今日はスーパーで買える材料で簡単に作れるフィリピンのどローカルデザートを紹介します。「ブコパンダン(Buko Pandan)」です。
本来のブコパンダン
ブコパンダンは、ローカルレストランなどでよく見る、この緑のデザートです。
ブコ(Buko)はココナッツ、パンダン(Pandan)はフィリピンでとれるハーブのような葉っぱのことです。
パンダンが鮮やかな緑色を出しているのですが、少しだけ薬草っぽい香りがして、どこか桜餅についてる桜の葉っぱみたいで、私は結構好きです。
最初はローカルレストランやファストフードなどで上の画像のようなオーソドックスなものを食べてました。
本来は、牛乳かオールパーパスクリーム(フィリピンの廉価版生クリーム)、練乳、細長く切ったココナッツ、ゆでたタピオカ、パンダンの葉っぱと寒天もしくはパンダンゼリーの素などで作るようです。
わかりやすいブコパンダンレシピのショート動画がありました。
この普通バージョンも美味しいんですが、私はこの3点が気になります。
- 日本人的には明るい緑色の液体は少し食欲を減退させられる
- 細長く切ったココナツの実が、イカそうめんに似ていてデザート感を邪魔する
- オールパーパスクリームは重い&タピオカは用意が面倒
そこで、液体はココナツミルク+牛乳+練乳で、具はナタデココとパンダンゼリーとフレッシュマンゴーに変更して、あっさりした日本人好み(というか私好み)にアレンジしました。
アレンジブコパンダンの材料について
最初に材料について少し説明します。
スーパーの製菓コーナーに行くと色んなゼリーの素があり、ここにブコパンダンゼリーの素=Buko Pandan Jelly Powderがあることが多いです。
めっちゃ安くないですか…?ゼリー液2リットル分で24ペソ(約60円)ですよ?
寒天が入っていない、ブコパンダンフレーバーというエッセンスのようなものも売られています。
具に使うナタデココは、私はいつもこういうパウチ入りのものを買っています。
ブコパンダンゼリーの素のパッケージ裏には作り方がこんな感じで書いてあります。
ただ、書いてある作り方は、一袋一気に使うゼリー液2リットル分なんです…。
フィリピンの大家族なら一度に作っても消費し切れるのかもしれませんが、私にはとても無理です。
そこで、小さじではかりながら何度かに分けてつくり、3~4人分くらいまでのちょうどいい量のレシピができたので紹介しますね。
アレンジブコパンダンのレシピ
<アレンジブコパンダン with マンゴー 材料 3~4人分>
- ブコパンダンゼリーの素=Gulaman Jelly Powder Mix Buko Pandan Flavor 小さじ1
- 飲料水 300ml
- グラニュー糖=Refined Sugar 大さじ1
- ブコパンダンフレーバー(緑色がついているもの) 2、3滴
- ココナツクリームまたはココナツミルク 75ml
- 牛乳 75ml
- 練乳=Consensed Milk 大さじ2/3~大さじ1
- マンゴー 1個
- ナタデココ 100g前後(写真のパウチ入りの場合1/3くらい)
①鍋に飲料水300ml、ブコパンダンミックス小さじ1、グラニュー糖大さじ1を入れて良く混ぜてから5分ほど放置してふやかし、火にかけます。
ぐつぐつしてきたら弱火にして3分ほど煮た後、火を止めてブコパンダンフレーバー2~3滴を加えて混ぜます。
フレーバーは入れすぎると油性マジックの匂いになるので要注意です。
②バットや浅めの器に流し入れ、固めます。
寒天なので常温でも固まりますが、私は常温で30分、その後冷蔵庫に30分入れました。
③冷蔵庫で冷やしておいたココナツミルク75ml、牛乳75mlをボウルに入れ、練乳大さじ1弱を甘さを見ながら加えて、良く混ぜます。
ここで練乳をもっとたっぷり入れ、ココナツミルクの代わりにオールパーパスクリームを使うとローカル感のあるこってりクリームになりますが、私はあまり濃度を付けないほうが好きです。
④マンゴーを切ります。
まず手で触って横に平べったく入っている種の位置を探り、包丁で2か所切れ目を入れます。
そして、実の部分×2個と種が多い部分に切り離します。
実の部分に包丁で格子状に切れ目を入れてから、
皮を持ってひっくり返すとこういう状態になります。
スプーンでくりぬくようにして、皮から実をはがします。
⑤ゼリーとナタデココとクリームとマンゴーを合わせます。
ブコパンダンゼリーが固まったら、包丁で格子状の切れ目を入れます。
③のクリームに、上のパンダンゼリー、ナタデココ100g、カットしたマンゴーを加えて混ぜます。
あとは器に盛って完成です!
自分で甘みを付けるので、フィリピンデザートによくある甘すぎ問題も避けられますし、寒天の固さも好きなように調整できます。
ちなみに、出来たては上のように白いのですが、しばらく保存しておくとゼリーの中のパンダンエキスが染み出してきて、しっかり緑色の液体に変わります。
安いパンダンゼリーの素と、常温保存できるココナツミルク&牛乳&練乳&ナタデココの買い置きがあれば、マンゴーを買ったらすぐに作れます。
フィリピン人からすると甘さが足りないかもしれませんが、ローカルデザートのあっさりバージョンが食べてみたい方はぜひ試してみてください。
コメント
始めまして。私は日本在住の日本人で、フィリピンセブに住んでいるフィリピン人の先生とネットで英会話レッスンをしています。先生が、ニューイヤーに、Boko Pandanを作って食べたといっていて、なんだろうと気になり検索したら、こちらのブログにたどり着きました。フィリピンってどんなところだろうと気になっているので、こちらのブログ、楽しみに拝見したいと思っています。では!
マリカツアーママさん、はじめまして!
コメントありがとうございます。そういう経緯で見てくださる方もいらっしゃるんですね!
先生は多分、イカソーメンスタイルのココナツが入った、トラディショナルなブコパンダンを食べたかったんでしょうね。濃厚ではありますが、あれも美味しいです。
(食べたくなってきた)
セブにもし来られるようなことがあれば、お店によって濃厚さや具が異なるいろんなブコパンダンが食べられるのでぜひ挑戦してみてほしいです。
セブには、日本人的に美味しいものや楽しいものもいろいろありますので、またブログ見に来てください!
「初めまして。」の間違いでした。(恥)