私の住むフィリピン・セブには日本の100円ショップ、ダイソーが何店舗かあり、通常の商品は88ペソ(2024年現在のレートだと約237円)です。
ですが、近所のダイソーではたまに売れ残り商品や賞味期限切れ間近の商品を半額の44ペソ(約118円)や10ペソ(約27円!)で投げ売りしていることがあります。
私は最近、セブ・ITパーク内にあるダイソーセントラルブロック店でこれを買いました。
88ペソ→10ペソの大幅値引きの理由は、賞味期限が2月末まで(これを見つけたのは2月25日)だったことだと思います。
こういうすぐできる合わせ調味料的なものを買うのは本当に久しぶりなのですが、賞味期限は近すぎるものの、10ペソは安いな!と思ったので…。
フィリピン(セブ)のダイソーの投げ売り商品例
これまでにセブITパークにあるダイソー・セントラルブロック店で44ペソや10ペソで投げ売りされていたもので覚えているのは以下の商品です。
- 昆布茶
※多分フィリピンセレブの間で流行っているKombucha(日本の伝統的な昆布茶とは別物の、意識高い系発酵飲料)と間違えて、大量に仕入れたのでは?と思っています。 - ふりかけ各種
- 焼肉のたれやドレッシングなどのボトル系調味料
- お菓子の「ポテコ」や駄菓子類
※ポテコ大好きなのでしっかり買いました - 台所用スポンジ2個88ペソ→44ペソ
※使いやすかったので後からたくさん買った - 知育玩具?日本語が読めないフィリピン人は何に使えるのか一見しただけではわからないようなおもちゃ
- お正月グッズとか幼稚園用のなまえシールとか便利掃除グッズとか、これまた文化の違うフィリピンで、なぜ仕入れた?というような文房具・雑貨類
セブのダイソーでは、日本人のお客さんを見かける事もありますが、客層の多くはフィリピン人です。(結構人気です)
ですが、今回のような合わせ調味料は、パッケージに書いてある作り方の説明が英訳されていないので、フィリピン人のお客さんは興味を持ってもなかなか買おうという気にならないんじゃないでしょうか。
それから、上の商品写真にある、この記事を書いている時点で38ペソで安売りされている「クッキーに文字を刻むための道具」「フローリングの傷補修用マーカー」「洗面台のごみガード」のような商品は、しっかり説明を読んで初めて使い方や便利さが理解できると思うので、英訳無しでフィリピン人に売ろうとするのは無理がある気がします。
そら売れ残るわ…と思いました。
フィリピンにダイソーが上陸してもう10年くらいになると思いますが、仕入れ担当の人はいいかげん学んだらいいのに、とよく思います。
が、在住日本人としては、思わぬ掘り出し物が安くなっているのを見つけると嬉しいので、「もっとニッチな商品をどんどん仕入れて、(売れずに結局)投げ売りしてくれ!」という気持ちもあります(笑)
うずら卵が買えなかった&やっと買えたのが大量だった件について
さて、10ペソで八宝菜の素を買った後すぐ、意気揚々とスーパーにうずら卵を買いに行きました。
ところが、なぜかこの日から1週間、3つ以上のスーパーでうずら卵が買えなかったんです。
この、ある食材が急にどのスーパーでも買えなくなる現象、フィリピン・セブのあるあるです。
CookDoの賞味期限を無事過ぎた後、アヤラセンターセブのThe Market Placeに行ったら、うずら卵をやっと見つけました。が、量が多い…!
24個入りって、業者か。と思いながらも、八宝菜にはうずら卵をどうしても入れたかったのと、それまで1週間以上探していたので迷わず購入しました。
そして、24個のうずら卵を無駄なく消費できるよう考えたのが、①八宝菜(当初の目的)②麻薬たまごのうずら卵バージョン③フィリピン屋台スナックのクエッククエック という3つの料理に使うことです。
麻薬たまごについて
麻薬たまごとは、2年くらい前にSNSなどで流行った、韓国風のピリ辛ダレに漬けた味玉のことです。ヒカキンやリュウジなどの有名Youtuberが取り上げていたのを覚えています。
当時、私はヒカキンさんの動画(一番再生数が多かった)を参考に普通の卵で麻薬たまごをつくってみたのですが、なんかしょっぱくて、言うほど美味しくない、と思ったんですよね。
それ以来1年以上ぶりに今度はうずら卵でつくるので、もっと美味しそうな麻薬たまごレシピが無いか探したところ、作ってみたい動画が見つかりました!
先日、日本のKFC(ケンタッキーフライドチキン)再現レシピでお世話になった「とにかく売れたい中華料理屋さん」の麻薬たまごレシピです!
以前「日本のKFC再現レシピ」記事で書いたように、この方のKFCレシピが本当に素晴らしかったので、麻薬たまごも期待できそうと思ったんです。
元動画は普通の卵用のレシピなので、うずら卵用に分量は変える必要があります。
そして例によってフィリピンでは同じ材料がそろわないこともあるので、入れるものも若干アレンジしています。
あと、私は椎茸やニラがそんなに好きではないのでその点も変更しています。
というわけで、私がフィリピンで、うずら卵で作った時のアレンジレシピを紹介しますね。
うずら麻薬たまご 「とにかく売れたい中華料理屋さん」レシピのアレンジバージョン
<うずら麻薬たまご 材料 うずら卵10~15個分>
- うずら卵 10~15個
※私は10個漬けましたが、このレシピのタレの量で15個くらいは漬けられそうです - 紫玉ねぎ 小1/3個
※元動画では白玉ねぎを使っていますが、私はフィリピンで入手しやすく彩りも綺麗な紫玉ねぎを使いました - 葱 2本
- 酒 大さじ1.5
- みりん 大さじ1.5
- 砂糖 大さじ1
- 醤油 大さじ1.5
- 酢 小さじ1/2
- ごま油 大さじ1/2
- 白ごま 大さじ2/3
- おろしにんにく 小さじ1/3
- 唐辛子 少々
- 韓国唐辛子粉 小さじ1/2
※元のレシピ動画では使われていないけど、私は日本で買ってきた唐辛子(貴重)の使用量を減らしたく、スンドゥブチゲレシピに必須なため大量にある韓国唐辛子粉を使いたかったので入れました。ランダース近くのAssi Martで購入したものです。 - 酢 小さじ1くらい
※卵茹で&紫玉ねぎさらし用
①最初にうずら卵をゆでます。
うずら卵は常温に戻し、穴あけ器や画鋲等で殻のおしり(とがっていないほう)に穴を開けておきます。
お鍋にうずら卵がひたひたに入るくらいの量の水道水を入れて火にかけ、お湯が沸いたらお酢小さじ1程度を加えてから、うずら卵をおたまなどでそっと入れます。
お酢入りのお湯だと、もし殻が割れて中身が漏れ出てしまっても、すぐに固まり汚くなりません。
②お玉や菜箸で時々混ぜながら(黄身が中央に寄るように)、2分間茹でます。
常温のうずら卵で沸騰後2分ゆでだと、半熟よりに仕上がります。
2分たったら、すぐに保冷剤か氷を入れた水にとって冷まします。
③うずら卵の皮を簡単に綺麗にむくコツがあります。
お椀を2つ用意し、冷めたうずら卵(小さめのお椀だと10個くらい)を入れてもう1つのお椀で蓋をして両手で持ち、20~30回くらいシェイクします。(カクテルのシェーカーを振っているような感じ)
そうすると、殻全体に細かいヒビが入ります。
この状態から手でむき始めると、ストレスなく綺麗に殻が剥けます。
④今回、うずら卵24個を一気にゆでましたが、全部きれいに剥けました!
4個は八宝菜に、10個は麻薬たまごに、10個は揚げ物にするつもりです。
⑤麻薬たまごの漬けダレを作ります。
まず、鍋に酒とみりん各大さじ1.5を入れて火にかけ、沸騰してから30秒ほど煮立たせたあと火を止めます。
上記は、本みりんやちゃんとした清酒を使う場合、アルコール分を飛ばすためにもう少し長い時間火にかけて行う煮切りという工程で、私のように海外でも手に入りやすい「みりん風調味料」「料理酒風調味料」を使う場合は、本来は不要かとも思われます。
でも、実際に火にかけてから使った方が味がまろやかになるという感想を別の料理で何度かもったので、私はみりん風調味料や安い料理酒でも、タレや漬け汁として使うときはなるべく鍋やレンジで火を通すひと手間をかけることが多いです。
手間かけついでに、白ごま大さじ2/3も元動画にならい、きちんとスキレットで煎っておきます。
火からおろした酒とみりんをボウルに入れ、冷まします。
この間に紫玉ねぎと葱をみじん切りにし、にんにくをおろします(チューブにんにく小さじ1/3でもOK)。
紫玉ねぎは小さじ1/2の酢を加えた冷たい飲料水に5分さらしたあと、水気を切ります。
酒とみりんの粗熱がとれたら、そこへ他の調味料(砂糖大さじ1、醤油大さじ1.5、酢小さじ1/2、ごま油大さじ1/2、おろしにんにく小さじ1/3、輪切り唐辛子少々、韓国唐辛子粉小さじ1/2)も加えて砂糖が溶けるまでよく混ぜます。
さらに、葱と玉ねぎのみじん切りと煎った白ごまも加えて混ぜたら、漬けダレの完成です。
私は海外在住のため、貴重な日本の調味料の消費は極力抑えたいので、ボウルからビニール袋にタレを移します。
ボウルやタッパーよりも、袋を使う方が少量の漬けダレでも食材が浸かりやすいんです。
空気がなるべく入らないように袋の口をクリップ等で止めたら、袋ごと容器に入れて(安物の袋だと漬けダレが漏れやすいので笑)、冷蔵庫で半日ほど漬けておきます。
⑥半日後、完成しました!
唐辛子粉を加えたことで、良い感じに赤みが加わって、昔別のレシピで作った時よりも美味しそうな色になったと思います。
最初は多いと思っていた24個入りのうずら卵でしたが、これを白ご飯に載せて食べると10個はあっという間に消費できました(笑)
また大量のうずら卵を買ったら、15個から20個くらいは麻薬たまごにしようかな、と思いました。
あと、上のレシピは漬けてから半日以上たつと塩辛さが強くなったので、すぐに食べられない場合やフィリピン人が食べる場合は砂糖をもう少し増やして、「みりん・酒・砂糖・醤油は全部大さじ1.5ずつ(+お酢は小さじ1/2、ごま油は大さじ1/2)」にした方がいいかもしれません。
私の今回のアレンジレシピでは椎茸やニラは入ってないですが、好きな人ならぜひ元動画を参考に椎茸やニラも追加して、作ってみてください!
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