年末にウォーターヒーター(給湯器)が壊れる悲劇とCredit Memoを使って新品を購入した話

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去年のクリスマス直前、とても悲しいことがありました。
5年前に今のコンドミニアムに越してきた時に買ったウォーターヒーター(シャワーヒーター/電気給湯器)が、壊れてしまったんです。

フィリピン・セブで5年半前(2018年)に買った家電一式のうち、高いものの1つがとうとう寿命を迎えてしまいました。

壊れたウォーターヒーターについて

ウォーターヒーターが壊れたのはクリスマス前の12月23日です。電源は入るものの、お湯が一切出なくなりました

もともとこのヒーターは2018年3月に購入したものです。購入時の値段は12,500ペソ(当時のレートで約26,250円)でした。

購入から3年後に一度壊れて修理しましたが、その時は一部の部品代は保証期間内で無料だったものの、他の部品の交換や工賃で合計4500ペソくらいかかりました。
現在はもう5年を超えてメイン部品の保証も切れてしまったため、今回は修理は考えず、新しいものを購入することにしました。

クリスマス時期のフィリピンの仕事しなさについて

壊れた当日、12月23日にITパークセントラルブロック内にある最寄りの家電店(Asian HomeとTrue Value)へ行ったのですが、置いてあったうち欲しいと思ったPanasonicのウォーターヒーターには「パナソニックが認定した業者が設置しないと5年保証が無効になる」というルールがあり、お店からパナソニックのサービスセンターに電話がつながらなかったため、いつ設置できるのかわからずその場では購入しませんでした。

True Valueセントラルブロック店のウォーターヒーター売り場

True Valueセントラルブロック店のウォーターヒーター売り場

フィリピンでは、クリスマス期間は本当にみんな仕事しません

日本でいうと元旦+お盆のような感覚?なのでしょうか。
家族で集まって過ごすのが定番で、いつも通り仕事する人もいるにはいるけど少数派、といった感じで、普通の祝日よりも休んだり短縮営業するお店が非常に多いんです。

12月にお店や事務所に行くと、祝日や定休日じゃないのに「クリスマスパーティーのため今日は休みます」と張り紙がされていて誰もいない、ということもよくあります。

アヤラセンターセブ・メトロスーパー&デパートエリアのクリスマス短縮営業

アヤラセンターセブ・メトロスーパー&デパートエリアのクリスマス短縮営業時間

フィリピンあるあるなのですが、大統領も12月に入ってから「国民に家族や愛する人と過ごす時間をたっぷりとってもらえるように12月26日(火)も追加祝日に制定します!」と宣言したくらいです。

大統領宣言書 フィリピン祝日制定2023年12月26日

このままでは水シャワーで年を越す事になる…!と思い、5年前にウォーターヒーターを購入したお店、Wilconという大型ホームセンターへ行くことにしました。
あることを思い出したからです。

Wilconでの5年半前のCredit Memoは使えるのか?

実は私、2018年にWilconで家具やウォーターヒーターを探したときに、うちのコンドには設置できない大きめのものを最初間違えて購入してしまったんです。16,000ペソ超のストレージタイプの大容量のものです。
配達後に間違いに気づき、返品はできなかったものの交換はできたので、またWilconで新しい普通のウォーターヒーター(12,000ペソ台のもの)を購入しなおしました。
その際に、お店が「差額の4742ペソは、またこのお店で買い物するときのCredit Memoとして使用できます」と言い、担当者の方の名刺とレシートをくれました。

Wilconのレシート

WilconのCredit Memo

このCredit Memo、すっかり存在を忘れていたのですが、今回思い出し、さすがに5年以上経ったら担当者が辞めてたり期限が切れていたりして使えないかもな…と思いつつも、お店に行ってみました。

すると5年半前の担当者の方、まだいましたー
レシートやメモを見せると「OK、新しいウォーターヒーターからこのCredit Memoの金額を差し引けるよ!」と言ってくれて、とてもありがたかったです。

ただ、会計時に差し引くためにはCredit Memoの記録をパソコンで呼び出す必要があり、その作業をしようとしたら5年以上前なので店舗のパソコンにはもうデータが残っておらず、本社へ問い合わせる必要がでてきました。
そして、「本社は今日からクリスマス休暇でお休みなんです…!」と言われてしまいました。

購入する商品は決まっていたし、パナソニックの業者さんに設置を依頼するのもサービスセンターの休みの関係で12月27日以降になるというのはわかっていたので、①クリスマス休み明けの12月27日以降、本社の記録が確認でき次第、担当者から私に差額と銀行口座と配送や設置日時のメッセージをくれる → ②私がネットバンキングで代金を振り込み、明細画像を担当者に送る → ③お店が着金確認後に商品を発送し、サービスセンターに設置依頼もしてくれる という流れで、私が再度お店に行かなくても購入や手配が進むように段取りしてくれました。

Wilconの担当者Rさん、めっちゃ親切でした。
お店もお風呂・トイレ・キッチン関係の商品が充実していて楽しいので、また別記事で紹介したいと思います。

新たに買ったウォーターヒーター・パナソニックDH-3PL1

私の認識では、フィリピンで買った家電は5年も持てばまあまあ、という感覚なので、今回壊れたAristonも別に悪すぎることは無いんだと思いますが、次はなんとなく日本のメーカーにしたくて、パナソニックのものにすることにしました。

Wilconではこれらの商品が並んでいました。

Wilconセブマンダウェ店のウォーターヒーター/シャワーヒーター売り場

パナソニック担当の店員さんにおすすめを聞くと、下画像右の、一番安くてコンパクトな6800ペソのものが一番良いと言われたので、なんで?と聞くと、一番新しいんだそうです。

Panasonicウォーターヒーター(シャワーヒーター)DH-3PL1

左は何年も前からいろんなお店で見る旧型、右が今回買ったDH-3PL1

フィリピンって、数年前に発売された家電でも全然安くならないことが多くて、大きめの家電店でも何年も前に出た製品をずっと割引もせずに売っている、ということがあります。

そういう古い型で値段も高い(ついでにサイズも大きい)ものを買うより、新しくて安い方がいいですよね。
しかも昔のCredit Memoが使えれば今回支払うのは2000ペソ台です。そのため、この6800ペソの「Panasonic DH3PL1 Electric Home Shower」で即決しました。

なお、Aristonのコーナーでは、5年前に私が買ったのと同じ型番のウォーターヒーターがまだ売られていました

Ariston ウォーターヒーター/シャワーヒーター AURES SM35PE

安くなってない!(むしろ高くなってる)

新ウォーターヒーター設置作業完了!

最終的に、新年あけてすぐの1月3日に商品が配送され、翌1月4日の午前中には設置作業が完了しました!

WilconのRさんによると、私が銀行振込をPesoNet(振込手数料無料だけど翌銀行営業日付になるやつ)で行ってしまったために、本社での着金確認が年をまたいでしまい、配送が新年になってしまったんです。

10ペソの手数料をケチらずにInstaPay(振込手数料10ペソで即時入金ができるやつ)で払っていれば年内の配送が可能だったかもしれませんが、たぶん12月30日~1月1日はパナソニックのサービスセンターが休みで設置作業もできなかったと思うので、よしとします。

パナソニックのサービスセンターからは1月3日に私に直接連絡があり、Work Permit(コンドミニアムに提出する、ユニット内に業者さんを入れるための事前許可)の申請に必要な情報などを教えてもらいました。
そしてその翌日1月4日の予告された通りの時間(フィリピンでは珍しい!)に作業員の方が来て、30分ほどで手際良く壊れたヒーターを取り外して新しいものを設置していってくれました。
設置の費用は無料(商品代金に込み)です。50ペソのチップのみ渡しました。

※ドリルで壁に取り付け用の穴を開けたり、ヒーター内部に電線を接続したりするので、私が自分で設置するのは難しそうでした。

フィリピンのウォーターヒーター/シャワーヒーターの設置作業

新しいパナソニックのウォーターヒーターを使ってみた感想ですが、小さい見た目にも関わらず、結構パワフルです!

  • 前のAristonより動作音が小さい(前のはターボモードがうるさかった)
  • シャワーホースやシャワーヘッドが新品になったことも関係してると思いますが、水圧が前よりも強く感じられる
  • 温度も前より高く感じます。さすがに水圧を最大にすると若干ぬるくなるので、8割くらいの水圧に調整してから最大温度にしたところ、私の衣装ケース風呂にも20分ほどでしっかりお湯がはれました。(前のAristonだと理想の温度でお湯をはるのに30分かかった)

と、今のところ以前のウォーターヒーターに比べていいところしかありません

衣装ケース風呂にお湯を張るのは結構ヒーターを酷使すると思うので、また2年~5年以内に故障しても驚きませんが、お値段も7千ペソ以下と手ごろなので、もし壊れてもまた同じのを買ってもいいかも!と思いました。

10日ぶりのお湯シャワー&お風呂幸せでした!

ウォーターヒーター壊れ中のシャワーについて

フィリピン生活が長い日本人の中には、お水のシャワーでも全然平気、という人もいますが、私にはお湯シャワーが必須です。

いくら気温が高くても、冷たい水シャワーを浴びていると何か罰せられているような、悲しい気持ちになるんです…。

お湯シャワーが使えなかった12月23日から1月3日までの10日間、どうしていたかというと、

①電気ケトル一杯にお湯を沸かして、普段はつけおき洗いに使っている折り畳みバケツに水と一緒に入れてちょうどよい温度のお湯をつくり、シャワーの隣に待機させておく。

②水シャワーでシャンプーしたり身体を洗い、寒くなってきたら(or 悲しくなってきたら)アイスのプラスチック箱を手桶代わりにして①のバケツからお湯をくんで頭や身体にかける

という原始的な方法で浴びていました…。

お湯浴び用のグッズ バケツとアイスのプラスチック箱(手桶)

バケツ&アイスのプラスチック箱(手桶)

悲しかったです。
1月4日にやっとこの悲しい作業から解放されて、本当に安心しました。

ウォーターヒーターの故障は避けようと思っても難しく、フィリピンではクリスマスや年末年始やホーリーウィークなどの大型連休に運悪く重なってしまうと、私のように10日くらいお湯シャワーが使えなくなることは起こりうると思います。

悲しい経験でしたが、これからウォーターヒーターを買おうと思っている方や買い替えを考えている方、設置手配を検討中の方などに少しでも参考になる点があれば嬉しいです。

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