先日、久しぶりにBonifacio Districtに行きました。
セブ市の「マボロ」または「Kasambagan」エリアのF. Cabahug通りの奥にある、日本の飲食店が多い商業施設です。
その前後に回ったルートが効率良くて、私がそちら方面へ行く時の新ルーティーンになりそうな予感がしています。
2024年10月現在のバス等での行き方も合わせて紹介しますね。
※フィリピンのバスはルートが変わることも多いのでご注意下さい!
マボロ・カサンバガン(Kasambagan)エリアについて
セブシティの中心、アヤラセンターセブのあるビジネスパークと、私が住むITパークの間には、Kasambagan(カサンバガン)というエリアがあります。
この地域の呼び名は、バランガイ名からいうとほんとは「カサンバガン」が正しい気がするのですが、この辺にマボロ教会があり、また日本人にとってカサンバガン、って言いにくいためか、昔からのセブ在住日本人はこのあたりのことを「マボロ」と呼ぶことが多いように思います。
カサンバガンというバランガイ(街)の範囲はこんな感じです。
私の住むITパークがあるBarangay Apasと、会員制スーパーランダースのあるBarangay Luzに隣接しています。
ちなみに、ほんとのバランガイ・マボロはこちら。
上の地図上では「ヒッポドロモ」というエリア扱いになっている、F. Cabahug Street(エフカバハグストリート)沿いが、日本人が行きやすいお店がたくさんあるエリアです。
カサンバガンについては、マニラとセブを知っているフィリピン人が、「ビジネスの中心地のビジネスパークをマカティとするなら、カサンバガンは中小企業の多いケソンシティのような場所」みたいに言っていました。 ←セブバージョンは比較するには規模が小さすぎるけど…。
実際、ビジネスパークのアヤラセンターからカサンバガン最奥を越えたところにあるボニファシオディストリクトまで、道路が悪くなければ徒歩25分ほどで歩けるので、だいぶ近いです。
ビジネスパークやITパークで働く人がこのカサンバガンエリアに住んでいるパターンも結構あると思います。
このF. Cabahug Streetのランドマークといえば、昔はSarossa HotelやCastle Peak Hotel(焼肉屋の韓陽苑がある)やゴーカート施設でしたが、今はSykes(コールセンター)や商業施設Bonifacio Districtです。
Assi Mart(韓国マート)やTightrope Coffee(お洒落こだわり珈琲屋)やCheeva Spa(小綺麗なマッサージ店)もこの道沿い、ランダースとボニファシオディストリクトの間にあります。
特にボニファシオディストリクトは、ココイチのセブ一号店やUCCカフェがあるのでセブ在住日本人には割と有名じゃないでしょうか。
上の写真はちょうど一階の右から左に日系4店舗、
- カレーハウスCoCo壱番屋
- 三ツ矢堂製麺(つけ麺が人気のラーメン店)
- しゃぶ里(日本のしゃぶしゃぶ食べ放題)
- UCCカフェ(フィリピンでは高級感のあるカフェ)
と並んでいます。
どれもフィリピンではそこそこ値が張るお店なので、自家用車のあるお金持ちが来ることが多く、客層は落ち着いています。
セブでは、土地的には栄えてるはずのビジネスパーク・アヤラセンターやITパークには、意外にも安定した日本の飲食店が少ないんです。
なので私的には、味も雰囲気も一定レべルの日本食が食べたければ、アヤラやITよりもBonifacio Districtに来た方が良い、という印象を持っています。
ITパーク→台湾パン屋さん「All Season Taiwan Bakeshop」とBonifacio Districtへの行き方
セブでバスのルートや本数が増えるコロナ前までは、ITパークからこちら方面へ行くのはタクシーしか選択肢がありませんでした。
今も直通バスはありませんが(一時期ITからSykesへ行くバスがあったけどそのルートがもう無くなった)、バス2本もしくはバス&ジプニーで綺麗に乗り継いで行く方法があります。
まず、前の記事でも紹介したランダース行の62Bか62CにITパーク外のAboitiz前から乗ります。
ランダース手前の角のあたりで降り、交差点を対角線の方へ渡ります。
このあたりは交通量も多いし、以前ひったくりが発生した話を聞いたことがあり、私も路上でお金くれと言われたことがあるので注意です。
Google Mapの経路検索でも、微妙にバス停の場所や名前などが違うことはありますが、62Bのルートは出てきます。
対角線上に渡った場所は、SMの方から来てアヤラセンターとは逆方面に走る03Aのバスかジプニーが通ります。
03Aはバスよりもジプニーが多い印象です。
それに乗ると、すいていれば5分弱でBonifacio Districtの向かい側に着きます。
私はBonifacio Districtに行く前に、そのちょっと先にある台湾パン屋さんに行きたかったので、「Sykes手前で降りる」と車掌さんに伝えて降りました。
バーガーキングとジョリビーが並んでるすぐ後あたりです。
…説明しづらいので、書きました。
台湾パン屋さんは、Bonifacio Districtの斜め向かい側にあるThe Ridges Commercial Centerという商業施設の1階にあります。
店名はAll Season Taiwan Bakeshopです。
このお店といえばあんパンが有名です。
私はあんパン、クリームパン、ハム&エッグパンを買いました。どれも1つ50ペソ前後です。
このお店、昔はマンダウェA.S.Fortuna通り沿いのJセンターモール内にありましたが、JセンターモールがSMに買収されて改装に入ってからこちらに移転したことを、前にこのブログのコメントきっかけで知り、思い出して食べたくなってたんです。
久々のあんパン、美味しかったです!
大阪とんかつ河内でヒレカツ定食
パンを買った後は、そこから歩いて3分くらいのBonifacio Districtへ徒歩で向かいます。
街灯が少なく、横断歩道も無いので少し注意です。
この日のお目当ては、さっきの日系4店舗よりも奥側にある、大阪とんかつ河内です。
私がよく頼むのは、脂少なめのヒレカツ定食か、エビフライやタルタルも食べられるレディースミックスフライ定食です。
美味しい豚肉をたくさん食べたい気分だったので、ヒレカツ定食にしました。
ちゃんとミニすり鉢がついていて自分で胡麻をすれるようになっていますし、キャベツもお代わり自由です。
そして、昔より衣も肉も美味しくなってる気がしました。
セブの(というか海外の)日本食レストランって、オープン直後は日本からのスタッフが厳しく管理してて美味しいけれど、年月が経つうちにフィリピン人スタッフに勝手にフィリピン受けするようにアレンジされていき(味濃いめ、甘め、野菜削減、揚げすぎ等)、数年後に行った日本人はがっかりする、というパターンがそこそこあると思います。
ここではオープン当時より美味しくなってるのは素晴らしいなと思いました。
物価上昇の影響でか、昔より値上がりはしているものの、新しいメニューが増えているのも良かったです。以前は無かったカツサンドや明太釜玉うどんが気になりました。
お会計はヒレカツ定食だけで、サービス料込で649ペソ(約1,700円)でした。
自宅近くのなんちゃって日本食スタンドのカツ丼なら200ペソ以下ですが、それとは全然別物で、ちゃんと日本気分になれるので、満足度は高かったです!
また日本のとんかつ気分になったら行きます。
このBonifacio Districtには、日本食だけでなく、韓国料理やタイ料理、フィリピン料理、各種カフェ、美容系のお店、整体、猫カフェ、ミニスーパーなどもあります。
大阪とんかつ河内も美味しいし、他にも何かとお店が充実してるので、自家用車やタクシーだけでなく可能ならバス or ジプニーも使って行ってみてください!
Bonifacio District→ランダースへのバス・ジプニー経路
Bonifacio Districtでお腹いっぱいになったところで、会員制スーパーのランダースへ向かいます。
道自体はF. Cabahug Streetをまっすぐ1.1キロくらいなので、歩いても15分くらいで行けるけれど、ここを歩くことは私はあまりしません。
理由はこの辺、道がガッタガタで歩きにくいんです。あと街灯が少なくて、特に夜の一人歩きは避けたほうがいいと思います。
Bonifacio Districtからタクシーで直接ランダースへ向かっても100ペソ以下で着くと思いますが、途中にある韓国マートのAssi Martでキムチやたくわんの小さいサイズを探したくなりました。
Bonifacio Districtからランダース手前の交差点の角までは、行きと同じ03Aのバスまたはジプニーが走っています。バスが15ペソ、ジプニーが13ペソです(2024年10月現在)。
この日はBonifacio District前に出て1分も待たずすぐに03Aのジプニーが来たので乗り、こちらのAssi Martの目の前で降りました。
残念ながら、この日はキムチもたくわんも、どデカサイズしかありませんでした!
でも、大根がなんか安かったんです。
このタイプの大根(Korean大根)、最近スーパーだとこの量で130ペソ以上しますが、70ペソは安いと思います。
このAssi Martはランダースまですぐ(徒歩3分くらい)なので、これまでもランダースで買い物する前には良く寄っていました。
夜のお店前からランダース・アヤラ方面を見たところがこちらです。
左奥に見えるビルは、以前内見したコンドミニアムTaft East Gateです。
今後数年以内にこのコンドの手前に新しいショッピングモールもできる予定なので、もう少しこの道沿いも歩きやすく安全・便利になればより嬉しいです。
ランダース→ITパークはタクシーで
Assi Martから出て3分ほど歩いて着いた、フィリピンの会員制スーパー・ランダースがこちらです。
これまでもこのブログでランダースについての記事を何個か書いていますが、他のお店にはない輸入品や日本の商品も多くすぐに散財してしまうので、できるだけお腹いっぱいで行く方が無駄遣いしないんですよね。
そういう意味で、量の多い大阪とんかつ河内でご飯 → ランダース、という順で来るのはとても合理的な気がします(笑)
この日は、もう今更紹介するのも恥ずかしいくらいいつも買ってる定番商品と、セールになってた最中アイスや冷凍ピザ、久しぶりに入荷してたJohnsonvilleのソーセージやハムなども買いました。
このブランチュールがあったのが嬉しかった!
最近のランダースは、亀田製菓やブルボンなど、定番で間違いのない日本のお菓子メーカーをセレクトしてくるのでなかなかありがたいです。
上のピザは初めて買いました。よくランダースでセールしてるVALPIZZAのマルゲリータよりも塩味強めだけど、これはこれで味が濃くて美味しかったです。
さて、帰りはランダース近くの交差点周辺(Leonaのあるあたり)で山側へ向かう04Lのジプニーに乗ればITパークまで行けますが、ジプニーは狭いし、ITパークのゲート近くで降りて自宅まで重い荷物を持って歩きたくないので、私はたいてい帰りはタクシーを使います。
ランダース敷地内のタクシー乗り場で警備員さんに合図して待っていれば警備員さんが大通りに出てタクシーを呼んだりしてくれます。
ランダースからITパークまでは100ペソ前後ですぐですが、タクシー待ちの行列が長いことや、ITパーク手前の渋滞がひどいこともあります。
私はアイスや冷凍食品が溶けるのを心配したくないので、ランダースに行く時はエコバッグに加えて、保冷剤を入れた保冷バッグも持って出かけることが多いです。
こういうの、ランダースに限らずスーパーのレジ待ちが長かったり、タクシーの状況や渋滞が読めないことが多いフィリピンでは、結構活躍します。
日本のものがやはり質が良いので、帰国時や移住前に買っておくと重宝すると思います。
まとめ
以前は、Bonifacio Districtに行くときはBonifacio Districtのみで行き帰りとも自宅から直接タクシー、ランダースに行くときもランダースのみ(たまに+Assi Mart)、ということがほとんどでしたが、今回やってみた「台湾パン屋までバスで行く→Bonifacio Districtで外食→バスかジプニーで移動→Assi Martをのぞく→満腹状態でランダースで買い物」という経路が良かったので、記事にしました。
カサンバガンのF. Cabahug Street沿いは、昔は路上生活者が多く通るたびに排泄物の匂いがすることもありました。
今はお洒落なお店も増えてきましたし、今後数年以内にはIPIやTaftなどの高価格帯のコンド併設ショッピングモールが近くにできるので、これからもっと綺麗になっていくのでは、と期待しています。
今はまだ、ITパークよりは道路が歩きづらく気を付けたほうがいいですが、良いお店も多いエリアなので、行く人は参考にしてください!
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