私はフィリピン・セブに16年ほど住んでいますが、その間ずっと会社員として働いています。
フィリピン在住というと、年金で悠々海外生活・投資で大儲け・YouTuberやらよく分からない仕事で稼ぐ人を連想される場合がありますが、どれも私には当てはまりません。
でもここ数年で仕事の内容が少し変わり、不動産売買にかかわる機会が増えました。今までとは違う層の人達と交流したり、これまで知らなかった分野の知識を色々得ることができました。
ところで、私はこのブログを始めた時から、自分の職業や勤務先は明かさないようにしよう、と決めていました。
自分がフィリピンの情報をネットで探す時、フィリピンに住んでいる人が身分を明かした上で仕事として書いていそうなブログやSNSなどでは、飲食店や不動産に関して褒めているのを見てもいまいち共感できないことがあり、「そら(身バレしてたら)本当のことは書けんわなあ…」と思うこともあったからです。
私の仕事がそのお店等と直接の利害関係はなくても、あんまり率直に書きすぎると所属する会社に迷惑がかかることも考えられますしね。
なにより、特にお店や商品などのレビューは、正直に思うままを書きたかったんです。
なので今回の記事でも自分の職業や所属先については触れませんが、今日は私がフィリピンに住んでる中で、うっすらと学んだお金に関することについて、いくつかあげてみたいと思います。
フィリピンで学んだこと①:お金を持ってることを周りに知られないようにする
これは移住当初から気を付けていました。フィリピン在住日本人の先輩に最初にそう忠告されたのも大きいです。
ここ最近はそうでもないかもしれませんが、15年くらい前は一切アピールしなくても「日本人=お金持ってるだろう」と思われてしまいがちでした。
実際一番仕事を頑張っていて収入も多かった時には、どこからか聞きつけて怪しい人が寄ってくることや詐欺をしかけられそうになったこともありましたし、お金や物を不用意に貸してしまって返ってこないことも経験しました。
会員権や高級品の営業が声をかけてきたり、金目当てバレバレの男性が寄ってくることもありました。
私は当時飼い猫に全愛情を注いでおり、若いイケメンが寄ってきても、お前に使うくらいなら猫に使うわ!と思っていたので一切揺らぎませんでしたが。
詐欺未遂をはじめ、勝手に寄ってきた人を断るのは大した手間でもありません。
でも見ず知らずの人がこちらの懐具合を知っている、あるいは探ってくるのは気持ち悪いですよね。
特に会社勤めの若い女性の場合、お金を持っていると思われるのは、狙われたり妬まれたりと、デメリットの方が大きいと思います。
フィリピンでは、日本に比べて割と気軽に家賃や給料などを聞いてくる人がいますが、面倒を避けたいならできるだけ言わないようにした方がいいと思います。
フィリピン人でもまともな感覚の人なら、こっちが言いたくなさそうにぼかすと、察して無理には聞いてきません。
フィリピンで学んだこと②:お金持ちと付き合うならある程度開示も必要
①とは矛盾するようでもありますが、付き合う相手によっては収入が安定していることを開示した方が安心して心を開いてくれる、ということもあります。
私がフィリピンに移住した当初、スマートフォンが出始めていましたが、私はずっと古いタイプの安いガラケー(ノキアの1000ペソくらいのやつ)を使っていました。
すると、仕事で私の秘書的な役割をしてくれていたフィリピン人女性に「マーム、お願いだから良い携帯を持って下さい」とお願いされたことがあります。
フィリピン人は見栄っぱりなところがありますが、自分だけじゃなくて自分の上司やパートナーの持ち物が安物だと、日本人以上に恥ずかしい思いをするようなのです。
私はそういうのを日本人の中でも気にしない性質で、携帯なんか使えれば良いし、ブランド物等にも興味無かったのですが、必死に頼んできた秘書さんがかわいそうになって良いスマホを購入しました。
この話を思い出したのは、つい最近不動産の仕事で会ったお金持ち若夫婦に、私の5年もののiPhoneの型番を、素早くチェックされていたことに気付いたのがきっかけです。
出会って数分のうちに把握されてて、おお…さすが。と思いました。
フィリピンのお金持ちは、知り合った人の持ち物などからその人の経済状況をチェックしています。これはなにもマウントが取りたいというだけではなくて、彼らなりの自己防衛の手段なんだと思います。
フィリピンでは、日本以上に格差が大きく、上流の人達は貧しい階層の人とはそもそも付き合いません。学ぶ場所も遊ぶ場所も食べる場所もまったく違いますからね。
フィリピンのお金持ちとフィリピンのお金持ちが初対面するときは、大学(私立大)時代の友人関係とか親戚とか所属するコミュニティなどを開示しあっていて、お互いに「ああ、付き合って大丈夫な階層の人だ」と確認して安心してるんだな、と思ったりします。それを枠外の外国人として観察してると面白いです(笑)
ただ、彼ら富裕層にとって、私のような在住外国人はいまいちどういう階層かを判断しづらいと思うんです。文化の違いで、お金を持っていても分かりやすい成金的な格好をしない外国人は多いですしね。
なので彼らは私のような外国人には住んでる場所や仕事についていろいろ聞いてきますし、持ち物を見て貧しい人じゃないか、自分達を騙したり損害を与える種類の人間じゃないかを判断しようとしているんだと思います。
私はお金を持ってなくても、日本人というだけで近寄ってくる変な人達に遭遇した経験はあるので、彼らが警戒する気持ちはよく分かります。
フィリピンの富裕層は小さいころから家族ぐるみでそういう被害を受けないよう教育されているでしょうし。
私は高価な装飾品には興味も無いし、そういうものを身に付けるとバスとかジプニーで移動しづらいので、つける気はありません。なので彼らには不安がられてしまうかもという自覚があります。でも、お金持ちでないからといって、盗みや詐欺を働くかもと思われるのは嫌です。
そのため、彼らと短期間でも付き合う上である程度信用してほしい時には、あえて資産の話や外国旅行の話をしたり、お金にそれほど困ってない雰囲気を出すようにしています。
ちょっと前に書いた、小切手口座を持っている、というのもその一環かもしれませんね。
それから、有力者とのつながりをアピールするというのもあります。でもこれはやりすぎると日本人にはめっちゃ嫌われますし、私もできる限りやりたくないです。
フィリピンで学んだこと③:お金は貸さない、取り立てない!
ここ数年やっていた不動産関連の仕事は楽しかったです。普段会う機会の少ない富裕層の人達やその周りにいる怪しい人達、フィリピン人の家庭事情や下世話な話などを知る機会もあり、これまでの仕事では触れることのなかった世界を垣間見ることができました。
その中で私が気を付けていたのは、お金を貸すのはもちろん、立て替えたりもせず、取り立てる立場には決して立たないということでした。
在住日本人の方はよくご存じだと思いますが、フィリピンで日本人が殺されたりする事件って、たいていお金がらみか痴情のもつれなんですよね。
日本人の場合保険金殺人なども多いですが、在住外国人がフィリピン人にお金を貸していて、取り立てようとして逆上されて殺される、という話もよく聞きます。
私も仕事の流れで2万ペソから200万ペソを取り立てないといけない立場に立たされかけましたが、それはなんとかして避けました。
フィリピンでは宗教的な側面もあり、お金を持っている人が持ってない人へ施すべき、というような考え方があるので、取り立てられる側が開き直って取り立てる側を責める構図ができやすいんですよね。こんなに貧しくてかわいそうな私から取り立てるなんてお前は鬼か、悪魔か…!みたいな。
日本人の私としては、普通に借りた金は返せよと思うし、同情買ってる暇があるなら働けよ、って思ってしまいます。
今書いてて思い出したのですが、13年くらい前に2万ペソ(約5万円弱)を回収したことで「これからしばらく夜は気を付けたほうがいいぜ」という脅迫メッセージが来たことがあります。
このように、少額でも恨まれたりする可能性は十分ありますし、お金持ちであっても金払いが悪い人はいるので、そもそもできるだけ貸さない・後払いにはしない、を心がけています。
自分が良く知っている人が困っていて、助けたいと思ったら、相手から言われる前に貸すのではなくあげればいい、と思います。
貸してと頼まれて貸した場合、こちらも返してもらうことを期待してしまいますし、返ってこなくてその人との関係が気まずくなるのって、めっちゃ傷つくんですよね。
貸し借りの感覚が日本人とフィリピン人で違いすぎて、容易にフィリピン人不信になってしまうと思います。これからフィリピンに滞在する方も、極力避けるか、貸す時はあげるつもりで渡すことをお勧めします。
まとめ
そんなわけで、私がフィリピンでお金に関して気を付けている3点について書きました。
不動産の話や、その関連で知った面白い話はいろいろあるので、今後時間のあるときにもう少し具体的に(身バレしない程度に)書くかもしれません。
さて、来週から私は日本に半月ほど行ってまいります。
今回は関東に滞在しますが、滞在中に数日間だけ、初スキマバイトをして日本円を稼いでこようと思っております!
帰国中はブログの更新をお休みしますが、3月前半には戻ってきてまた報告したいと思いますので、良かったら見に来てください。



コメント
貸さない取り立てない 良いお言葉ですね
伊達に16年滞在していませんね まさにその通りです
フィリピン人には正義は無く 自分ファースト 貸した金を返せなくても 負目は感じる事は無く 逆ギレ殺人 何がカトリックだ と思います
自分に都合よく宗教を解釈してその日が良ければそれで良い
計画性も何もない
義理も人情もありゃしない
jinさん、実感こもってますね(笑)
逆ギレ殺人、それです、多すぎる。お互い気をつけていきましょう。
itパークにロビンソンスーパー出来てましたね😊
できてましたね😆
日本から戻ったらゆっくり見に行きたいと思います!