セブでの自炊で好きな食べ物を好きな時に作るのに欠かせないのが、冷凍食材です。
特に海老大好きな私にとって冷凍海老は常備必須です。
フィリピンにお住まいでない方は、『冷凍じゃなくても、海に囲まれたセブならいつでも新鮮なシーフードは買えるんじゃないの?』と思うかもしれませんが、そうは行きません。
フィリピン(セブ)は、日本のように物流が効率的でないので、毎日同じ食材がスーパーに並んでいるとは限らないんです!
海老は現地でもまあまあ高い食材(キロあたり450~650ペソ前後)なので、ローカルが多いスーパーなどでは生の海老は常に置いていないことも多い、というのもあります。
ただ、値段は日によって変動も大きく、新鮮な海老をとても安く買えることもあります。
例えば先日新鮮そうな海老を見かけ、アヒージョを作りたいと思って一人分の生の海老を買ったら200円以下で、安い!と思ったのを覚えています。
サラダ巻きの分量の時は100円以下でした。そういう時は日本よりかなり安いのを実感します。
フィリピンでは生のシーフードは基本量り売りなので、必要な量だけ買えるのもいいですね。
うちの最寄りのスーパー(メトロスーパーITパーク店)では残念ながら海老は毎日は並んでいないですし、私は食材の買い出しは週1くらいなので、冷凍の海老を活用しています。
アヒージョやエビチリは生の海老で、他の料理は冷凍海老を使うことが多いです。
フィリピンでは例によって、メーカーによる食材の質や味の格差が激しいです。
今日は、私が一定期間使っていた冷凍海老3種のメーカーと、暫定一位のものを紹介します。
冷凍海老①「Fishing Village Raw Shrimp」ランダースで購入
輸入の冷凍食材が充実している会員制スーパー「ランダース」で一時期よく買っていたのがビッグサイズのこの冷凍海老です。
一袋700ペソ近くもするんですが、2ポンド=約907gと大容量で、まあまあ大きなサイズの海老が100個以上入っています。
一度買うとなかなか無くならず、ぽんぽん好きな時に使えるので愛用していました。
今思えば、そこまで味は良くない(笑)です。少なくとも次に紹介する2点の方が私は美味しいと思います。
ある時停電があり、外出中だったため自家発電機による非常用電源への切り替えができずに冷凍庫の中でこの大袋の半分くらいを溶かしてしまい、もったいない思いをしました。
それで、もう少し容量の少ない冷凍海老をいくつか試すことにしました。
冷凍海老②「RDEX Peeled Vannamei Shrimp」
容量少なめの冷凍海老を数種類試した結果、見つけたのがこれ「RDEX Peeled Vannamei Shrimp」です。
250gとランダースのものの約4分の1ほどの容量で、値段も安いです。
安いだけじゃなく、味もこっちの方が美味しいんですよね。
いくつか試したうちで一番気に入って、これを見つけてから1年以上はずっと使っていました。
ちなみに、ランダースのものは中国産(包装が洋風で当時は気づきませんでした)、こちらのRDEXのものはフィリピン産です。
ですがこのRDEXには、①殻と頭は取ってあるけど背ワタが残っているので解凍後に自分で取る手間がかかる ②まとまって冷凍されているので、一度解凍したら250g全部を数日内に使い切らないといけない、というデメリットがあり、そこだけが不満でした。
こういう、素材はいいのになんかツメが甘いのが、フィリピン製品あるあるですね…。
背ワタを取る面倒さがあっても、味が好きだったのでランダースのものに戻る気は起きず、フィリピン産でもう少し使いやすいものが無いか、また探し始めました。
冷凍海老③「Kurin Shrimp Raw」
そして最終的にたどり着いたのがこれ。「Kurin Shrimp」のRaw(生)です。
The Market Placeやメトロスーパーアヤラセンターセブ店で買うことが多いですが、他のスーパーでも見かけることがあります。
フィリピン産で、500g入り354ペソと②のものより50数ペソ高いですが、背ワタも綺麗にとってあり、バラバラで冷凍されているので使う分だけ取り出しやすいのが便利です。
②と同じバナメイ海老で、味も美味しいです。
私はRaw(生)を買っていますが、少し高いCooked(加熱済み)のものもありました。
冷凍海老でよく作る海老料理3選
最後に、③のKurin Shrimpで作った海老料理をいくつか紹介します。
■エビマヨ
解凍して衣をつけて焼いた海老に、マヨ大さじ2・ケチャップと練乳各小さじ1・カラマンシー果汁1個分を混ぜたソースを絡めるだけの簡単レシピです。
■生春巻
ライスペーパーも春雨もこちらでは安く買え保存もきくので私は常備しています。
そのため冷蔵庫に生野菜と冷凍海老があればいつでも作れてしまう、結構便利かつヘルシーな一品です。
春雨はフィリピンのパティスという魚醤で和えています。
■海老水餃子
シューマイの皮はローカルのものでも大丈夫ですが、水餃子の皮は町屋マートで買う日本製でないと駄目だと思います。
表面ツルツル・中ぷりぷりが最高です。
冷凍海老は、凍ったまま料理したりレンジで加熱するとあたためムラができたり、水分が失われすぎてパサパサになったりします。
おいしく解凍するコツは、海水くらいの塩水に凍ったまま入れて常温で30分放置するだけです。
フィリピンでなんとなくメーカーを決めずに冷凍海老を使っていた方、適当に解凍していた方は、ぜひ試してみてください!
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