タピオカ粉でつくるもっちりなめらか嶺岡豆腐

おやつ・軽食

嶺岡豆腐について

皆さんは、嶺岡豆腐(みねおかどうふ)をご存じですか?

私は全然知らなくて、この前友達と話していたときに、「豆腐料理専門店の梅の花の、嶺岡豆腐っていうデザートが美味しかった」と聞いてすごく気になりました。

梅の花の嶺岡豆腐 もっちり嶺岡

江戸時代に千葉の嶺岡山地周辺で酪農が始まった時、牛乳と葛を使って作られたのが嶺岡豆腐の始まりで、それ以来日本で牛乳を使ったお菓子のことを嶺岡と呼ぶようになったそうです。

味について聞いてみると、

よくわからない説明のせいで余計に気になり、レシピを調べた結果、

日本でしか食べられない…?次の一時帰国までお預けー!?と悲しくなりました。

葛粉の代用について

未練がましく「葛粉」について検索してみると、葛の中でも本葛粉(葛のでんぷん100%)は日本でも高価だけど、お菓子作りにはさつまいものでんぷん100%の葛粉で十分、という情報が出てきて、フィリピンでも製菓材料店などでたまに見かけるCamote Flour(さつまいも粉)で作ってみようかとも思いました。

ですがすぐに試したかったので、まずは家に買い置きがあったタピオカスターチで試してみることにしました。
もちろん本物の葛粉とは違う仕上がりになるとは思いますが、もし美味しく出来たら、ほかにも葛粉を使うお菓子がフィリピンで手軽に作れそうですよね。

実際試してみて美味しくできたので、レシピを紹介します!

嶺岡豆腐・タピオカ粉バージョンのレシピ

<タピオカ粉でつくる嶺岡豆腐 材料 2個分>

タピオカスターチでつくる嶺岡豆腐 材料

  • タピオカスターチ=Tapioca Starch 大さじ1.5
  • グラニュー糖=Refined Sugar 大さじ1または大さじ1.5
    ※初回は大さじ2で作りましたがもっと甘さ控えめにしたくて2回目は大さじ1に減らしました
  • オールパーパスクリーム=All Purpose Cream(フィリピンの安生クリーム) 大さじ3
  • 牛乳 200ml

~トッピング1~

マスコバドシュガー (フィリピンの黒糖)

  • きなこ・砂糖 適量
  • マスコバドシュガー=Muscovado Sugar(フィリピンの黒糖) 大さじ1
  • 水 大さじ1弱

~トッピング2~

トロピカルジュースとマンゴーとゼラチン

  • トロピカルジュース 150ml
  • 粉ゼラチン 小さじ1弱
  • 水 小さじ2
  • マンゴー 1/2個

①金属製のボウルにタピオカスターチ大さじ1.5とグラニュー糖大さじ1(もしくは大さじ1.5)を入れて混ぜ、そこへオールパーパスクリーム大さじ3と牛乳200mlを加えて粉気がなくなるまでよく混ぜます。

タピオカ粉(タピオカスターチ)でつくる嶺岡豆腐 レシピ

②フライパンに水道水を沸かし、そこへ①をボウルごとフライパンの中に入れてお湯に浮かべ、弱火で加熱しながらミニ泡立て器で混ぜます。

タピオカ粉(タピオカスターチ)でつくる嶺岡豆腐 レシピ

だいたい10分くらい湯せんで混ぜ続けると、ホワイトソースのように少しずつとろみがついてきます。

タピオカ粉(タピオカスターチ)でつくる嶺岡豆腐 レシピ

③火が通ってカスタードクリームくらいの固さにもったりとしてきたら、水で濡らした器に入れ、冷蔵庫で2時間以上冷やし固めます。

タピオカ粉(タピオカスターチ)でつくる嶺岡豆腐 レシピ

④初めて作った時は、シンプルにシロップ(水と同量の砂糖を鍋で溶かして冷ましたもの)をかけて食べたのですが、2回目はお豆腐を固めている間に、トッピング2種類を作りました。
一つ目は黒蜜きなこです。
耐熱容器にマスコバドシュガー(フィリピンの黒糖)大さじ1と水大さじ1弱を入れてよく混ぜてから、レンジで1分×2回+10秒単位で追加加熱して、とろみがついたら冷ましておきます。

フィリピンのマスコバドシュガーでつくる黒蜜

⑤二つ目のトッピングは、南国フルーツゼリーとマンゴーです。
なんとなく買ったけどいまいち美味しくなくて消費しきれないでいたトロピカルジュース150mlをレンジで温め、小さじ1のゼラチン(水小さじ2でふやかしたもの)を加えてゼリー液を作って粗熱をとり、③のお豆腐がある程度固まってから器に流しました。

タピオカ粉(タピオカスターチ)でつくる嶺岡豆腐 レシピ

⑥お豆腐やゼリーが固まったら、1つはお皿に出してマスコバドシュガー蜜ときなこをかけ、もう1つには切ったマンゴーを載せて、完成です。

トッピング「黒蜜きなこ」&「トロピカルマンゴー」とお砂糖の量について

こちらが黒蜜(マスコバドシュガー蜜)ときなこをかけたものです。

タピオカ粉(タピオカスターチ)でつくる嶺岡豆腐 黒蜜きなこ

こっちはトロピカルジュースと角切りマンゴー、ついでにアラザンを飾ったもの。

タピオカ粉(タピオカスターチ)でつくる嶺岡豆腐 トロピカルマンゴー

私がいまいち気に入らなかったHappy Dayのトロピカルジュースよりも美味しいフルーツジュースがあれば、そっちを使った方がいいです(笑)

ジュースの味もあると思いますが、2種類のうち私は黒蜜きなこが気に入りました。
最初に作ったお砂糖多め&白砂糖のシロップをかけただけのものより、だいぶ美味しくなりました!

砂糖の量は、黒蜜きなこやシロップで食べる場合は大さじ1で甘さ控えめにして、ゼリーと二層にする場合は大さじ1.5くらいがおいしいと思います。

タピオカスターチ、ちょこちょこ使い方を探っていますが、この嶺岡豆腐もどきもなかなかの出来でした。

本物の嶺岡豆腐を食べていないのでどれくらい近づけたかはわかりませんが、杏仁豆腐や豆花よりもずっともっちり感があり、控えめな甘さでしっかり日本っぽさのある、美味しいデザートになりました!

日本にいる方は、梅の花のレストランだけでなくデパ地下でも数百円で買えて、大きいものをお取り寄せもできるようなので、ぜひ私の代わりに食べてください…!

フィリピンにいる方や手軽にタピオカスターチが手に入る方は、気が向いたら作ってみてくださいね。

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