セブ在住の私が2泊3日のマニラ旅行の計画中に偶然見つけ、楽しみにしていたのが、マカティのはずれにある韓国式健康ランド「Lasema Spa」を試すことでした。
これまでのマニラ旅行でも、パサイにあるネットワールドホテルのお風呂やサウナ、マカティのポブラシオンにあるI’m Onsen Spaなどには行きましたが、岩盤浴ができる施設は今回が初めてです!
今日は、Lasema Spaを使ってみた感想、気になる清潔感、持っていった方がいいものなどをレポします。
Lasema Spaの場所とメニュー・料金
Lasema Spaの正式名称はNew Lasema Spa Jjimjilbang(ニュー・ラゼマスパ・チムジルバン)。移転したのでNewとついているようです。
マカティ市の端っこの方にあり、周りは住宅街のような感じで、お店などは少ないエリアです。
先日の記事で感想を書いた日本食材店「ニューはっちん」まで徒歩10分くらいの距離にあります。
お店のメニューと料金(2022年7月時点)はこんな感じです。
私は岩盤浴をメインで楽しみたかったので、左から3番目、週末988ペソのチムジルバンコースにしました。
お風呂、サウナ、岩盤浴(Kilnと表記)、Kドラマルーム、ロッカールームの利用とレンタルのタオル・館内着がついて最大12時間まで、という内容です。
受付でコース料金を前払いして、館内着とタオル2枚とロッカーキーを受け取ります。
男女別に分かれた入り口からすぐの更衣室と浴室・サウナは裸で利用します。
その上の階からは男女共用で、館内着を着て利用できるようになっています。
中は撮影禁止の場所が多かったので、公式FBにあった設備一覧写真を貼りますね。
…ただ、上の写真はかなり綺麗に写っています。
ショックだったこと
まず、日本の健康ランドやスーパー銭湯を期待してはいけません。韓国式で、フィリピンにある施設なので、色々と勝手が違います。
特に私がショックを受けたのは、共用のマットの汚さです。
Lasema Spaでは岩盤浴室の近くにご自由にお使いください、という感じで薄めのマットが重ねて置かれていたのですが、これがものすごく黒ずんでいるんです。
カビなのか垢なのか外に放置でもしてたのか、とにかく近寄りたくなかったのでよくわかりませんが、この黒いマットには絶対に寝たくなくてテンションがものすごく下がりました。
この時点で岩盤浴はあきらめかけたのですが…。
思い直して、マット無しで岩盤浴室に入り、壁際の床に受付で渡された小さいタオルを敷いて、その上に体育座りをしてみました。
すると結構じわじわと温まってきたので、長くゆっくりと楽しめてこれでもいいか、と思えるようになりました。
もしかしたら韓国式の岩盤浴は、もとから座って楽しむものなのかもしれません。
私が日本への一時帰国時に良く行っていた日本の岩盤浴では、床に敷くための大判タオルがもらえ、皆それを敷いてうつ伏せや仰向けで寝転がっていました。
その感覚だとさっきのマット利用は必須かと思ったのですが、結局他のお客さんもマットはほとんど使っていませんでした。
(もう撤去した方がいいのでは…?と思いました)
満足したこと
お風呂(ジャグジー)は満足できました。
私が行ったときは、ヒノキ湯、レモン湯、緑茶湯など(すべて香りは飛んでいましたが)5種類のお湯と水風呂がありました。
お湯はそれぞれ39~42度で、完全フィリピン経営のお風呂のようにぬるすぎることもなく、浴槽の上に湯温計もついていてわかりやすかったです。
洗い場は小さめで、シャンプー等のアメニティはありませんが、十分でした。
サウナもフィリピンのホテルジムなどについている小さなサウナよりもずっと大きくて熱めなのでしっかり入った気になれます。
お風呂もサウナもそこまで清潔!!というわけではないですが、少なくとも日常的な掃除は行き届いているのではと思います。
ちなみに、私は潔癖では無いほうだと思います。(そもそも潔癖なら12年もフィリピンに住んでない)
日本でなら、例えば築何十年の古い銭湯にも全然いけますし、さっきの汚いマットを見ても、そこに直接触らなくてよければあまり気にしないでいられます。
そういうのが気になる(同じ空間に汚い物があるのが許せない)人は、ちょっと高いし小さいし岩盤浴は無いけど清潔な、「I’m Onsen Spa」のほうへ行くのが良いかもしれません。
これから行く方へ
これからLasema Spaへ行く方にお勧めしたいのは以下の3点です。
①水筒またはペットボトルを持っていく
更衣室に冷水器があり、持参のボトルに入れていいよ、となっていたので。館内には売店もありますが高めです。
②予備のタオルやシャンプー類を持っていく
受付で貸してもらえるタオル2枚(どちらもバスタオルほど大きくない)を汗ふき用と岩盤浴でゴザの上に敷く用に使ったら、最後に身体を拭くタオルがありません。
また、日本のスーパー銭湯のようにシャンプーリンス、化粧水などは備え付けられていません。
私は自分のタオル・シャンプーやボディーソープ・スポンジなど一式を持参していたので、全部自前のものを使いました。
③岩盤浴で寝ころびたい人は大判のタオルを持参する
レンタルのタオルは小さいのと、岩盤浴室のゴザは年季が入っていてちょっとチクチクもするので、大きめのタオルを持っていけば寝ころべると思います。
私は次行くときは大判で薄めのタオルを持参しようと思っています。
その他設備と感想
施設内には売店兼食堂もありましたが、あまり本格的ではなさそうで食べていません。
ただ、ゆで卵やキムチ、袋ラーメンを調理したもの、スナック類、韓国製のアイスなどが置いてあり、”羊の形にしたタオルを頭に巻いて、片膝を立ててゆで卵やラーメンを食べる”という韓国ドラマによくあるシーン?を再現できる楽しみはあるかもしれません。
(実際にフィリピン人女子たちがキャーキャー言いながら実践していました)
施設の中には喫煙所や仮眠室、マッサージコーナー(料金は高め)もありました。
特に新しくできたらしい最上階の仮眠室は、大きくて座り心地の良いリクライニングチェアがずらっと並んでいて、電気も暗くて快適そうでしたが、ものすごくエアコンが効いていて私には寒かったのですぐに出ました。
館内着の上に何か羽織るものを持ち込めば、ここで仮眠するのもいいかもしれません。
私が見た限りでは、女性の利用者は9割がフィリピン人でした。
男性はもっと韓国人の割合が高いようで、フィリピン人の彼女か奥さんと来ている日本人男性らしき方も2人ほど見かけました。
これは、訪問時(2022年7月)はまだ海外からの観光客や留学生が戻り切っていなかったからかもしれません。
旅行者や留学生の数が増えたらまた利用者層も変わってくるのでは、と思います。
さて、ここまで色々文句も言いましたが、次にマニラに来たときにまたLasema Spaへ行くか?というと…、絶対行きます!
ちゃんと熱めのお風呂が数種類と、狭苦しくないサウナ、岩盤浴(ぬるめで座りスタイルですが)をだらだら楽しめる場所は、フィリピンではここ以外にはなかなか無いと思うからです。
私の選んだチムヂルバンコースは最大12時間まで利用できますが、3~4時間ほど楽しむのでも十分コスパも悪くないと思います。
この記事を見て清潔具合が大丈夫そうなら、ぜひ試してみてください!
★New Lasema Spa Jjimjilbang 公式FB
営業時間:24時間(2022年7月時点)
住所:8846 Sampaloc St., corner Estrella St., San Antonio Village, Makati, Makati, 1203 Metro Manila
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