フィリピンだけでなく、海外暮らしで自炊している日本人のうち9割以上は、海外の食品ラップの使いにくさにはうんざりしているのではないでしょうか。
私も、コロナ前には一時帰国の度に日本でサランラップを買ってきていたのですが、現在はそうもいかず、セブで手に入るラップを色々試してきました。
最近セブのLanders(ランダース・会員制スーパー)で買ったアメリカのラップ「Hostess Plastic Wrap」が思いのほか使いやすかったので、紹介したいと思います。
まず、フィリピン・セブの普通のスーパーで売られているメジャーなラップと言えばこの2つです。
ReynoldsのSure SealとGLADのCling Wrapです。どちらも約30mで100ペソちょっと(200円以上)。
両方とも、全然ダメです。日本のラップ(私はサランラップ派)と比べてしまうと、くっつかない、切りにくい、値段も別に安くない。Sure Sealはレンジ使用もできません。
それで、しばらくはセブのダイソー(アヤラセンターセブ内の方)で買える、こちらのラップを使っていました。
ダイソーラップは88ペソと安いですが、その分サランラップに比べるとかなり質は落ちます。
そこで少しでも使いやすくするために、最後に日本で買った(コロナ前なのでもう2年前)サランラップの箱に入れて使っていました。
こうするとだいぶ切りやすくなります。
ただ、このダイソーラップ、電子レンジは使えないんです。ラップとして致命的ですよね。
それで、今年Landersでこの「Hostess Plastic Wrap」というアメリカ製(製造はインド)のラップを見たとき、Microwaveable(電子レンジ利用可)という文字が目に止まり、何気無く買ってみました。
Hostessラップ、いいです!ダイソーラップより綺麗に張り付きます。
難を言えばやはり箱にサランラップほどの使いやすさがない事でしょうか。
Hostessは箱の本体側にプラスチックの刃がついているのですが、この刃がちょっと弱弱しいんですよね。
箱自体の紙も、サランラップより柔らかめです。
ただ慣れてくると綺麗に切れるようになりました。
そこで、日本食材店「三河屋」で輸入のサランラップ(幅30cmのもの)を買い、Hostessラップが入らないかと試してみたのですが…
惜しい!きつくてラップが回転しません。
ところで、現在我が家には3種類のラップが揃っているので、くっつきやすさを見るために、同じ人参を包んで比較してみました。
まずはダイソーの88ペソラップ。
次にランダースで買ったHostess120ペソラップ。
最後に三河屋で買った160ペソのサランラップ。
3種類のサイズと値段と使ってみた感想はこんな感じです。
- ダイソーのラップ 22cm×55m 88ペソ … 一番くっつきにくく、薄くて頼りない感じ(RaynoldsやGladよりはマシ)。箱も使いにくい。
幅が大きくない(22cm)ラップの方が私は好きなのと、55mと長いのに安いのも嬉しい。電子レンジで使えないのはかなり不便。 - Hostessラップ 30.5cm×30.48m 119.75ペソ … ダイソーよりくっつきやすく、素材も若干しっかりしている。刃はプラスチックで箱の扱いは若干慣れが必要。
セブではランダースでしか買えない。電子レンジで使えるのでダイソーより出番が多そう。 - 日本のサランラップ 30cm×20m 160ペソ … 3種類の中でもっともしっかりしていてくっつきも良い。何より箱や切り口の使いやすさが段違い。でもやっぱり一番値段も高いです。三河屋や町屋マートなどの日本食材店に在庫が無ければ入手不可。
Hostessは箱がよければかなりバランスが良いので、次回の日本帰国時にはサイズの合うラップケースを買ってもいいかもしれません。
これからは、普段用にはHostessラップ、レンジにかけない小さいものは幅22cmのダイソーラップ(とりあえず使い切るまでは)で行こうかと思います。
フィリピンでランダースを使っている方、良かったら試してみてください!
2023年追記:
この記事を書いてから約1年後、Hostessよりも使いやすいラップを発見しました!
Meadowsというブランドのラップで、マニラ旅行で買った無印のラップケースにもぴったり入ります。
こちらの記事もぜひご覧ください。
コメント