フィリピン・セブ自炊生活の食費実例

フィリピンセブ自炊生活の食費実例 移住情報

今日はフィリピン・セブに住んで12年の、私の過去の食費実例をパターン別に紹介します!

12年間ずーっと自炊していたわけではなく、同僚とのシェアハウスでメイドさんに食事を作ってもらっていた時期や、会社の寮で食費がほぼかからなかった時期、外食が多かった時期もあります。
完全自炊に移ったのは4年前に今のコンドミニアムに引っ越してきてからなので、その頃からの食費例になります。
4年前以降も、コロナによってセブのロックダウンや街間の移動制限が厳しかった時には、手に入る(買いに行ける)食材の種類が少なくストレスになったため、Diet in a Boxという健康系のお弁当を毎日配達してもらっていた時期もありました。

ちなみに、私はセブシティに住んでいるので、マニラならもう少し高く、他の地方ならもう少し安くなるかもしれません。
移住を考えている人の参考になればと思います。

過去4年間の1ヶ月の食費実例

4年前の2018年からの家計簿アプリのデータを見ると、1ヶ月の食費(外食含む)は大体こんな感じで推移していました。

毎月の食費(外食費含む)
2018年 17,000~30,000ペソ前後
2019年 13,000~30,000ペソ前後
2020年 15,000~21,000ペソ前後
2021年 12,000~18,000ペソ前後
2022年 10,000~12,000ペソ前後

今は円安なので1ペソ=2.5円くらいですが、2018~2022年2月くらいまでは1ペソ=2.1円前後だったので、2倍ちょっとすると日本円額になります。
それぞれの時期の注釈は以下のような感じです。

2018年:17,000~30,000ペソ前後 
ひとり暮らしに移行し、自分だけでキッチンを使えるのが嬉しくて、いろんな食材や料理に挑戦していました。
3万ペソ行くのはマニラ旅行をした月や日本へ一時帰国した月(年に2回)です。

2019年:13,000~30,000ペソ前後 
少し節約を覚え始めました。人との外食が多いときは17,000ペソくらい。
日本への一時帰国はこの年は3回でしたが、その月はどうしても3万ペソを超えます。

2020年:15,000~21,000ペソ前後
魔のコロナ元年。外食が減ったのに2万ペソを超えた月が多かったです。
理由ははっきりしていて、ロックダウン中は食にしか楽しみが無かった(お菓子作りまくり)→太った(当たり前)→Diet in a Boxというカロリー計算したお弁当の配達サービス(平日毎日2食で月6120ペソ)を利用し始めたからです。

2021年:13,000~18,000ペソ前後
Diet in a Boxは飽きてやめたのですが、自炊を再開すると楽しくて前より食材にお金を使うようになっていた気がします。

2022年:10,000~12,000ペソ前後
やっと節約が習慣づいてきた?と思います。
気を付ければ1ヶ月の食費1万ペソを切るのも可能だと気付いて、前よりもローカル食材を積極的に活用するようになりました。

フィリピン生活・タイプ別食費の目安

日本人がフィリピンで生活する場合、食費の目安は大きく3パターンくらいに分かれると思います。

①完全外食・日本食中心…月5万円~10万円くらい
日本食もピンキリで、1食200ペソ台から1000ペソ以上と幅広いです。
セブでは、完全外食でローカル食を食べない場合、1日1500円以下(月4.5万円以下)に収めるのは結構苦労しそうです。ファストフードを組み合わせれば可能かも?
お金を使う方は8万円以上使うと思います。

②完全外食・ローカル食中心…月1万円前後?(未体験のため予想です)
現地のレストランだけでなく屋台も利用するなら1食100ペソ未満も可能なので、ある程度お腹が丈夫な方限定で、切り詰めるなら外食オンリーで月1万円も可能かもしれません。
ただ、現地のローカルフードは「野菜が少ない・ご飯はたっぷり・味が濃く脂が多い肉が中心」であることが多いので、ほぼ確実に太りますし、身体にも良くないと思います。
将来の医療費を考えると結局安くないのでは…?とすら思います。
(フィリピンの死因は心臓病や動脈硬化、糖尿病が非常に多いです)

③自炊と外食の組み合わせ、適度に日本食も食べる…月2万円~6万円くらい
長期滞在している日本人にはこのタイプが一番多いと思います。(最初は②を目指していても、体調を崩して食生活を改める人も多い)
使う食材や調味料、外食先のグレードによって幅があります。
現地の恋人や配偶者がいるほうが、安いローカル食材に気軽に挑戦しやすそう&市場なども利用する機会があって食費を安く抑えることができそうですが、お金使うのが大好きなフィリピン人女性と付き合っている場合は逆に食費が上がる危険性もありそうです。

私が節約したくないもの

実は、先月初めて、私の1ヶ月の食費が10,000ペソを切りました!今のレートなら日本円で大体25,000円くらいです。
ただ、もっと節約しようと思えばできるとも思います。
例えば、高いと思いつつも節約したくないものがいくつかあり、そこを削れば8000ペソくらいにはできると思っています。

◆ 節約したくないもの①…米
ローカル米は50ペソくらいですが、セブで手に入る日本米は1キロ150~300ペソくらいです。

フィリピンのローカル米

ここをローカル米100%にすれば大分食費が安くなるとは思うのですが、やっぱり日本米が食べたいです。
私はキロ166ペソくらいの日本米とキロ106ペソくらいの玄米を混ぜて使っていて、1ヶ月の米代は300ペソくらいです。
ただ、米を食べない日も多いため、平均よりは米代が安いほうかもしれません。

◆ 節約したくないもの②…卵
私が普段買っている卵はやまとやさんの12個160ペソのものか、MagnoliaブランドのCage Free Egg12個150ペソのものです。

MagnoliaのCage Free Brown Egg

MagnoliaのCage Free Brown Eggは普通のスーパーで買える卵の中で一番気に入っています。

スーパーにはもっと安い卵もあり、何度か買ってはいるのですが、黄身の膜が薄くてすぐ破れるし(お菓子作りで卵黄と卵白に分けるのが難しい)、味も薄い気がしてやっぱり高めの卵に戻ってしまいます。

◆ 節約したくないもの③…肉類
ローカルのお肉、特に牛肉と豚肉は、日本とはまず切り方や人気部位が違いますし、新鮮さや臭みが気になることも多く、日本風の料理には使いにくかったりします。
(鶏肉はあまり気にならないことが多いです)

フィリピンのローカル豚バラ肉

フィリピンのローカル豚バラ肉。皮や毛がついていたり、臭みが気になることがあります。

フィリピンで料理の仕事をしている方から以前聞いた話では、フィリピンでは、食肉用の動物の餌がそもそも日本とは違うので(安いお肉は本当に残飯などを餌にしている)、臭み問題は日本の方が関わっていたりしてきちんと管理しているところが高くても結局は安心だということでした。
私も、お値段が少し高くなっても、豚薄切り肉や鶏もも肉は結局日本の方が運営しているやまとやさんで購入しています。

◆ 節約したくないもの④…調味料
私の場合、醤油とケチャップと砂糖は、現地製のキッコーマンやハインツのものや現地産のココナッツシュガー/グラニュー糖をスーパーで買っていますが、そのほかの基本調味料は大体日本のものをスーパー以外のお店で買って使っています。
昔オーストラリアにいた時に、みりんの代わりにコーラを使うというテクを知ったのですが(親子丼とかは美味しくできた)、そういう裏技を駆使したり、ぽん酢を手作りしたりすればもう少し安くおさえることが可能かもしれません。
が、面倒なので結局日本食材店(と会員制スーパーのランダース)で調達しています。

…こうして改めてあげてみると、節約できる要素が思ったよりたくさんありました。

まとめ

物価の安いフィリピンですが、食費に関しては質に対してあまり安くない印象があります。
人件費や交通費、不動産などは日本と比べてもまだまだ安いと感じますが、外食代やガソリン代は最近の円安傾向からすると、下手したら日本より高いときもあります。

これから移住しようと考えている方は、適度に食に日本らしさを取り入れたり健康的な食事をしようとすると、月3万円くらいはかかる、と見ておいた方がよさそうです。

次回の記事では、私が食費を1万ペソ(約2万5千円)以内におさえるのに意識して心がけていたことと、現地の安い野菜・高い野菜などについて紹介しますので、良かったらそちらもご覧ください。

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