先日、私がフィリピン移住で購入した家電一式のレビュー記事を書きましたが、ウォーターディスペンサーは?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
フィリピンや水道水が飲めない国ではほぼ必須と思われているこの家電、実は買わないで済ませる方法があるんです!
ウォーターディスペンサー/ウォーターサーバーとは
ウォーターディスペンサーとは、大きな飲料水ボトルをセットして、いつでも熱湯や冷水が出せる機器で、フィリピンの家電店で大体5000ペソ~1万ペソ位で購入できます。
日本ではウォーターサーバーという呼び方のほうが一般的ですね。

家電店のウォーターディスペンサー/ウォーターサーバーコーナー
水道水を飲めないフィリピンや海外では、配達される飲料水の大きなボトルをセットするために購入する人が多いです。
ですが私的には大きなデメリットが3点あり、4年前に一人暮らしに移行するとき、買いたくないなあ…と思っていました。
ウォーターディスペンサー/ウォーターサーバーのデメリット
私の思うウォーターディスペンサーのデメリットは以下の3点。
- うるさい。24時間いつでも熱湯や冷水が使えるのは便利ですが、その分動作音がやはりしますので、特にワンルームの場合は気になります。電気代もかかります。
- 雑菌や虫類の温床になる、という説があります。機器の内部は暖かく適度に湿度もあり、なかなか開ける機会もないことから、虫が巣を作るとかいう話も良く聞きます。
以前は職場や自宅(セブの他の一軒家)でディスペンサーを使っていましたが、怖いので内部を開けたことはありません。 - 配達される飲料水ボトルをセットするのが大変。フィリピンでデリバリーされる飲料水は1本5ガロン=約18リットルの大きなボトルが主流ですが、これを、スタンドタイプのディスペンサーの高さ1メートルくらいのところまで持ち上げ、ひっくり返して置く、という動作が必要になります。社宅や職場などなら警備員さんがやってくれますが、女性一人暮らしだとなかなかにキツイです。
無理すればできないことはないけど、きっと腰に悪いです。
そこでウォーターディスペンサーを買わずに済ます方法をいろいろ探して見つけたのが、ウォーターポンプです。
ウォーターポンプ(電動式)のメリット

ウォーターポンプ(Electric Water Bottle Pump)500ペソ
ウォーターポンプとは、飲料水ボトルの口に取り付け、電気で吸い上げるポンプです。
英語ではElectric Water Pumpで、画像のものはUSBで電源が取れます。
ウォーターポンプのメリットは以下の4点です。
- 水を出す時にだけ電気を使うので、うるさくない&エコ
- 軽い、場所を取らない
- 安い(ウォーターサーバーの10分の1の値段!)
- 飲料水ボトルを持ち上げる必要がない!床置きしたボトルにセットするだけで簡単。
4年前の2018年のセブでは売っている場所が少なく、通販で中国から購入しましたが、見つけた時は感動しました。
これがあれば、旧タイプのウォーターディスペンサーを買う必要がありません。
ですが、上記画像のノーブランドの商品は、残念ながら購入後1年ほどで故障してしまいました。
そこで二代目として、シャオミの家電ブランド、Mi Storeにて下のWater Pumpを購入しました。

Mi Smart Water Pump 699ペソ セブITパークのアヤラモールセントラルブロック内Mi Storeで購入
こちらの方がだいぶデザインも良いですよね!
これを床置きした飲料水ボトルに取り付けて使っています。

在住日本人は「ガロンの水」と呼ぶことが多い、飲料水ボトル。1本40ペソ前後で、5ガロン=約18リットルの飲料水が入っています。
Mi Storeのウォーターポンプも、購入から1年くらいでUSBで充電した後に使える時間がだいぶ短くなってしまったので、今は常時USBアダプタに接続して使っていますが、それ以外は特に問題なく使えています。
水を通す管も分解して洗うことができるので、清潔に保てています。
もし今私の友人がフィリピンに移住することになったら、プレゼントしたい物NO.1のアイテムがこのウォーターポンプです。
ちなみに、安めのショッピングモールのキッチン用品コーナー等で、電動ではない完全手動式のポンプも見かけたことがあります。
個人的には大量の飲料水を出す時に楽なので、電気を使うものをおすすめしたいです。
浄水ポットのおすすめ&ランニングコスト
ウォーターポンプには保温・保冷機能はありません。ですが熱湯は電気ケトルで沸かせばいいですし、冷水は冷蔵庫を使えばよいのでその点は問題ありません。
私は、冷水は、フィリピンで買ったこのブリタの浄水ボトルに入れてろ過したものを冷蔵庫にキープしています。

Brita Fill & Serve浄水ポット。アヤラセンターセブのルスタンスデパートで1350ペソで購入。
この浄水ポット、なかなか良いです。日本でも同じものが売られていて、デザインが良いので人気なようです。(フィルターは日本では日本仕様のものがあるようです)
専用のフィルターはフィリピン・セブでは3個入り700ペソ前後で、1個で1ヶ月持ちます。
ランニングコストは大体1ヶ月233ペソ(約570円ちょっと)ですが、この浄水ポットを使うことで、配達される飲料水をさらに浄水して飲んでいることになるので、加熱しない水を飲むときにも安心感があります。
私は飲み水だけでなく、お米を炊く時のお水やレタスなど生で食べる野菜を最後に洗う時も、この浄水ポットを通したお水を使っています。
ウォーターポンプと合わせて、フィリピン移住時にお勧めのアイテムです!
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