突然ですが、フィリピン在住の方、フィリピンのケンタッキー(KFC)のフライドチキンってあんまり美味しくないと思いませんか?
私はフィリピンに来てからKFCでチキンを食べる度に(日本のケンタッキーと比べて)「なんか違う…」と感じてしまい、今ではKFCに行ってもオリジナルチキンとは違うメニューばかり注文しています。
ですが、クリスマスが近づき、日本のケンタッキーのフライドチキンが久しぶりに食べたいなあ、、、と思っていると、YouTubeのおすすめにこんな動画が上がってきました。
なんと2週間かけて18回試作した上で完成したレシピだそうです。
それでいて使う材料は少ない(全部フィリピンで入手可能)し、圧力鍋も不要です。
でも、コメント欄の評価が非常に良いです。
そこでこの動画を参考に、日本のケンタッキー再現フライドチキンを作ってみたら、再現度がやばかったんです…!
一人暮らしで食べやすい量&フィリピン・セブで手に入る材料でのレシピを紹介しますが、ぜひ元動画を見てから作ってみてください!
ケンタッキーフライドチキン再現レシピ by とにかく売れたい中華料理屋さん
<KFC風フライドチキン 材料 1人分・小さめ3個分>
- 鶏もも肉 約1枚(215g)
- 塩 小さじ1/2
- 味の素 小さじ1/2
- ホワイトペッパー 小さじ1/3
- ブラックペッパー 小さじ2/3
- 強力粉=Bread Flour 15g=大さじ2
※バッター液用 - 炭酸水=Soda Water 75ml
- 強力粉 40g前後
※まぶし用 - 揚げ油 適量
①鶏もも肉は、フィリピン・セブの場合やまとやさんのものが美味しいので、注文しておきました。
小さめ1枚215gを3つくらいに切り分けます。
②下味用の調味料を混ぜます。
調味料の分量は、215gの鶏肉に対して、塩小さじ1/2、味の素小さじ1/2、ホワイトペッパー小さじ1/3、ブラックペッパー小さじ2/3です。
全部、思ってるより多めの量でした。
混ぜたものを鶏もも肉にすりこみ、ラップをして冷蔵庫で1時間寝かせます。
③お肉を休ませている間に、衣を作ります。
強力粉15g=大さじ2に炭酸水75mlを注ぎ、静かに混ぜて粉を溶かし、かなり緩めのバッター液を作ります。
強力粉はあと40gを別のボウルに入れておきます。
④冷蔵庫で1時間冷やした鶏肉にバッター液をつけてから、強力粉だけのボウルに入れてまんべんなく粉をまぶします。
それを、130度の低温の揚げ油で5分揚げます。
⑤一旦油からあげます。この時点では全然美味しそうじゃないです。
なんか重いんです。
元動画でも、低温で揚げるので油をたっぷり含んでいると言っていました。
でも、鶏肉を冷やしてからまずは低温で揚げるのがポイントだそうです。
⑥揚げ油を再度加熱し、180度くらいの高温で2~3分くらい揚げます。
いい色になったらあげて、油を切ります。
⑦ここで揚がった鶏肉をお皿に移し、ラップをして電子レンジで加熱します。
私は上から2番目の強さで1分あたためました。
ラップを取ってみると…、
確かに、ちょっとふにゃっとした衣と、にじみ出る油感がケンタッキーっぽい…!
⑧お皿に盛って、完成です!
以前このブログで紹介した日本のKFC風コールスローも作り、衣に使った炭酸水の余りとメロンシロップで作ったメロンソーダとパンも添えて、ケンタッキー再現ランチの完成です!
いやいや、これマジで再現度高いです。
分かりますでしょうか、このザクザク&ところどころしっとりの油ギトギト衣と、ジューシーな中身。
作る前は、「スパイスが黒胡椒と白胡椒だけで、本当にケンタッキーになるの?」と半信半疑でしたが、本当にケンタッキーでした。
フィリピンKFCのチキンの3倍くらい美味しいです。
これは作る価値ありです!
おまけ:余計なアレンジをした結果
実はこれを作るとき、材料のスパイス数が少なすぎるため、何らかの香りをプラスしてみたくなり、3個揚げたうち最後の1個には、粉にチリパウダーとナツメグ少々を混ぜてからまぶす、というアレンジも試してみました。
ですが、食べ比べてみた結果は、元動画のレシピ(白胡椒と黒胡椒と塩と味の素のみ)の方がずっと美味しかったです!
さすが18回作っただけのことはある、納得の再現レシピでした。
余計なアレンジはせずに、動画通り作るのが良いと思います!
日本のケンタッキーが恋しい海外在住の方、日本に住んでいてもクリスマスに予約するのが面倒な方は、ぜひ自宅で試してみて下さい!
追記:胸肉で手軽に作れるバージョン作成報告
後日、またこのチキンが食べたくなり、でもわざわざ鶏もも肉を注文して炭酸水を買ってきて…というのが面倒だったので、スーパーで買える鶏胸肉バージョンを作ってみました。
(私の知っているフィリピンのスーパーでは、納得のいく鶏もも肉が買えないため)
鶏胸肉200gを縦長に切り、上と全く一緒の調味料(塩小さじ1/2、味の素小さじ1/2、ホワイトペッパー小さじ1/3、ブラックペッパー小さじ2/3)をまぶしてから、胸肉のパサつき防止用に、牛乳小さじ1を加えてもみこみました。
1時間冷蔵庫で置いた後に、炭酸水の代わりに水75mlと強力粉大さじ2を合わせたバッター液につけ、強力粉をまぶして低温で3~4分揚げ、その後高温で2分揚げました。
仕上げの電子レンジは50秒。
ちゃんといい感じに出来ました!
鶏もも肉+炭酸水で作る方が、本家のKFCオリジナルチキンに近い気はします。
でも胸肉バージョンはもも肉よりもサクサク感があって、チキンスティックっぽいのに味はしっかりKFCです。
やっぱりこの下味、普通の調味料しか入ってないのにKFC風で美味しいです。
レタスと胡瓜とマンゴーとマヨソースと一緒にトルティーヤに巻いて、ツイスター(フィリピンのKFCにそういうメニューがあります)みたいにして食べても美味しいと思いました。
サクサクよりのチキンが好きな方は、ぜひ胸肉でも試してみてください!
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