前回書いたように、2025年末から2026年はじめにかけて、台湾の高雄・台南へ旅行に行ってきました。
私が住むフィリピン・セブ→台湾の高雄空港へは2026年現在は直行便が飛んでおらずマニラ経由で行ったのですが、選んだセブパシフィック航空便は、マニラ空港で17時間という中途半端な乗り継ぎ待ちの時間があるものでした。(その分年末年始でもチケット代は安かった)
マニラ空港(=ニノイアキノ空港、NAIA)のセブパシ便が発着する第三ターミナル(以下T3)には、仮眠もとれる有料ラウンジ兼マッサージ屋さん「The Wings Transit Lounge」があるのですが、そこへ行こうと思って調べると2025年末時点ではあいにく閉店中でした。空港内改装工事の影響もあるようです。
タクシーでマニラ市内まで出て以前行ったマカティの岩盤浴施設まで行こうか、でも大晦日で道路が混んだりすると、空港に戻るのに時間がかかって高雄行き便に乗り遅れるのが怖いな…などと考え迷っている時に、ここを見つけました。
マニラ空港第三ターミナルから徒歩圏内にある中華系のスーパー銭湯(?)、YATAI SPAです。
利用料金は12時間で2300ペソ弱(2025年12月時点)ですが、空港近くのホテルに1泊するよりは安いし、Grabタクシーを使って市内まで移動して慣れないマニラで時間をつぶすのも面倒だったので、ここを利用してみることにしました。
システムや料理(24時間食べ放題付)や設備、そして利用してみた率直な感想を紹介します。
それから私は最初変な道路を通って行ったときちょっと怖い思いをしたので、マニラ空港T3からの怖くない行き方についても書きたいと思います。
YATAI SPA・料金と設備
詳しい行き方は後ほど紹介しますが、YATAI SPAのあるビルは、マニラ空港T3から出ているランウェイマニラフットブリッジという連絡橋を通って空港外に出て、徒歩10分くらいの場所にあります。

夜はちょっぴり怖い?1階に謎カラフル壁画があり、上階にやたら緑が生い茂っているビル

ビルの4階にスパの受付があるので、エレベーターを使って4階へ行き、駐車場を少し歩いた先のセキュリティを通ってフロントへ行きます。



私がフロントに着いたのは深夜1時頃で、マニラ発便はその日の夜21時台だったので、空港へ向かう時間を早めに見積もっても17時間以上は時間をつぶす必要がありました。
フロントでスタッフさんが見せてくれた2025年末のプランの種類と料金表はこちらです。

YATAI SPA料金表(2025年12月時点)
4つのプランがあり、うち2つは利用時間が6時間(Regular6とPromo6)、ほか2つは利用時間が12時間(Regular12とPromo12)です。
24時間オープンのバッフェ(というほど品数は多くない)とシャワーとサウナと仮眠エリアの利用はどのプランにも含まれていますが、Regularのほうは688ペソのConsumable(施設内で利用できるお金)がプランに含まれていてマッサージは付いていません。
Promoの方はConsumableが無い代わりに1時間のマッサージが料金に込みになっています。
マッサージも受けたかったのですが、深夜に到着して、仮眠のためできるだけ長時間利用したい私には、Regular12:2263ペソ(約6,000円)しか選択肢がありませんでした。
スタッフの方にプランを伝えると、最初に更衣室に案内され、ロッカーの鍵と館内着を渡されました。


ここは中国資本の施設のようで、館内のインテリアがすごく中華風なのですが、更衣室では利用客が自分の鍵をロッカーのドアにかざしたあと、すぐにスタッフが持っている別の鍵もかざさないと開閉できないという謎の面倒な仕様になっており、着替えたりするときにも常にスタッフが近くにいて身構えています。
スタッフが見守る中、とりあえずこのだっさい館内着とスリッパに着替え、施設内を見て回りました。

4階にはお風呂施設がありますが、日本人がイメージする銭湯のように、大人数で共有する大浴場はありません。
個別のシャワーブースがいくつかと、ドライサウナとミストサウナ、それからジャグジーがありました。

シャワーブースにはシャンプーとボディソープがあり、女性用エリアの更衣室にはクレンジングや化粧水、使い捨てカミソリなどのアメニティもありました。(私は持参のものを使ったので使用感は不明です)
個別のブースはプライバシーはありますが、日本のスパ銭のように座ってゆっくり身体を洗えないのって、疲れてる時にはすこし残念ですね。
1つだけお湯が出ないシャワーブースもありましたが(多分不具合)、シャワーの水圧は十分あり、バスタオルは更衣室に複数枚置いてあるので何回も新しいものを使えたのは良かったです。

ドライサウナは綺麗に保たれていて、温度もちょうど良かったです。
一方ミストサウナは清潔そうではあったものの、利用客が少なかったからか最初電源が入っておらず、私が入ろうとしたときにスタッフがスイッチを入れてくれたのですがなかなか温かくならなかったので、結局ほとんど利用していません。

そして、事前にFB等を見て「大浴場が無くてもジャグジーがあればいいか」と思っていたのに、このジャグジーが冷たい水のみだったんです!これが一番ショックでした。
驚いてスタッフに聞くと、Sorry, the hot water function is not available. Cold water onlyと言われました。なのでここはサウナ後の水風呂としてのみ利用する感じですね…。
ちなみに女性用エリアの場合です。
男性用エリアはジャグジーではなく、プールがあると書いてありました(そちらも水のみと思われます)。
水風呂しかないことにテンションダダ下がりながら、食堂や仮眠室(Rest Area)もチェックしました。
食堂は4階に、仮眠室は5階にあります。

深夜だったのでお客さんは多くなかったですが、食堂は、公式の写真よりもずいぶん狭く見えました。

仮眠室はこのサイズのものが4つくらいあり、充分な数があると思います。

実際ここで5時間ほど仮眠しましたが、不満点が2つ。
4つあるうちの1つの仮眠室は人が少なかったので最初に行きましたが、すぐ横の喫煙ルームから匂いが漏れるので快適では無かったです。喫煙ルームから遠い仮眠室なら問題ありませんでした。
次に、別の仮眠室で横になっていると、近くの椅子にいた中国人男性客が電話で通話しはじめたのでしばらく眠れませんでした。
お客さんのマナーはしょうがないですが、せめて複数ある仮眠室のうち1つだけでも女性用、とかにしてくれると、安心度が増すのに…と思いました。
他には、私は利用していないですがバーカウンターやビリヤード台、有料マッサージサービスもありました。
リクライニングチェアでTVか映画を観られるサービスもあるようです。


有料のマッサージは、高いです!30分の一番安いものでも888ペソからと、かなり観光客向け価格です。
私のプランに含まれるConsumable688ペソではとても利用できません。

料金とは別に、「チップの最少額指定」もあります
YATAI SPAの料理と私が12時間で食べたもの
YATAI SPAの利用料金、Regular12:12時間で約6000円というのはちょっと高めだと思うんですが、私の場合、24時間食べ放題のバッフェ(ビュッフェ)があるというのが決め手になりました。
深夜1時から12時間で、夜食・朝食・昼食兼軽めの夕食の3食くらい食べたら、まあ元取れるやろ…、と思ったんです。
でも、料理内容は正直言ってあまり充実していませんでした。
特に到着したすぐ後の深夜1時過ぎは種類も少なかったです。

よくわからん茶色のフィリピン風中華料理3品とご飯

スタッフに頼むと蒸して席に持って来てくれる点心

甘いものは深夜でもしっかりありました

春巻、胡麻団子、唐揚げと菓子パン数種

なんかつまみっぽい漬物とピーナッツ
まあこの時間帯(深夜1時~2時)はお客さんも5名くらいと少なかったですし、この後別の時間帯にはもう少し種類は増えてました。
私が食べた夜食はこんな感じ。

これだけ食べてからすぐシャワーを浴びて寝て、翌朝また行くと、料理とデザートが少し増えていました。
朝はコーヒーと菓子パン、焼きそばを頂きました。
まあ普通のフィリピン風焼きそばです。特別まずくもないけど、美味しくもない感じでしょうか。でもウベ胡麻団子は美味しかったです!


上を食べてからサウナに入って少し仮眠して、身支度してから退館前に来たらサラダや魚料理も選べました。
下の最後に食べた料理が一番美味しかったと思います。

サラダと寿司もどきと春巻

蒸し魚とチキンのクリーム煮は美味しかった
お風呂エリアにも無料の飲料水はありますが、ここに来れば24時間いつでもコーラやコーヒーやお湯が飲めるのは便利でした。

席には食べ放題ではない、個別注文できる有料のメニューも置いてありました。

ちょっと高めではありますが、複数人で来ていて、出来立ての料理を食べたい場合は注文してもいいかもしれません。

サンミゲルビールは180ペソ(約480円)
私のプランにはConsumable688ペソ分が含まれているので、最後にこのたっかいフルーツシェイクを飲んでやろうかと思いました。

お会計と感想
なんだかんだ文句はいいつつも、12時間の滞在中に5時間程度は仮眠し、サウナもシャワーも複数回ずつ入り、料理も3回は食べました。
館内のWi-Fiもまあ快適に利用できました。
利用開始からきっかり12時間後の午後13時にフロントへ向かいました。お会計は最初に説明を受けた通り、2263ペソでした。

結局私はプランに含まれていたConsumable688ペソをまったく使っていなかった(その分は捨てることになるけど諦めてた)のですが、会計したスタッフさんが「もったいないから今からドリンクでも注文したら?そこのソファで飲めるよ!」と提案してくれました。
有難く、会計後にフロント前のソファでゆっくりドリンクを頂き、値段調整のために選んだお菓子も受け取りました。
私が688ペソ弱で引き換えたフレッシュオレンジジュースと韓国製ポッキー&とんがりコーンもどきがこちらです。

この提案は親切だな、と思いました。
まあConsumableなしで、12時間利用で1500ペソ以下のプランを出してくれるほうが有難いですけどね!
全体的にスタッフさんの人数は多く、皆さん対応も丁寧で問題ありませんでした。
ですが更衣室では(個別ロッカーを開けるのにスタッフの持つ鍵をかざさないといけないという)謎システムのせいで、私がロッカーに入れた自分の荷物を取りに来るたびに、スタッフから毎回「Are you going home now?(もう帰りますか?)」と聞かれました。
その都度「いえ、ご飯食べに行きます」「眠りにいきます」「もっかいシャワー浴びる」「着替えるだけ、まだいる」「…13時までは帰らないから、ちょっとゆっくりさせて」といちいち説明する必要がありました。
最後のGive me some space, I need to relax…で理解してくれたようで、帰るんか?帰るんか?攻撃は止みましたが、自分のペースで行動してリラックスしたいときに何度も確認されるのは落ち着かなかったです。
それから、中華風のインテリアは全体的にださくて暗く、好きなテイストではありませんでした。ただし昔風な豪華感はありまして、さりげに廊下の幅や各設備のスペースが広々としていたり、トイレがTOTO製で使いやすかったり、シャワーブースや柱などもしっかりした作りでフィリピン系・韓国系のこういう施設よりもお金はかかっていそうでした。
総じていうと、ご飯は別に美味しくなく、インテリアはださく、水風呂しかない(温かいお風呂に浸かれない)のに料金はまあまあ高い気がします。
でも、これから台湾で楽しもうというのに、わざわざマニラで街まで出て食事して時間つぶして、予想外の渋滞や態度の悪いタクシー運転手に遭遇したりの面倒が避けられるメリットが今回は大きかったのと、なんだかんだ3食食べ、仮眠してホットシャワーやサウナもしっかり利用してるので結構元は取れた気もします。
設備やサービスへの満足度とコストパフォーマンスはマニラの街中にある韓国系のLasema Spaの方が高かったので、今後またYATAI SPAをリピートするかどうかは微妙です。
しっかり温まりたいなら岩盤浴やお風呂代わりの温水ジャグジーがあるLasema Spa一択ですが、乗り継ぎでマニラ空港周辺で長時間潰す必要があり、市内の渋滞に巻き込まれたくない等の理由があるなら、YATAI SPAをもう一度くらい利用することもあるかもしれません。
※追記:この記事を書いてから1ヶ月以内にマニラに行く機会がありLasema Spaへ行ってきましたが、そちらの方がやはりお風呂感がとてもあり、岩盤浴や食事(有料)も楽しめました。マカティ市のはずれまで移動する余裕があるなら(Grabで空港から片道250~300ペソ)、Lasema Spaで12時間滞在する方が断然よいと私は思います。
YATAI SPAへの怖くない行き方と怖い行き方
私はマニラには何回か来ていますが、この第三ターミナル前のニューポートエリアに徒歩で来るのは今回が初めてでした。
2025年末時点での、空港出口からの行き方(怖くない方)を書いておきますね。
まず、マニラ空港第三ターミナルの1階到着ロビー、出迎えの人達がいるArrival Areaに着いたら、この看板の右側のほうへ進みます。

この場所にはランウェイマニラへの案内は見当たりませんでしたが(ダメじゃん)、右側へ進みます
すぐにバーガーキングが見えますが、それを通り過ぎて進んでいきます。

駐車場へ出る手前まで来ると、4階のRunway Manila Footbridge(ランウェイマニラフットブリッジ)へのエレベーターの案内がありました。


レベル4なのかレベルEなのかどっちかに統一して欲しい
4階(レベルE)でエレベーターを降りて左側に進むと、このランウェイマニラフットブリッジ(連絡橋)が見えます。

なぜこういう連絡橋があるかというと、空港すぐそばの高級ホテルがたくさんあるニューポートというエリアは、空港から見えていてすぐ近くに思えるのですが、広い駐車場や高速道路?に隔てられていてスムーズに行けないからです。

YATAI SPAはニューポートエリアの端の方にあります。

お昼に撮ったランウェイマニラからの眺めはこんな感じです。

空港建物の反対側に渡ったらカートも載せられる大きなエレベーターで1階まで降り、そこで建物の外へ出ると、出口正面にベルモントホテルの裏側が見えます。

ベルモントホテル(裏側)
上の画像の左の方からベルモントホテルの正面玄関へ回ると街灯が増え、夜でも比較的明るいです。(安全とは言い切れませんが)
そこの大通り、ニューポートブールバードを6分ほど歩けば、YATAI SPAのあるプラザ66ビルへ到着します。


ニューポートエリア内は深夜でもスタバは営業してました

ところで私、マニラに到着した直後の深夜1時前頃、はやくサウナに入りたすぎて経路をちゃんと考慮せず、Runway Manilaから降りたあと明るいニューポートエリア内の大通りまで行かずに、手前のマクドナルド脇から空港に面した暗い車道沿いを歩くという変な経路で行ってしまったんですよね。

NAIA T3前のマクド(Runway Manilaの町側すぐそば)
この車道沿いは街灯も少なく、おしっこくさくて、ちょっと危ない雰囲気でした。

怖くてブレ気味
セブに10数年住んではいるものの、マニラのような都会や夜の街、ダウンタウンにはあまり慣れていない私にはちょっと怖い雰囲気でした。
結局7分くらいで無事到着して何もありませんでしたが、この行き方はやめた方がいいと思います。
初海外や初フィリピンの方なんかは、おしっこちびるくらい怖いかもしれません。
※ただしこのあたりが臭いのは、誰かが恐怖でちびっていたり、路上生活者が排泄しているからというよりは、車道を走る車の運転手の立小便スポット(フィリピンの高架下あるある)だからだと思います。
2026年初めに台湾から戻ってマニラ空港経由でセブに戻る時も、3時間ほどの待ち時間があったので、空港からRunway Manila Footbridgeを通ってすぐのベルモントホテルに隣接するサブウェイ(セブには無い)で遅い夜ご飯を食べました。
その時は車道側とかローカルエリアを通らなかったため、危険を感じずに移動できました。

もちろん空港内だけで過ごす方が安全ではありますが、乗り継ぎ等で空港外に出る予定がある方、YATAI SPAへ行ってみたい方などに参考にしていただければ幸いです!




コメント
ターミナル3のカプセルホテルに2度程宿泊しましたが 薄いベニヤの壁 コンセント 証明有 インスタントコーヒー お菓子あります シャワーは水 値段也です 連休時のみ混んでいます
ご紹介のスパ情報ありがとうございます あっしも行ってみたくなりました 乗り継ぎはいつもマラテのホテルですので
Jinさん、T3のWingsに泊まられたことあるんですね!私は営業中に検討する機会がなくてちゃんと見てませんでしたが、水シャワー…!というのが壊滅的に残念ですね。
でも、Wingsは公式FBを見る限り近々再開しそうなので、再開後にお湯シャワー有にしてくれたらめっちゃ嬉しいんですけどね。
今月中にマカティの岩盤浴にもう一度行くので、またレポします~