前回に引き続き、今私が住んでいるコンドミニアム(以下コンド)について書いていきます。
今回は悪い点、入居時や現在も不満に思っている点です。
大きな問題ではないですが、別のコンドに引っ越すとしたら、私はここを重点的に見ると思います。
これからフィリピンやセブでコンド探しをする方も、こういった点についてエージェントやそのコンドの住民に聞いてみると選びやすくなるかもしれません。
契約するネット通信会社が選べない
これは他のコンドでも同様なのか分かりませんが、私は入居する時、「インターネット接続の契約先はGlobe社しか選べません」と言われてびっくりしました。
まあ、フィリピンで悪名高く、私自身も散々悩まされたPLDT社じゃないし、Globe社に別に不満もないのでいいか…と思ってそのまま契約しましたが、セブで4〜5社ある通信会社の選択肢が急に1社のみになったのはちょっと残念でした。
ただ、このコンドがセブのGlobe社の社屋から近いことで、ネット回線が安定しているというのはあるかもしれません。
そして、昨年2021年12月の大型台風Odette後のセブ大停電の時や、台風の真っ只中でさえも、発電機さえ動いていれば自宅のネットは問題なく使えたので、その点ではGlobeで良かったと思いました。
1つのコンドで全員同じ通信会社に契約している方が、利用者が多数固まっているのでケーブル損傷などのトラブル時に対応が早いのかもしれませんね。
ただし、今住んでいる場所で通信会社と○年縛りのインターネット契約をしている方(フィリピンでよくあるのが、2年縛りで期間内の解約時は違約金を払うというもの)は、移動先のコンドで同じ通信会社を使えるかどうかは確認しておいた方がいいかと思います。
天井についた煙探知機が敏感すぎる
うちのコンドは、部屋の天井にこういうホテルにあるような煙探知機がついています。
これの感度がかなり高くて、フィリピンなのにめちゃめちゃ仕事します。
ちょっと煙が出る料理をしたりすると、コンシェルジュ(受付)エリアで「何号室の煙探知機が作動しています」と表示されるらしく、警備員が飛んでくるんです。
私の部屋では音は鳴らず、探知機本体の小さい赤ランプが点滅するだけなので、警備員に部屋をノックされるまで気が付かないことも多いです。
そしてうちの探知機は部屋の中に入って探知機そのものについているボタンを押さないとリセットできません。
なので、突然警備員さんが部屋に入れてください、と言ってくる感じです。
私はたぶん、自分の生活スペースに全く知らない人が入ってくるのがすごく苦手なタイプです。
これが嫌すぎて、悪いとは思いつつも今は探知機をこんな風にカバーしちゃっています。
(多少の煙なら感知しませんが、脂の多い肉で焼肉をするとアウトです)
他のあるコンドでは、煙探知機が鳴っても部屋の外の共有廊下にあるボタンでリセットができるので、警備員が部屋に入ってくることが無いと聞いて、すごく羨ましくなりました。
もし引っ越すとしたら、私は煙探知機のリセットボタンがどこにあるかを絶対にチェックしようと思っています。
コンドによるコロナ規制の違い
フィリピンでは、日本に比べると貸す側や提供側(大家さんやコンド管理会社)が強い、ということは、12年のフィリピン生活で実感しています。
コンドの場合、管理会社と理事会が決めたコンド全体のルールが結構強引に実行されるので、これがもし日本なら反対する住民からクレームが出るだろうな、と思うこともあります。
例えばうちのコンドには共有設備としてプールと屋外ジムがありますが、コロナ禍が始まってからの約2年間、ずっと使用禁止となっています。
月に2300ペソ程度払っている管理費には、共有部分の掃除や警備費用、コンシェルジュサービスのほかプール等の設備利用も含まれているはずですが、その分の割引もありません。
コロナ禍であっても、他のコンドではプールは使えることが多いので、本当にこれは残念でした。
しょうがないので泳ぎたくなったら、ホテル等のプールにお金を払って行っています。
多分プールそのものではなく、密になりやすい更衣室の利用を感染拡大防止のため制限したいのでしょうが、どうせ利用者は住民だけなんだから、プールサイドで水気をしっかり拭いたら後はそれぞれ自室で着替えるようにルール設定したらいいじゃん…とずっと思っています。
ちなみに、コロナ禍が始まってからのうちのコンドの対応はこんな感じです。
- エレベーターは一度に4人まで。毎日数時間ごとにボタン消毒をしてくれている
- コロナ陽性になったら管理部に報告義務あり。住民に陽性者が出るたびに、名前や国籍やタワー番号等の個人情報は伏せて、住民にお知らせメールが届く(毎週のように届いていた時は怖かった)
- コンド1階の入り口に非接触体温計とシューバス=靴裏消毒マットがあり、使用しないといけない(以前は必須でしたが最近は使わなくても何も言われなかったりする)
- ゴミ捨てなど部屋を一歩でも出る時はマスク着用必須(共用廊下に監視カメラあり)
- 友人等外部からの訪問者の居住エリアへの招き入れは禁止(そろそろ解除されそう)
- 新規入居者には、ワクチン接種証明と陰性証明の提出を求めていた(最近ワクチン証明のみに緩和されたようです)
- プール利用禁止
- 完全禁煙(占有の部屋内も)
国や自治体の規制に合わせているところもあると思いますが、こうみるとやっぱり日本のマンションよりは厳しめです。その分安心できる部分もありますが。
フィリピンの他のコンドでも似たルールで運用しているところが多いのかな、と思います。
まとめ
以上、ちょっと細かいことが多かったですね。
今のところ、私にとっては前回書いたコンドの利点の方が大きいので、許容範囲ではあります。
ですがこういう小さなことが意外と後々の生活に響いてくると思うので、コンドを探すときは参考にしてみてください!
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