピンだとこんなお願いに「なんでそんなこと気にするねん?」と言わんばかりにめんどくさそうにする作業員も普通にいます。

ドア外のボックスをあけてもってきたファイバーケーブルを接続する作業に5分ほど、ドアの枠に穴を開ける作業が10分ほど、私と一緒に家具裏にケーブルを通す作業に10分ほど、新しいルーターの設定に10分ほどで、合計30分ちょっとで作業が完了しました。

この技術者の方、とくに40代くらいのおじさんの方は、家具の裏にケーブルを通す作業を私以上に丁寧にやってくれていました。
見えないからいいか、と思って私が適当に終わらそうとすると「ちょっと待って、ここに通したい…」と別角度から見ても綺麗に隠れるよう気を配ってくれ、嬉しかったので、帰り際にチップに加えて、冷やしておいた缶コーラも手渡しました。

フィリピンの人はコーラ嫌いな人は少なく、前にも作業員の方に缶コーラを渡したことがあるのですが、その時も今回も、うちの玄関を出てエレベーター前に行くまでの短い間に「プシュッ」と缶を開ける音が聞こえてきたので、たぶん喜んでくれたと思います。

ファイバーに変わった結果(数値&体感)

さて、早速速度を測ってみました。
ファイバーへ変更する前の速度がこちら。

Globeのホームインターネット速度(2023年1月・月1299ペソプラン・セブITパーク)

ファイバーへ変更した後がこちらです。

GlobeのホームインターネットFiber速度(2023年3月・月1299ペソプラン・セブITパーク)

私のプラン、月1299ペソの安いプランなので最大50Mbpsまでのはずなのですが、58以上出ています。

ダウンロード速度は10程度しか上がっていないですが、PING値(低い方が回線が安定すると言われている)が以前より結構低くなっています。
正直、ネットしていて表示が早くなった、という実感はあまり無いのですが、アップロード速度が以前の倍以上に上がったことにより、写真のアップロード等が大分早くなりました。

そして一番嬉しかったのが、テレビ(Androidテレビ+VPN接続)でTVerやPrime Videoの動画を見る時、以前よりも動画を再生し始める時のタイムラグが短くなり、視聴中も映像の質が安定している、という点です。

数値的には大きな変化はないけれど(プラン自体は変更していないので当然ですが)、ケーブルの種類を変えたことでのメリットは十分感じられたと思います。

私の場合は向こうから電話をかけてきてくれたので、やたらスムーズに事が運んだ(電話の翌日には業者が来て30分ちょっとで作業完了&完全無料)のにも満足しています。

Globeの以下のGFiberプランページのApply Now、というところを押すと、自分の住所を入力してファイバー対応可能な地域かどうか調べてくれるようです。
https://new.globe.com.ph/gfiber

新規で加入する場合のプラン一覧はこちら(2023年のセブITパーク内で配られていたチラシ)も参考に。

2023年のセブITパークでのGlobe家庭用ネットプランのチラシ

2023年のセブITパークでのGlobe家庭用ネットプランのチラシ

私のプランはここに載ってるものよりも一段階安い「GFiber 1299 50Mbps UNLI(速度は最大50Mbpsまで・容量無制限)」ですが、私的には十分な速さなので、今後も月1500ペソ以上のプランに変えるつもりはありません。

セブ・ITパークなど、Globeのファイバー回線が使えるエリアの方は、ぜひファイバーへの変更も検討してみてください!

追記:ファイバー回線は停電時にも使えるのかどうか(今後検証予定)

実はこの記事を書いた時点で、まだ検証できていないことが1つあります。
それは、「ファイバーに変更後も、停電した時に問題なくインターネットができるか?」です。

日本では、「光回線 停電したら使えない」などの情報をちょこちょこ見かけます。
ですがその理由は「日本の普通のマンションには停電時の発電装置等が無いため、停電でマンション内に設置されている光ファイバー中継器に電力が供給されなくなると使えなくなる」ということのようです。(自信はないので詳しい方がいれば教えてください!)

一方、フィリピンでは停電が日常茶飯事な分、多くのコンドミニアムには発電機が設置されていて、停電時には回線の中継器等にも非常用電力が供給されることが多いと思います。
今の私のコンドもそのようになっていて、以前のCopperケーブルの時にあった短い停電や一昨年の大型台風の時の6日間くらいの長期停電中でも、コンドの発電機から部屋の非常用電源コンセントに電力が供給され、そこにルーターをつないでさえいれば、問題なくインターネットは使えていました。

今はファイバーに変えてからまだ1週間くらいしか経っていないので、次いつ停電があるか分かりませんが、もしあったら「セブのファイバー回線は、停電しても(ルーターに電力が供給できていれば)使えるのか?」を検証して、この記事にまた追記したいと思います。

もしセブでファイバーにするかどうか迷っている方、停電時の様子(私の例)を知ってから決定したいという方がいれば、すみませんが次にITパークが停電するまで、今しばらくお待ちください笑
(数日後かもしれないし、数ヶ月後かもしれません…!)

追記2:停電時検証結果・停電しても普通にネットは使えました!

この記事を書いてから1ヶ月と少しして、停電の機会がありました!
事前に電力会社VECOの予告停電のお知らせがコンドミニアムの管理部経由で来ました。(停電のお知らせを見て、初めて嬉しく思いました)

実際6時間ほどの停電でしたが、その間部屋内の非常用電源のコンセント(停電時はコンドが設置している発電機からそのコンセントにのみ電気が供給される)にルーターをつなぎっぱなしにしていたところ、ネットは問題なく使えました

結論として、「光ファイバーは停電中は使えない」というのは日本の住宅環境の場合で、フィリピンでコンドミニアムに停電用の発電機が設置されている場合は、ファイバー回線に切り替えてもネットは使える可能性が高い、といえそうです。

※コッパー回線の中継器には停電時に発電機の電力を供給するのに、ファイバー回線の中継器は発電機への接続をしていない、みたいなアホな対応をするコンドでない限り(フィリピンだとありえるかも)

コッパー回線からファイバー回線へのアップグレードをお考えの方は、参考にしてください!

コメント

  1. Kyoko より:

    こんにちは。
    これは良い情報を聞きました。
    Globeに問い合わせしてみます。
    私、来週、1ヶ月ぐらい日本に帰るのですが、何か買ってきて欲しい物、ありますか?
    ありましたらメールください。
    Kyoko

    • Cebu Kitchen Cebu Kitchen より:

      Kyokoさん、ちょっと待って!
      実は一つ検証してない点があり、記事に追記しました。「ファイバーに切替後、停電しても(ルーターに電力がきていれば)ネットができるのか?」という点です。
      今から1ヶ月以内くらいにうちで停電があれば(あるかな?)検証できるので、急ぎでないならその結果を見てから決めてもらった方がより安全かもしれません。

      それにしても一時帰国、うらやましすぎます。
      欲しいもの、無いわけがない笑 リストを作るとしたら1時間以上は確実にかかります。
      でも私も年内には一時帰国できそうなので、その時まで頑張って耐えて、まとめて全部購入します~!
      でも、お気持ち嬉しいです、ありがとうございます!
      Kyokoさんアリ被害ってないですか?コンド上階でもアリが来る時は来るのですが、日本でしか買えないアリメツっていう薬が効きます。(これは幸い私はまだ買い置きがありますので、催促してないですよ!)
      また日本でしか買えないものや、持ってきて良かったものとかを思いついたら記事にしますね。
      まずは、来週からの日本での暴食(しますよね?)に備えて、体調を万全に整えてください!

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