私はここ何年も、フィリピン・セブから日本へ一時帰国する度に、かならず梅肉(練り梅)を買ってきていました。
メーカーはその時々で違って、大きめの瓶入りが安い時は瓶のものを、そうでない時はスーパーでS&Bのよくある梅肉チューブと梅しそチューブ(セブの日本食材店町屋マートにも置いてるやつ)を買っていました。
が、今年の一時帰国で、無印良品のねり梅を初めて買ってみました。
一時帰国からセブに戻ってきた後は、その前から使いかけだったS&Bの梅チューブを引き続き使っていたのですが、10月に入ってやっと開封した無印のねり梅が、思いのほか美味しくて使いやすかったんです!
S&Bの梅肉は40gで200円くらいするのに、それよりもたくさん入っていてコスパも良く、味もずっと良いなんて最高です。
そして、最近はこれで作る梅ソースを蒸した野菜と豚肉につけて食べる簡単料理にはまっていまして、はからずもダイエットできていそう(夜にお腹はすきます笑)なので、今日はそのレシピを紹介します。
また、同じタイミングで日本で買ってきたせいろを使うメリットについても書きたいと思います。
豚肉と野菜のせいろ蒸し・梅ソースのレシピ
<豚肉と野菜のせいろ蒸し with 梅ソース 材料 1人分(直径15cmのせいろ1個分)>
- キャベツ・人参・さつまいも・ブロッコリー・かぼちゃなどお好きな野菜 適量
- 豚肉 50gくらい
※私はPearl Meat ShopのMoksal(サムギョプサル=豚バラよりも脂の少ない豚肩肉)薄切りを使いました - 塩 1つまみ
- 料理酒 小さじ1
~ソース2種類の材料~
- ねり梅・梅肉 小さじ2
※梅干しの種をとって包丁でたたいたものでも代用可 - 醤油 小さじ1
- みりん 小さじ1
- ごま油 小さじ1
- すりごま 小さじ1
- 葱のみじん切り 少々
- ぽん酢 小さじ2
- 葱のみじん切り 少々
- ごま油 2~3滴
①せいろは水で軽く濡らし、オーブンペーパーを敷いておきます。
②野菜を適当に切ります。さつまいもや人参は火が通りにくいので、3~4ミリの薄めに切りました。
切った野菜と薄切り豚肉を、これまた適当に①のせいろに詰めます。
豚肉部分に塩1つまみと料理酒小さじ1をふりかけ、これで食材の用意は完了です。
トマトは残り4分くらいのところで加えるつもりで待機しておきます。
③お鍋に水(水道水でOK)を入れて強火にかけて沸かします。
私はせいろとほぼ同じサイズの16.5cmスキレットで沸かしています。
スキレットを使うフィリピンならではの理由は後述します。
④お湯が沸いて湯気が立ったら、オーブンペーパーの端で食材を包むようにして上からせいろの蓋をのせ、スキレットの上で12分ほど弱火で加熱します。
今回は残り4分のところで半分に切ったトマトも加えました。
⑤蒸している間にソース2種を用意しておきます。
梅ソースは、梅肉小さじ2に、醤油・みりん・ごま油・すりごまを各小さじ1、みじん切りの葱を少々を合わせるだけです。
もう1つは、ぽん酢小さじ2にみじん切り葱少々とごま油2~3滴をたらしたものです。
ついでにマヨネーズにコチュジャン少々と砂糖をひとつまみ加えたソースも作ってみました。美味しくはありましたが、私の好みではなかったです(笑)
⑥蒸し上がりました!
さつまいもや人参、豚肉にちゃんと火が通っていることを確認し、せいろごと鍋敷きかお皿の上に置きます。
⑦ソースをつけて食べます。
この梅ソースが、豚肉やキャベツはもちろん、意外に茄子にも合うんですよね。
ぽん酢には柚子胡椒かもみじおろし、姜葱醤を少し加えてもいいと思いますが、シンプルぽん酢でも十分美味しかったです。
別日につくった豚肉の野菜巻き蒸しはこちらです。これも簡単で美味しかったです!
せいろ+スキレットを使う海外(フィリピン)ならではの理由
今回使ったこのせいろは、今年の一時帰国の際に大阪の千日前道具屋筋で買ってきたものです。
通常、せいろは同サイズのお鍋とセットで売られていることが多くて、私もお鍋を一緒に買うか迷ったんですよね。
でも、フィリピンで使うことを考えると、あることが気になったのであえて鍋は買いませんでした。
それは、水道水のミネラル分残り問題です。
フィリピンをはじめ海外では水道水は飲めないことが多く、私も飲んだり調理に使うお水は、定期的に配達してもらっている飲料水を使っています。
でも蒸し料理の時は湯気だけを使うので、わざわざ飲料水を使いたくないんですよね。
かといって、きれいなお鍋で水道水を沸かすと、使用後に水に含まれるカルシウムなどのミネラル分が白い跡になって残ります。
この跡を、後片付け時に鍋を洗剤でごしごし洗って綺麗に落とすのが、とっても面倒なんです。
スキレットでも、水道水を使うともちろん白い跡は残ります。
でも、スキレットなら丈夫な鉄製なので、ざらざらのタワシで雑にガシガシ洗ってから(洗剤は使いません)、IHコンロの強火にかけて水分を飛ばせば終了です。
鍋にこびりついた白い跡をスポンジで綺麗に洗うよりもずっと楽です。
スキレットは鉄製なのでお湯を沸かすと油膜が取れてしまいますが、たまに油を薄く塗ったりすれば良いです。
私は少量の揚げ物をスキレットでよく作るので、とりあえず問題無さそうです。
水にぬれたまま放置するとすぐに錆びが出てくるので、それは避けるように注意します。
さらに、せいろ自体も洗剤で洗うことは推奨されていないので、蒸し終わったらそのまま食卓に運んで食器として使い、食べ終わったら水で軽く洗って、乾かしておくだけで後片付けが完了します。
私は冷蔵庫の上に置いてある小物入れに、S字フックでひっかけて乾かしています。
また、調理の際はオーブンペーパーを敷くと、食材の脂でせいろが汚れるのを防げるのでお勧めです。
こんな感じで、せいろでの蒸し料理は、食後の洗い物が減るのも大きなメリットだと思います。
美味しい・ヘルシー・後片付けが楽の3拍子で、シンプルなせいろ蒸し料理は今後も定番メニューになりそうです。
もちろん、しゅうまいや茶わん蒸しなどの他の蒸し料理にもどんどん使っていきたいと思います。
無印のねり梅とせいろ(+スキレットも)、おすすめです!
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