海外でも美味しいおにぎり in フィリピン・セブ

ご飯もの

最近、自宅でおにぎりを作ることが、自分の中でちょっと流行っています。

私の住むフィリピン・セブには日本食材店はあるものの、日本で定番のおにぎりの具をこっちで同じようにそろえると、材料費がとんでもなくかかります。
例えば昆布・焼きたらこ・鮭の3種類のおにぎりを日本米と日本製の海苔で一から作ろうと思ったら、現地の美味しいステーキ屋さんで1食食べたほうが安いかもしれません。

そこで今日は、日本食材店で買える食材も若干使いつつも、できるだけ費用を抑えて作れるセブバージョンのおにぎりで私が美味しいと思ったものをいくつか紹介します。

大根葉とゆかりと梅のおにぎり

少し前の記事で、マクタン島の韓国スーパーH Martは野菜が充実しているという話を書きました。

このH Martで葉っぱ付きの大根が買えることがあります。私は大根の葉っぱが好きなので、ごま油で炒めたりお味噌汁の具にしたりして全部食べます。

葉っぱ付きの大根

この大根の葉っぱの塩ゆでと、ゆかりふりかけと刻んだ梅干しと白いりごまで作ったおにぎりが、とっても和で美味しいです。

大根葉とゆかりと梅のおにぎり

大根葉はしらすや鮭フレークとも良く合いますが、しらすも鮭フレークも高いです。(どちらも町屋マートで買える)
うちでは梅干しとゆかりなら常備していることが多く、この組み合わせは手軽なのに美味しくてお気に入りです。

かつおクリームチーズおにぎり

日本食材店で買っているパックのかつお節と醤油少々を合わせ、さいの目に切ったクリームチーズと一緒にご飯に混ぜ込んだおにぎりもたまに作ります。

かつおクリームチーズおにぎり

一度フィリピンのやたら安いチーズもどきを使って作ってみましたが、お米とかつお節が美味しければ美味しいほど、安謎チーズの味の物足りなさが際立って感じられたので、それ以降はもっぱらクリームチーズで作っています。

フィリピンEdenチーズもどき

1個20ペソ弱の安い謎チーズ

マグノリアのクリームチーズ

いつでもチーズケーキが作れるよう常備してるマグノリアのクリームチーズ 225g160ペソくらい

オリーブおにぎり2種

これはちょっとびっくりかもしれません。
私はグリーンオリーブが好きで瓶詰めを良く買っていますが、日本のおにぎり屋チェーンがヨーロッパに出店した際、オリーブを使った洋風おにぎりが人気メニューになったと聞いて、作ってみました。

オリーブおにぎり2種

上画像の手前はシンプルバージョンで、具はグリーンオリーブと美味しい塩のみオリーブオイル少々を手につけて握ったものです。
あっさりしてるけどほんのり洋風で、米とオリーブ、意外と合うなあ!と思いました。
オリーブとライスの入ったギリシャ風のサラダとか、よくありますもんね。

それから、画像奥の海苔を巻いてある方は、刻んだたくあんとオリーブを少量のマヨネーズで和えたものが入っています。

たくあんとオリーブのおにぎり

すごい組み合わせだと思うでしょう、これが美味しいんです。
なんかいぶりがっこクリームチーズのような複雑だけどなぜか美味しいハーモニーなんです。
たくあんは、すこし味の濃いつぼ漬けのほうが合うと思います。

つぼ漬けとグリーンオリーブ

どちらも110ペソくらい

偽たらこおにぎり

これは以前記事にもした、たらこが高い海外ならではジェネリック焼きたらこおにぎりです。

ジェネリック焼きたらこおにぎり

こういう本物の材料を使わない偽〇〇レシピって、一度作って味を確かめたらもう作らないかな?と思うじゃないですか。
ところが私、この偽たらこおにぎりはあの後も何度か作って食べてるんですよね。

セブの日本食材店で買える本物のたらこと比べると食感の違いはありますし、あくまでジェネリックです。
でも、定期的に焼きたらこのおにぎりが食べたくなる私にとって、卵やパティス等買い置きしてある材料で思い立ったら作れるこのレシピは、結構便利なんですよね。
これからもたまに食べるだろうし、定番になりつつあります。

シンカマスベーコン柚子胡椒おにぎり

これも以前に別記事で紹介しました。
シンカマスというフィリピンのローカル根菜とベーコンめんつゆと柚子胡椒の炊き込みご飯でつくる味付きおにぎりです。

シンカマスとベーコンの柚子胡椒おにぎり

バターと黒胡椒をきかせた少し濃いめの味なので冷めても美味しく、ベーコンが入っているので食べ応えもあります。

めんつゆと柚子胡椒は日本のものを使っていますが、ベーコンもシンカマスもセブのスーパーで買いやすいので、すぐに作れるのが良いです。

おにぎりの時の炊飯方法と材料について

今日のランチはおにぎりだ!と決めたら、日本米を1合だけ洗い、ザルにあげて40分放置してから水180mlを加えてミニ土鍋で炊きます。

ミニ土鍋(峠の釜飯容器)とスキレットで炊くお米

以前土井善晴さんの塩むすびレシピで知ったコツ等を生かし、

  • お米は飲料水で洗った後水にはつけず、ザルにあげて40分置く
  • 良く冷えた飲料水を加え、弱火にかけて沸騰するまでじっくり時間をかける(時間をかけて加熱するとお米の甘みが増す)
  • 沸騰してから弱火で12分炊き、その後火を切って蓋をしたまま15分蒸らす

という手順で炊きます。
※うちは土鍋NGなIHコンロなので、スキレットの上に土鍋を置いて炊いています

普段のご飯は玄米と日本米を2合ずつ混ぜて大きなお鍋で炊いていますが、おにぎりの時は日本米1合のみこのミニ土鍋で炊くのが定着してきています。

ミニ土鍋(峠の釜飯容器)とスキレットで炊くお米

日本米と言っても、セブの日本食材店町屋マートで買えるささにしきは、2kg362ペソ(約960円・2025年6月現在)なのでそこまで高価ではありません。

ささにしき フィリピンセブ町屋マート

この値段から、たぶん日本からの輸入ではなくて、日本品種のお米を日本国外で育てたお米だと思われます
(ここ数か月の日本の米価格高騰の影響も今のところ受けてません)

海苔も、現地の複数のスーパーで買えるものの中から、1袋150ペソ以下くらいの安い時に買っています。

フィリピン・セブで買える焼きのり

フィリピン・セブでも、コンビニやスーパーでおにぎりが買えるようになってはきましたが、丁寧に炊いたお米で自分で作るおにぎりの方が、だいぶ美味しいと思います。

ただ、日本にいる時と比べて今作るおにぎりの方が混ぜご飯率が高くなっているのは、やはり定番具材のクオリティが日本国内と比べると国外はかなり落ちる(あと高くなる)からだと思います。
シンプルな素材勝負ができない分、味を複雑にしてごまかす、的な…(笑)

ほかの在住者の方、お子さんのいる方などはもっといろいろおにぎりのレパートリーがありそうですね。
他にもセブで作りやすいおにぎりの具があれば、ぜひ教えてください!

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