以前、セブの会員制スーパー「ランダース」で見つけたインドの薄焼きパンRoti Paratha(ロティ・パラタ)が美味しかった話を書きましたが、今日はアレンジメニューを紹介します。
実はこのロティパラタ、上の記事を書いた後5か月以上セブのランダースで品切れ状態でした。(セブの別の会員制スーパーのS&Rにはあったみたいです)
ところがつい先日、うちから徒歩圏内のメトロスーパーITパーク店で売られているのを発見しました!

Spring HomeのRoti Paratha 5枚入り150ペソ(アヤラモールセントラルブロック内のメトロスーパーの場合)
ただしランダースで買う方がだいぶ安い(5枚約100ペソ)です。
近所で買えるのも便利ですが、ランダースでの再入荷も期待しています!
さて、今回作ったのは、マンゴーデニッシュとハムマヨコーンパイです。
パン生地を作るのは大変そうだし、冷凍パイシートはフィリピンでは高いので、1枚20ペソ(もしくは30ペソ)のロティパラタで挑戦です。
マンゴーデニッシュの作り方 (+おまけのパンオショコラもどき)
セブのパン屋さんでは生のフルーツを使ったパンって少なくて、フルーツデニッシュ自体をあまり見かけないんですよね。Abaca Baking Company(セブのおしゃれパン屋)にたまにあるくらいです。
<マンゴーデニッシュ(風) 材料 ミニサイズ2個分>
- ロティ・パラタ 1枚
- マンゴー or 生のフルーツ 適量
※今回は1パック40ペソのカットマンゴーを1/3ほど使用 - カスタードクリーム(レンジで作るレシピを下で紹介)or クリームチーズやジャムなど、なんらかの甘いクリーム 大さじ3~4くらい
- 粉砂糖=Powdered Sugar 適量
※ツヤだしと飾り用 - フルーツ用ナパージュ(レンジで作るレシピを下で紹介)適量
※なくてもOK - 板チョコ 2かけ
※切れ端でパンオショコラもどきを作るため。なくてもOK
①冷凍のロティパラタを1枚取り出し、シートごとまな板に置いて下の写真のように切ります。正方形×2と端っこ長方形2枚になるように。
②端っこの生地に板チョコひとかけずつを置いてくるくる巻きます。

明治の板チョコブラックはセブの一部スーパーで買えます。
③マフィンカップ(アルミカップやオーブンシート、アルミホイル可)の上に並べ、オーブン190度で2分ほど軽く焼きます。

2分焼いたもの
④ふくらみかけてきたら一旦取り出して、ツヤだしのために粉砂糖を茶こしでふりかけ、正方形の方の生地にカスタードクリームを載せます。
⑤オーブンに戻し、190~200度で5分くらい、ふくらんで綺麗にツヤが出るまで焼きます。
トースターでも可能かと思いますが焦げないよう見守ってください。
こんな感じに焼けました。

うちのオーブンでは190度2分+粉砂糖をかけてから200度で5分ほどでしたが、様子を見て調整してください。
⑥カットしたフルーツを載せ、ピスタチオや粉砂糖、ナパージュ(ゼラチンと砂糖を混ぜたもの)などで飾り付けて完成です。
やっぱりマンゴー+カスタードのフルーツデニッシュは美味しかった!
マンゴーの代わりにぶどうや苺、キウイを載せたり、オレンジ+クリームチーズ+あんずジャムなどでも良さそうです。
あと、生地の端っこの処理のつもりで作ったパンオショコラもどきも美味しかったですが、焼きあがる前にスライスアーモンドを載せたらもっと良くなったと思います。
両方とも、出来たてよりも冷蔵庫で冷やしてから食べたほうが美味しかったです。
マンゴーのナパージュは冷やすとゼリー状になって食感が良くなりますし、チョコも冷たくてパキっとしている状態の方が私は好きでした。
レンジで作るカスタードクリーム
ボウル1つとレンジで作るカスタードクリームの簡単なレシピです。
<カスタードクリーム 材料>
- 卵 1個
- 牛乳 200ml
- 薄力粉=Cake Flour 15g
- 砂糖 50g
- バニラオイル 数滴
①耐熱ボウルに卵1個を割り入れ、砂糖50gを加えて泡立て器で混ぜます。そこに牛乳200mlを加えてさらに混ぜます。
②薄力粉15gを茶こしでふるいながら加えて、泡立て器で良く混ぜます。

粉のダマが無いようにしっかり混ぜます。この耐熱ボウルはセブのダイソーで買いました。
③ラップをふわっとかけてレンジで2分あたため、一旦取り出して泡立て器で混ぜてからもう1分レンジにかけて取り出して混ぜます。これをもう2回繰り返します。(2分プラス1分×3回)
最初に取り出したときには半分以上液体だと思いますが、1分×3回あたためるとこういうクリーム状になります。
④バニラオイルを4滴ほどたらし、良く混ぜてから、乾燥しないようぴっちりラップをして冷まします。
お好みでラム酒を少量加えても美味しいです。
すぐに使わない分は冷めてからラップで包み、冷凍保存できます。

卵・牛乳・薄力粉を混ぜた適当クレープを焼く時に活躍します
冷凍したカスタードクリームは食べる前に自然解凍するので、薄めに包んで冷凍しておくと解凍しやすいです。
ナパージュ(ごく少量・レンジで簡単)の作り方
ナパージュとは、ケーキやフルーツのデコレーションに使う、ツヤだしのゼリー液のようなものです。
鍋で作るのが面倒&余るともったいないのでごく少量のみ、簡易的に作れる方法を紹介します。
①ゼラチンとグラニュー糖(Refined Sugar)を、ゼラチン1:グラニュー糖3の割合で耐熱容器に入れます。大体目分量でこれくらい。

ゼラチン1gと砂糖3~4gですが、うちの測りがそこまで正確でないので大体目分量でこれくらい取り出して作っています。
②そこに水小さじ2程度を加え、ゼラチンをふやかすために3分ほど置いておきます。
③レンジで30秒ほどあたためてゼラチンと砂糖が溶けているのを確認したら取り出し、よく混ぜて常温で冷ましておきます。
(冷えると固まってしまうので、塗るタイミングで粗熱が取れているくらいがベストです)
④生のフルーツにスプーンや刷毛で塗ると、ツヤが出て綺麗に見えます。
ハムマヨコーンパイの作り方
ロティパラタの甘くないアレンジとしては、先日作った海老グラタンパイがかなり美味しかったのですが、そんなにしょっちゅうグラタンを作るわけでもないので、もう少しカンタンなアレンジです。
<ハムマヨコーンパイ 材料 1人分>
- ハム 1枚
※私は250g107ペソの冷凍チキンハムを使用 - コーン (缶詰でも冷凍でも) 80g or 大さじ5
- マヨネーズ 大さじ2
- 練乳 小さじ1
- 塩・こしょう 少々
- パセリ 少々 ※なくてもOK
※練乳が無い場合は牛乳+砂糖でもOKですが、練乳の方が既製品のマヨコーンっぽい甘みが出て、綺麗な焼き色も付きやすいです。
練乳は、フィリピンでは缶入りで売られていることが多いのですが、日本人には食べきるのがキツイ量なので、アヤラセンター内のメトロスーパーで買える小袋が便利です。
この小袋は1袋たったの6ペソ。開封後はクリップで止めて冷蔵庫で保存し、コーヒーに入れたりして数日かけて使い切ります。
①1cmの角切りにしたハムと水気を切ったコーンに、マヨネーズ大さじ2と練乳小さじ1、塩こしょう少々を加えて混ぜます。
②冷凍のロティパラタをオーブンで1~2分焼いてふくらみかけたところに①をたっぷり載せます。
ツヤだしが欲しい場合は、卵黄を少量の水で伸ばしたものを生地の端に塗ります。
③綺麗な焼き目がつくまで190度で5~7分焼きます。パセリや黒胡椒をかけて完成です!
こちらも手軽で美味しかったです。
マヨコーンだけの場合、柔らかいパンの上に載せる方が美味しいかな、と思いますが、ハムを入れることでよりロティパラタのパイっぽいサクサク生地に合う気がします。
ウインナー・マヨ・ケチャップ・チーズなどの組み合わせもいいと思います。
ロティパラタ、いろいろアレンジできるのでぜひ試してみてください!
また、次の記事ではセブで手に入る2種類のロティパラタのメーカー比較をしたいと思います。
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