野菜もとれる!フィリピン風?うちのトムヤムクン

食材・レシピ

最近レシピ関連で海老ネタが続いていますが、今日は私がフィリピン在住中にアレンジしたうちのトムヤムクンスープを紹介します。

私の好きなフィリピン料理のひとつに、シニガンという酸味のきいたスープがあります。

フィリピン料理レストラン「Gerry’s Grill」の海老のシニガン(Sinigang na Hipon)

このシニガンスープ、メインの具材には海老やさわらなどの魚、または豚肉を使いますが、フィリピン料理には珍しく大根や茄子やトマトやいんげんなどの野菜もたっぷり入っていて、タマリンドのすっぱさとくたっとした野菜が絶妙に合うので大好きです。
私のトムヤムクンには、このシニガンの要素が少し入っていると思います。

フィリピンで何度かトムヤムクンを作るうちに、シニガンで使う野菜を入れてみたり、輸入のナンプラーではなくローカルのパティス(フィリピンの魚醤)を使ったり、ココナッツミルクを加えて辛さをマイルドにしたり、いろいろアレンジしてきました。

今日は、そんなフィリピン風トムヤムクンシニガンインスパイア・トムヤムクン?)レシピを紹介したいと思います。
トムヤムスープペーストとパティスとココナッツミルクさえ買いおきしておけば、味噌汁レベルに簡単に作れます。

<フィリピン風?アレンジトムヤムクン 材料 2人分>

  • 海老 100g
    ※殻付きがお勧めですがむき海老でもOK
  • パクチー=Coriander(英語)/Wansoy(タガログ語) 好きなだけ
  • 大根 5cmくらい
    ※日本風のKorean Radishを使ってもいいですが安いローカル大根でOK!
  • 茄子 5cmくらい
  • プチトマト 4個位
  • マッシュルーム(缶詰)または他のキノコ類 30gくらい
  • サラダ油 大さじ1/2
  • 水 300ml
  • トムヤムペースト 大さじ1.5
  • ナンプラーまたはパティス(フィリピンの魚醤) 小さじ1
  • 砂糖 小さじ1
  • こぶみかんの葉(乾燥)=Dried Dried Kaffir Lime Leaf 1枚
  • ココナッツミルク 100ml

①海老は殻をつけたままつまようじで背ワタをとり、足やひげなどの食べづらい部分を取り除いてから分量外の片栗粉と塩少々を揉みこみ、水を加えて洗って水気を切ります。
パクチーは水を入れたボウルの中で良く振り洗いし、葉の部分と茎の部分に分けて、茎の部分を1.5cmくらいの長さに切っておきます。
大根と茄子は3ミリ程度の輪切りにします。

②鍋にサラダ油大さじ1/2とパクチーの茎と海老を入れ、1~2分炒めます。
海老の色が変わったら海老だけ取り出しておきます。

③海老を取り出したあと、鍋に水300ml、トムヤムペースト大さじ1.5、パティス小さじ1、砂糖小さじ1、こぶみかんの葉1枚を入れて、大根と茄子も加えて弱火で5~8分煮ます。

④大根や茄子に火が通ったら、ココナツミルク100ml、マッシュルーム30g、プチトマトを加え、海老も戻し入れて弱火で3分煮ます。

⑤火を止めてお皿に盛り、パクチーの葉の部分を食べやすい大きさに切ったものを好きなだけ載せて、完成です。

この野菜多めのシニガン風トムヤムクンスープ、シニガンよりもパンチがあり、トムヤムクンより辛さ控えめで優しい味がします。

ご飯にもよく合います。ほんとに具だくさんの味噌汁のような感覚でおかずになり、これとご飯と卵焼きだけで少しだけエスニックな定食になります。

余ったココナッツミルクは他の料理に使う予定がなければすぐにココナッツミルクプリンにするのが簡単でお勧めです。
ココナッツミルク150mlと牛乳100mlと砂糖大さじ2強を耐熱ボウルに入れてレンジ加熱し、水大さじ1.5でふやかしたゼラチン小さじ2を良く溶かしてから冷蔵庫で冷やし固めるだけです。

余ったココナッツミルクでつくるココナッツミルクプリン

シニガン風トムヤムクンは、市販のトムヤムペーストを使えばフィリピンで用意しやすい材料でとても簡単にでき、中途半端に残った茄子やローカル大根などの安い野菜も美味しく食べられるので、フィリピンのシニガンスープが好きな方は、ぜひ作ってみてください!

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