今週末はバレンタインですね!
私の住むフィリピンのバレンタインは、日本とは逆で男性から女性へ薔薇の花束などを送るのが主流で、チョコレートもギフトの1つとして売られはしますが、日本ほどチョコレートが全面に推されているわけではありません。

フィリピンセブンイレブンのバレンタイン商品
でも、YouTubeでバレンタイン関連の動画を1つ見たら、どんどんバレンタインのチョコレート動画やレシピが流れてくるようになってしまいました。
私はこのブログでレシピをよく紹介していますが、チョコのお菓子は私の住むフィリピン・セブで作るのは非常にハードルが高いです。なぜなら、フィリピンでは
- スーパーはもちろん製菓材料店ですら、売られているチョコレートの質が高くない。甘さが強くなめらかさが足りないと感じるものも圧倒的に多い。
- 輸入の日本製チョコレートが買える場合はあるけど、物流や管理が適当なので、途中で一度溶けて再度固まってたりして(白っぽく変色してるので分かる)口当たりや見た目が本来のものより悪くなってることもあり、当たりハズレが大きい。
- チョコスイーツのレシピで出番の多い生クリームも、フィリピン・セブで手に入るものは基本植物性油脂のなんちゃってクリームばかり。粉糖も溶けやすいものが多く、日本のものより扱いづらい。
- 卵が生食できないので、チョコテリーヌなど火を通さないチョコ+卵のお菓子は作りづらい。
からです。
でも、動画を見てるうちにチョコ系のおやつをとても作りたくなったので、今年は日本のチョコレートスイーツレシピの中で最も少ない材料で作れるものを選んで、自分のために2種類作ってみました。その様子と感想をシェアしますね。
材料2つのレシピ:粉無し・泡立て無し!混ぜるだけガトーショコラ
参考にしたのはこちらの動画です。
これは卵3個と明治の板チョコ3枚だけという最小限の材料で、粉も砂糖も使わないから、計量もふるう工程も無くて、卵を泡立てる必要すらない、というめちゃくちゃ楽そうなレシピです。
オーブンは使いますが、あとは特別な道具も要りません。実際作ってみたのですが、材料2つとは思えない満足度でした。
フィリピンではなかなか好みのチョコケーキが見つからないですが、私の好きな明治の板チョコ(セブのスーパーで買える)を使っているので、チョコの味も文句無しです。
<材料2つの濃厚ガトーショコラ by emiさん 材料 12cm丸型1個分>

- 明治板チョコ ミルク 2枚
- 明治板チョコ ブラック 1枚
- 卵 Lサイズ3個
※フィリピンのMサイズ卵は日本のMサイズ卵より小さいです。元動画では日本のMサイズ卵なら3個と言っていますが、フィリピンの規格ではLサイズ3つのほうが良いと思います。 - 粉砂糖=Confectionary Sugar
※無くてもOK。日本だと”溶けない粉糖”が売られていて便利ですが、フィリピンの粉糖は溶けやすい&ムダに大容量なものが多いです。
①明治板チョコ3枚(ミルク2枚とブラック1枚)は手で割って耐熱ボウルに入れます。
これを、元動画では電子レンジにかけて1分半→1分→30秒温めて綺麗に溶かしていましたが、自宅でやったところ1分半の時点で綺麗に溶けそうな気配が見えませんでした。
チョコは繊細なので、フィリピンへの輸送中や店舗での管理中に一度溶けて固まってたりすると、その後再度溶かそうとしたときに綺麗にできる確率が下がります。
電子レンジだけで溶かす場合加熱時間の調整がより難しくなるので、途中で電子レンジはやめて湯せんで溶かすやり方へ切り替えました。

輸入の段階で一度溶けたチョコは、このように白っぽく、ざらっとなる傾向があります(レンジより湯せんの方が溶かしやすかった)
上のような感じでフライパンに水道水を沸かし、お湯が熱くなったら、チョコを入れたボウルを浮かべて、ボウルの中に水分が入らないように気を付けながらミニホイッパーなどで混ぜつつ溶かしていきます。
②チョコを溶かしている間に型の準備をします。私は直径12cmの丸型に合わせる時は、いつも会員制スーパーランダースのこのオーブンペーパーを切って使っています。

Suncraft Quarter Pan Baking Paper 25枚 83.95ペソ
型の底面を紙に当てて円を書いてからハサミで切り、

こんな感じに型に敷きます。

③卵3個を別の器に割り入れ、よくほぐしてから、湯せんからおろしたチョコレートに加え、なめらかになるまでしっかり混ぜます。

④きれいに混ざったら型に入れます。粉類が入らない分、普通のチョコレートケーキよりもずいぶん生地がサラサラしています。


型の1/3弱くらいで少なく見えましたがちゃんとふくらみます
⑤160度に予熱したオーブンで25分焼き、若干足りない気がしたため3分追加で焼いて合計28分で取り出しました。

このレシピは、粉が入っていないので膨らんだ時の形はそのままキープされず、しぼむ率が高いようです。
実際、型に入れたまま室温において粗熱を取り、冷めた頃に改めて見てみたらこんなに縮んでいました。

縮んだ分側面に隙間ができています
⑥あっという間に出来てしまいましたが、ここはより美味しく食べるために我慢して1日寝かせます。
私はこの12cm型でケーキを焼いたら、ビタビタに濡らしてから硬く絞った大きめキッチンペーパーでふんわり包み、それをジップ袋に入れて保湿しながら冷蔵庫に保管します。
この状態で一晩置きました。

⑦翌日、紙をはがして切ります。粉糖があればかけても良いです。

断面はこんな感じ。ぎっしり感はあるけど、粉が入ってない分食感は軽いです。

粉糖をかけました。フィリピンの室温に置いていたらすぐ溶けるので要注意です。
(今度帰国したら日本で溶けない粉糖を買ってきます…)

こちらのガトーショコラ、材料は板チョコと卵だけでめちゃくちゃシンプルな上に、卵を泡立てたり粉をふるったりというケーキ作りの面倒な工程をスキップできるのに、ちゃんと美味しくて満足しました!
チョコ感や甘みもちょうど良く、ミルク2枚+ブラック1枚の配合はベストでした。
明治の板チョコはフィリピン・セブだと1枚75ペソ(約195円)くらいします。
3枚使うとその時点で225ペソはかかるわけですが、私はセブに15年以上住んでて、外でこれより好みのチョコケーキが250ペソ以下で食べられるとは思えないので、作る価値は十分にありました。

↑セブで唯一250ペソ以上出して外で食べたいチョコケーキ@Cafe des Amis
材料4つのレシピ:オーブン無しでできる、ザクとろ生チョコケーキ
2つめのレシピはオーブンで焼かない、溶かして固めるだけのチョコケーキです。
こちらはショート動画で見つけました。
材料は明治板チョコ1枚・牛乳・チョコクッキー・バターの4つで、元動画では日本のブラックムーンというクッキーを使っています。
これ見た時、フィリピンで買えるあるチョコクッキーを思い出したんです。
こちらの、Jack and Jill Nutty Bitesです。8.5ペソ(約22円)の激安お菓子です。

私は普段クッキー系のお菓子はほとんど買わないのですが、フィリピンでは町内会とかセミナーとか会議とかお葬式とかの集まりに参加すると、こういうローカルお菓子の小袋+ペットボトルの水が配られることが多くて、そういう機会で知ったこれが妙に美味しいと思ったんですよ。
チョコ感は強くなくて、ココアクッキーのような感じなんですが、ピーナッツのしょっぱさがほんのり感じられて甘過ぎないのが良いです。これを使って作っていきます!
<ザクトロ生チョコケーキ by アレンジやさん 半量&フィリピンバージョン 材料>

- 明治板チョコ 1枚
※元動画ではミルクを使っていますが私はブラックにしました - 牛乳 大さじ1
- Presto Nutty Bites 32gの小袋1袋弱
※1袋使うと若干多いので、3枚くらいは食べても大丈夫 - バター 20g
①明治の板チョコ1枚はボウルに割り入れ、レンジで溶かす場合は牛乳も大さじ1入れて、1分ほどかけます。
私は、フィリピンの牛乳は電子レンジに1分もかけたら変な感じになる気がしたので、まずチョコだけを湯せんにかけて溶かしました。

②そこへ牛乳大さじ1を加えて、ツヤが出るまで混ぜます。

③バター20gは耐熱容器に入れてレンジに20秒ほどかけて溶かし、Nutty Bitesは袋に入れて瓶の底などで叩いて細かくします。

④細かく砕いたクッキーに溶かしバターを入れてなじませます。その半量をオーブンシートをしいた器に敷きつめて、スプーンなどでしっかり押さえます。

⑤④の器に②の生チョコを流し入れて表面をならします。

この上に残り半分のクッキーを載せ、余ったシートで蓋をしてから優しく押さえます。

この画を見てきんつばが食べたくなりました
これを冷蔵庫で2時間以上冷やし固めます。
⑥器から出して、切り分けます。

これで完成です。
フィリピンのチョコよりもスッキリした甘さの生チョコを、塩気のあるクッキーがコーティングしていて、ケーキ感はあまり無いけれど、いい感じのお茶請けになりました!
プレゼントにするにはちょっとシンプル過ぎるけど、ザクザクの外側+内側柔らかめのチョコという食感の違いが楽しめて、コーヒーと一緒に仕事しながら片手でつまめるのが便利でした。
2つのレシピ感想
オーブンが要らない2つ目のレシピの方が試しやすいし材料費も安上がりですが、私が個人的にまたリピートするだろうな、と確信したのは1つ目のガトーショコラの方です。
粉が入らないチョコケーキは初めて作ったのですが、重さがないし好きな明治チョコのチョコレート感がそのまま味わえて、粉を使ったケーキよりも私は好きかもしれません‥!
卵の泡立て工程が無いのも、泡立て技術の差で焼き上がりが大きく変わる心配がなくて気楽に作れました。
オーブンが無い場合、オーブントースターでも焼けるようです(YouTubeの元動画に注意点あり)。
フィリピンでも簡単に手に入る材料で作れて美味しかったので、バレンタイン関係なくても、気になる方は作ってみてください!


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