セブ名物料理の簡単アレンジ!バランバンリエンポ豚ロール

お肉料理

フィリピンのクリスマス料理の定番といえば、豚の丸焼き・レチョン(Lechon)です。
他にはパラボックやチョコレートケーキやフルーツサラダなどでしょうか。

…昔クリスマスパーティーで撮ったレチョンの写真がありました。が、ちょっとグロいので閲覧注意かも?↓

フィリピンの豚の丸焼き レチョン

フィリピン人には大人気のこのレチョンですが、豚肉の脂身や皮があまり好きではない私にとっては、そんなにテンションの上がらないご馳走なんですよね。

でもある年のクリスマスに、レチョンと一緒にバランバンリエンポ(Balamban Liempo)が出されたことがありました。
それを食べた私は、レチョンよりもこっちのほうがずっと美味しい、と気に入りました。

バランバンリエンポ(Balamban Liempo)

参照:Balamban Liempo公式HPより

今日はこのバランバンリエンポを日本人好み(私好み)に、家でフライパンで簡単に作れるようにアレンジしたバランバンリエンポ風豚ロールを紹介します。

バランバンリエンポ(Balamban Liempo)とは

バランバンリエンポ(Balamban Liempo)は、料理名でもあり、セブを中心としたローカルチェーン店の店名でもあります。
セブ郊外にあるバランバンという街(日本の常石造船があるところ)出身の夫婦が、地元のハーブを使った豚肉料理をアレンジし、2009年にセブ市の小さなお店で売り始めました。
その後どんどん店舗を増やし、2024年の今ではマニラを含むフィリピン各地に90店舗以上お店があるそうです。

この料理、豚バラのかたまり肉に包丁で切れ目を入れ、そこにレモングラスや葱やにんにくなどのハーブを詰め、スパイスや醤油やビネガーをかけて、じっくりと時間をかけて焼いて作ります。

バランバンリエンポ(Balamban Liempo)

参照:Balamban Liempo公式HPより

レチョンに比べてオイリー度が低く、パリパリになった豚肉の皮としっとりした身にレモングラスやハーブの味がよく合っていて、私はレチョンよりも複雑な味で美味しいと思っています。
ローカルの安いお店でセブシティのあちこちに支店があり、モールのフードコートなどでも安く食べられます。

バランバンリエンポ(Balamban Liempo)カサンバガン店

バランバンリエンポ(Balamban Liempo)カサンバガン店

バランバンリエンポ(Balamban Liempo)アヤラモール店

アヤラセンターセブ内のフードコート店

大きなかたまりで売られているものは数百ペソですが、1人分を切ったものとご飯のセットミールだと、店舗により100~140ペソくらい(約265円~約370円前後)で食べられます。

バランバンリエンポ(Balamban Liempo)

100ペソちょっとのリエンポミール

アヤラセンターセブ内のフードコート店 メニュー

アヤラモールフードコートのメニュー

ただですね、これはローカルレストランあるあるなんですが、お店などで1人分を注文すると、塊肉を包丁(ナタみたいなやつ笑)で叩き切ってぶつ切りにして出されるので、骨が入っていたりして食べづらいことがあります。

それからフィリピン料理全般そうですが、味付けはちょっと塩辛いです。
私は、バランバンリエンポ・減塩 or 薄味バージョンがあれば良いのに…と何年も思い続けてきました。

でもこの間ふとバランバンリエンポが食べたくなり、ローカル市場でレモングラスを安く買えたこともあって、家に買い置きしてある豚バラ薄切り肉を使って、超簡単にアレンジしたバランバンリエンポもどきロールを作ってみました。

バランバンリエンポ風豚ロールの材料とレシピ

本物のバランバンリエンポは、豚バラの大きな固まり肉=Liempo(リエンポ)を使います。
Youtubeにはフィリピン人によるレシピ動画もいろいろ上がっているので、2時間以上かけてオーブンで焼いて本格的に作ることも少し考えたのですが、私はこの大きい肉塊を買って料理する気がなかなか起きないんですよね。なんか皮もついてるし…。
失敗したら食べきるの大変だし。

ポークリエンポ(豚バラかたまり)

ポークリエンポ(豚バラかたまり)キロ395ペソ(約1,047円)

そこで、うちの冷凍庫に常備していて、火の通りも早い、薄切りの豚バラ肉を使うことにしました。
いつもバニラドのパールミートショップで買っているサムギョプサル・シャブシャブスライスです。

Pearl Meat Shopのサムギョプサルシャブシャブスライス

Pearl Meat Shopのサムギョプサルシャブシャブスライス 525gで276ペソ(約731円)でした

ハーブとスパイスを薄切り肉で巻いて、薄力粉をまぶして焼きます。
オーブンで焼かなくても、薄力粉の衣がちょっとパリパリ感を出してくれるので、これは正解でした。

<バランバンリエンポ風豚ロール 材料 1人分>

バランバンリエンポ風豚肉ロール 材料

バランバンリエンポ風豚肉ロール 材料

  • 豚バラ薄切り肉 120g
    ※Pearl Meat Shopのサムギョプサル・シャブシャブスライスを使用
  • レモングラス 2~3本
  • 葱 2本
  • 紫玉葱 小1/3個
  • にんにく 1/2かけ
  • チリフレーク=Crushed Chili Pepper 小さじ1/2
  • 塩 1つまみ
  • 塩 小さじ1/6
  • 黒胡椒 小さじ1/3
  • ガーリックパウダー 小さじ1/3
  • パプリカパウダー 小さじ1/6
  • 薄力粉 大さじ2
  • サラダ油 大さじ1
  • 醤油 1~2滴
  • カラマンシー 1個

①葱2本は斜め薄切り、紫玉葱小1/3個は薄切りにします。
レモングラス2本は根に近い白いみずみずしい部分だけをみじんぎりにし、にんにく1/2かけもみじん切りにします。
切った葱・紫玉葱・レモングラス・にんにくに、チリフレーク小さじ1/2と塩1つまみを加えて混ぜておきます。

バランバンリエンポ風豚肉ロール レシピ

レモングラスの上の部分は後で使うので置いておきます。

レモングラスの上部分

ただの枯草みたいなレモングラスの上部分

②塩・黒胡椒・ガーリックパウダー・パプリカパウダーを、1:2:2:2の割合で混ぜておきます。(1=小さじ1/6ほど)

バランバンリエンポ風豚肉ロール レシピ

③豚バラ肉を広げ、数枚ずつ使って①を包んでぐるぐる巻きにし、外側に②で合わせたスパイスをまぶします。

バランバンリエンポ風豚肉ロール レシピ

バランバンリエンポ風豚肉ロール レシピ

④まんべんなく粉をまぶしたら、薄力粉大さじ2を薄くつけ、サラダ油大さじ1を熱したフライパンに入れて、表面に焼き目をつけます。

バランバンリエンポ風豚肉ロール レシピ

⑤ここで枯草レモングラスの登場です。
レモングラスの上部分をフライパンに適当に入れて蓋をし、弱火にして3~4分火を通します。

バランバンリエンポ風豚肉ロール レシピ

⑥蓋を取ってレモングラスを外し、余分な油があればキッチンペーパーなどで取りながら強火で1分ほど焼いてカリッとさせます。

バランバンリエンポ風豚肉ロール レシピ

仕上げに醤油1、2滴を垂らして火を止め、お皿に盛ります。カラマンシーを添えて食べてください!

バランバンリエンポ風豚肉ロール

本場のバランバンリエンポに比べると脂は控えめ、塩味も抑え気味ですが、だからこそ私にとってはより好みの味だし、フライパンであっという間にできます。

味が濃くても、骨が混じっていても、豚肉のジューシーな脂とバリバリに焼いた皮を堪能したいという方は、お店に行った方が早いです。
お近くのバランバンリエンポへ行ってみてください!

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