先日、衣装ケースでバスタブを作った話を書きましたが、私はフィリピンでお風呂に入る時、必ず入浴剤を入れるようにしています。
フィリピンは硬水(ミネラル分が多い水)で、日本の軟水と比べると肌や髪に良くないので、水に何かを足して中性に近づけたほうが良い、という話を聞いたためです。
確かに日本への一時帰国で日本のお風呂に入るたびに、普通の水道水なのに日本のほうがお湯のあたりが柔らかいと感じていました。
最初は年に二度の一時帰国の度に日本で入浴剤を買って持ってきていましたが、かさばるし重いです。フィリピンではベビーバス用のバスミルクは購入できるので、日本製入浴剤と現地のバスミルクを交互に使っていました。
ところがコロナが発生してなかなか一時帰国ができなくなり、とうとう入浴剤が底をついてしまったので、またもや自分で作ることにしました!
バスボムの作り方を調べて、マニラからLazada(フィリピンのネットショッピングアプリ)で材料を取り寄せ、セブにあるダイソーでシリコン型を購入し、試行錯誤して完成したレシピを紹介します。
お風呂を自作した or 海外暮らしで入浴剤探しに困っている方に参考にしてもらえたら嬉しいです。
バスボムの材料(6個分)
- 重曹(Baking Soda)…180g
- クエン酸(Citric Acid)…90g
- 自然海塩(Natural Sea Salt)…90g
- 食用色素(Food Coloring)…15滴
- エッセンシャルオイル(※香りを付けたい場合のみ)…30滴
- 水…適量
使用する道具
- ボウル大小2つ
- プラスチックスプーン
- 霧吹き
- シリコン型(セブダイソーで購入)
- はかり
手順①重曹とクエン酸を量って混ぜる
大きいボウルで重曹180gを、小さいボウルでクエン酸90gをはかり、大きいボウルにまとめてスプーンでよく混ぜる。
手順②塩に色と香りを付ける
あいた方の小ボウルに海塩90gをはかり入れ、食用色素15滴を入れてよく混ぜる。
色がまんべんなくついたらエッセンシャルオイル30滴(1回の入浴で使うオイルが5滴以内になるように)を加えてさらに混ぜる。
手順③水分を少しずつ加える
重曹とクエン酸の入った大ボウルに、小ボウルの色付き塩を加えて、良く混ぜる。
混ざったら、霧吹きで水を吹きかけながら少しずつ混ぜる。
霧吹きで水分を少しずつ加える度に、上の写真のように表面が反応してシュワシュワと泡立ちます。その反応を邪魔するような感じで水を入れては良く混ぜます。
私は霧吹き4プッシュしてすぐ混ぜる、を4~5回繰り返すぐらいで型に入れやすい感じになります。
手順④シリコン型に入れる
手でギュッと握れるくらいの固さになったら、スプーンで型にいれていく。
最初はスプーンで6個の型に少しずつ入れていき、残り少なくなったら指で型に押し付けるようにしてきっちり全部の粉を型に入れる。
手順⑥乾燥させる
中の空気を抜くようにギュッと押しながら、全部の粉を入れ終わり、下の写真のようになったら、涼しくて湿気の少ないところで丸一日乾燥させる。
完成!
1日たったら型から取り出して完成です。私はエッセンシャルオイルの香りが飛ばないよう、2個ずつ小さ目のジップ袋に入れて保管しています。
お湯に入れるとちゃんとシュワシュワしますし、あったまる気もします。
オイルをモリンガオイルに変えたり、乾燥させたモリンガを粉末にして混ぜたりといったアレンジもしています。
材料について
重曹や海塩はセブの普通のスーパーでも買えますが、クエン酸は大きな製菓材料屋さんなどに行かないと買えないことが多いです。
私は重曹とクエン酸はLazada(フィリピンのショッピングアプリ)でマニラのクラフト材料屋さんからキロ単位で購入しています。
重曹・クエン酸は掃除にも使えますし、大量購入の方がだいぶお得です。
エッセンシャルオイルは、アロマオイルや自然派化粧品、エコ雑貨などを扱っているセブのお店で買いました。大体1瓶300ペソ前後です。
私はCypress(ヒノキ)、WitchHazel(ヒノキ系に少し華やかさを足した感じの香り)、Bergamot(柑橘系の香り)がお気に入りです。
食用色素も普通のスーパーの製菓材料コーナーで購入しました。4色入りを買ったので、作る時の気分で色と香りを変えて楽しんでいます。
材料の購入価格は以下の通り。
- 重曹…1キロ当たり39ペソ ※Lazadaで購入
- クエン酸…1キロ当たり99ペソ ※Lazadaで購入
- 海塩…1キロ当たり22ペソ ※メトロスーパーで購入
- 食用色素…4色セットで110ペソ ※メトロスーパーで購入
- エッセンシャルオイル…1瓶250~300ペソ前後 ※アヤラセンターで購入
エッセンシャルオイルだけ高いですが、オイルも食用色素も一度買うとかなり持ちます(私の場合は1年以上)。
海外で、わざわざ輸入の発泡入浴剤を使っている人は、ぜひ試してみてください!
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