フィリピンの人たちはお米が大好きですが、スペイン統治時代の影響もあってパン好きも多いらしく、セブにもパン屋さんがやたら多いです。
ただ、フィリピンのローカルパンは、基本的に甘いものが多いです。
そしてシンプルなはずの食パンでも「薄い・キメが詰まっている・デザート系パンでなくても生地がほんのり甘い」ものが多い気がします。
私はこの「キメが詰まっている→口の中の水分を一気に奪われる」感じがあまり好きではなく、もっと軽い食感で、甘さも控えめなパンをいろいろ探しました。
普通のスーパーで買える食パンでは気に入るものが見つからなかったのですが、私がセブでお勧めできると思う、3つの食パンを紹介します。
セブのスーパーで買える普通の食パン
セブの普通のスーパーで買えるローカル食パンは大体こんな感じです。
ローカルパン屋Suisse Cottageの食パン
Whole wheat（全粒粉）も小麦の白い食パンもあり、大体１斤60～70ペソ前後で、サイズは12cm四方くらいと日本の食パンよりも小さいです。
こちらのIchipan（イチパン）はスーパーで買えるパンの中では柔らかく、フィリピン在住日本人に割と人気があります。
どちらもかなり昔には買っていましたが、ここ数年はあまり買っていません。
①Bread Talkのチーズ食パン
ITパーク内のアヤラモールセントラルブロック1Fにある、シンガポールのチェーンパン屋さん「Bread Talk」の食パンは、比較的甘さが控えめです。
普通の食パンもありますが、私はこのチーズ入り食パンが好きです。
不穏なネーミングのチーズ食パン。170ペソと高めですがサイズは大きめです。
チーズが練り込まれている分、生地に隙間というか空気が入っていて、食べ応えが軽いのがいいです。
しっかりチーズ味もついているので、バター等もつけずに軽く焼くだけで十分美味しいです。
ハムとレタスを挟んで簡易サンドイッチのようにして食べることも多いです。
Bread TalkはアヤラやSMなど大きめのモールには大体入っているので、何かのついでに気軽に買って帰れるのも良いです。
②Bake and Moreのブリオシュ食パン
セブの高級住宅街Maria Luisaの近くにある商業施設、Street Scape（ストリートスケープ）にある「Bake and More」は私がセブで一番好きなパン屋さんです。
お洒落なカフェも併設していて、サンドイッチやアジア風の料理も美味しいです。
さらに、18時以降にはパンのBuy1Take1（１個の値段で2個買える）をよくやっていて、食パンやフランスパン、デニッシュやクロワッサンなどがお得に買えるのでぜひ行ってみてください。
このお店で私が一番よく買っているのが、このブリオシュ食パンです。
French Brioche 小さめ一斤150ペソ
日本ではブリオシュといえば丸いパンですが、ここのは食パン型です。
10cm四方くらいと小さいのでサンドイッチにするとすぐ野菜があふれてしまうのが難点ですが、生地にバターが多めに入っていて食感も軽いので、焼いた時に他のフィリピンのよくある食パンのような「もっさもさ」感がなく、とても食べやすいです。
サンドイッチやチーズトーストにしても良いですが、バターやジャムを塗って食べるなら、ここのブリオシュ食パンが一番美味しいと思います。
③絹の食パン
そして最近新しく知ったのが、「絹（Kinu）」というお店の日本人が作る食パン（Plain Bread）です。
先日の、異様に抹茶欲が高まっていた時期に、日本の方が作る美味しい抹茶シフォンがあると聞いてお店を知りました。
店舗はまだ無いようで、FBのメッセンジャー経由でシフォンと一緒に食パンも注文してみました。
食パン（Plain Bread）は160ペソ、抹茶シフォン10cmは220ペソ、送料が50ペソです。
ここの抹茶シフォン、ふわっふわで、セブのローカルケーキではまず味わえない絶妙な甘さ＆抹茶の風味がしっかり感じられて、すごくおいしかったです！
これと、「Strange Matcha」のおかげで私の抹茶欲はだいぶ鎮められました。
そしてPlain Bread（食パン）はこちらです。
パッケージも可愛い！小さめサイズ1斤160ペソです
注文時に1.5cm/2cm/2.5cmとカット幅を選ばせてもらえたので、サンドイッチにしたくて、1.5cmにカットしてもらいました。
シンプルなサンドイッチには、ここの食パンが3選の中で一番お勧めです
こちらも柔らかくてサンドイッチにぴったりでした。
日本人の方がたぶんお一人でされているお店なので、注文から配達まで数日かかることが多いようですが、このお店を知れて良かったです。
次回は同じ食パンを2.5cmの厚切りで頼んでみて、バタートーストにしたらどんな感じになるかも試してみたいですし、バターロールも気になります。
あとは抹茶シフォンも絶対また頼みます。
あんまり人気が出ると注文しにくくなるので困りますが、コロナ中にセブの老舗日本洋菓子店ミッキーズが閉店して以来、セブ在住で美味しい日本のケーキやパンが食べられるお店を探していた方は多いのではと思ったので、紹介しました！
たまに利用する他のパン屋と今後の期待
ほんの半年ほど前までは、UCCカフェ（フィリピンでは割とリッチな層が行く、日系カフェレストランチェーン。氷コーヒーや炭焼き珈琲、日本「風」デザートやカフェ飯が食べられる）で日本風の食パンやイギリスパンが売られていて、定期的に買っていたのですが、セブのUCCではなぜかパンの販売をやめてしまったようです。
セブのUCCカフェ3店舗を訪問して全部に「もうあのパンは売ってない」と言われ、めちゃくちゃショックでした、、、再開を期待しています。
以前いちごクリームサンドを作ったときに使った、SMセブシティにあるThe French BakerのWhite Breadも、薄いけれど柔らかくてサンドイッチ向きです。
The French Bakerの白い食パン
食パンではないですが、ITパークからも近い小規模モールBTC（バニラドタウンセンター）内にあるLa Panetteria Di Luigiのフォカッチャもたまに買います。
ITパーク内の「Beanleaf Coffee and Tea」というカフェ店内でここの一部のパンを販売しているので、そこで買えるのも便利です。
あと、ひそかにとても楽しみにしているのが、セブのITパーク内に、来年（2023年）中にDEAN & DELUCAがオープン予定であることです。
マニラには既にいくつかあるDEAN & DELUCAがついにセブに！
ITパークのJPモルガンビルの向かいに建ったばかりの高級路線のコンド、38 Park Avenueの敷地内にできるようで、マニラのDEAN & DELUCAではパンやお菓子が豊富なので（日本みたいなデリ系商品や雑貨は少なめ）、セブ店ができたらまたレポしたいと思っています。
今のところセブで一度も見つけられていないのは、「柔らかさに特化した厚めの食パン」です。
私は日本でもパンへのこだわりは薄い方で、材料を厳選した高級食パンとかじゃなくて全然いいんです。
スーパーで売ってるダブルソフトみたいな、味は珍しくないけどシンプルで甘くなくて、とにかく柔らかいふわふわ食パンが食べたい！と思っています。
セブで、もしくはマニラでも、そんな食パンの情報があれば、ぜひ教えてください！
追記：↑この上の希望ですが、あっさり叶えてしまったかもしれません。
「絹」の食パン2.5cmカットをある方法で焼いたら、ふわサクなバタートーストが食べられました！簡単にできるのでぜひやってみてください。
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