4月に入り、フィリピン・セブでは夏らしい日が続いています(フィリピンはいつも夏ですが、いちおう4月が最も暑い真夏なんです)。
ところで、セブではなかなか美味しいバニラアイスが見つからず、輸入品は高いです。
ハーゲンダッツのミニカップは約380円、日本食材店で買うスーパーカップでも約320円くらいします。
ある時、フィリピンの廉価版生クリーム・オールパーパスクリームが余ったときになんとなく作ったバニラアイスが意外にも美味しくできました。
材料は普通のスーパーで買えるものばかりで、思い立ったらすぐ作れます。
ベースのアイスは格安材料のみですが、今回は少し贅沢にくるみのキャラメリゼも混ぜてみました!
するとかなり満足度の高いアイスになったので、レシピを紹介します。
くるみ入りバニラアイスのレシピ
<バニラアイス with くるみキャラメリゼ 材料 4人分くらい>
~格安バニラアイス~
- オールパーパスクリーム 200ml
※冷蔵庫で良く冷やしておく - 牛乳 100ml
- 蜂蜜 大さじ2
- バニラオイル 3~4滴
~トッピング・くるみのキャラメリゼ~
- くるみ 40g
- グラニュー糖 大さじ3
- 水 大さじ2
- バター 小さじ1
- 蜂蜜 小さじ1/2
①冷やしておいたオールパーパスクリーム200mlと牛乳100ml、蜂蜜大さじ2をミキサー(ブレンダー)に入れ、高速で1~2分ほど混ぜます。
②そこへバニラオイル3~4滴を加えて混ぜたら、丈夫な容器に移して冷凍庫に入れておきます。
③くるみのキャラメリゼを作ります。
グラニュー糖大さじ3と水大さじ2を鍋かフライパンに入れ、弱火にかけます。
触らずに砂糖が溶けて大きな泡が出てくるまで待ち、ぶくぶく大きく泡立ったらくるみ40gを加えて混ぜます。
砂糖が結晶化して白っぽくなりますが、そのまま弱火で混ぜ続けます。
焦がさないように途中で火を止めたりしながら、一度結晶化した砂糖がまた溶けて茶色く色づいてくるまで混ぜ、白いところが無くなって好きな色合いになったら火を止めます。
最後にツヤだしの蜂蜜小さじ1/2とバター小さじ1を加え、余熱かごく弱火で溶かしてくるみの表面全体にまとわせたら、オーブンシートの上にくっつかないように並べて冷まします。
冷めたら、器に入れておきます。もちろんこのまま食べても最高です!
④さきほどのアイスを冷凍庫から取り出します。
2時間程度ならまだ固まっていないので、冷めたくるみをアイスの中に好きなだけ入れます。
私はトッピング分やおつまみ用を残して、完成したくるみキャラメリゼの1/4ほどの分量を入れました。
⑤また冷凍庫に戻し、完全に固まるまでの間に途中で2~3回冷凍庫から取り出して、空気を含ませるために混ぜます。
私は最初に冷凍庫に入れてから4時間(その途中でくるみ投入)後に1回、2時間後に1回、そして3時間後くらいに1回混ぜ、その後は一晩冷凍庫に入れっぱなしにしていました。
⑥翌日の昼に見たらしっかり固まっていたので、器に盛りました。
トッピングにくるみのキャラメリゼを適量のせて、完成です!
これは、美味しいですよ…!
アイス自体は少しシャリっと感(「爽」みたいな。シャーベットほどではない)があるあっさりとした仕上がりですが、くるみキャラメリゼが歯ごたえと風味をプラスしてくれていて、材料費やつくる労力以上の出来だと思います。
他のバニラアイスレシピとの比較
実はバニラアイスは前に別の方法で作ったこともあるんです。
- フィリピンでは高い要冷蔵の生クリームを泡立てて使う → 濃厚というよりもったりとした後味になった
- 卵を入れる → 卵白を泡立てる手間もかかるし、フィリピンでは生食できる卵は少ないのでいろいろ面倒
- キャラメリゼしないでローストしただけのくるみを入れる → くるみの味が引き立たず、いまいちでした
でも、上の方法で作った手間のかかる&良い材料のバニラアイスよりも、こっちのオールパーパスクリームと牛乳、卵無しでつくる簡単(ミキサーするだけ)&格安材料のバニラアイスの方が、なぜか私の好みの味になりました!
あとオールパーパスクリームで作ると、凍らせた時に適度に空気が入って固まりやすく、ちゃんとアイスっぽい見た目になる気がします。
味は卵無しな分、濃厚というよりはあっさりしているので、アクセントにくるみのキャラメリゼを加えて大正解でした。
バニラアイスだけで作ってもいいのですが、今回のくるみの他に、バナナやチョコなど、好きな物を混ぜて食べるのがよりお勧めです!
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